新米が店頭に並ぶようになっても、値段が下がらないのはなぜなのか。キヤノングローバル戦略研究所の山下一仁研究主幹は「減反政策によってコメの生産量が減っており、新米が供給されても『コメ不足』であることに変わりはないからだ。JA農協はコメ不足を見越して、2024年産米は農家に支払う概算金を2割以上も上げた。値段は下がるどころか、今後ますます上がっていくだろう」という――。 新米が高いのは「コメ不足」が続いているから 農林水産省は9月になれば新米(2024産米)が供給されるので、コメ不足は解消されるという見方をしていた。確かに新米は供給されたが、値段は一向に下がらない。 坂本哲志農林水産大臣は「今後、新米が順次供給され、円滑な米の流通が進めば、需給バランスの中で、一定の価格水準に落ち着いてくるものと考えています」(9月6日記者会見)と主張している。 「需給バランスの中で」とは、供給が増えるから価格

