書体設計士の鳥海修がドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS製作著作/TBS系全国ネット、3月23日午後11時25分~)に登場する。この男がデザインした「文字」を、誰もが目にしたことがあるだろう。 手がけた書体は、ゆうに100を超える。代表作はヒラギノフォント、游書体シリーズ。2000年に発表したヒラギノ明朝体の「愛」の字は、あのアップル創業者スティーブ・ジョブズを「クール!」と唸らせ、「Mac OS X」への搭載が決まった。 生み出される文字の数々は、今では私たちが毎日使うスマホやPC、書籍、街の看板……あらゆる場所に息づいている。 長野の自宅兼作業場は、山々の麓にある。だが窓から眺めることができる北アルプスの威容には目もくれず、熱い視線をむけるのはひらがなにカタカナ、漢字……数万に及ぶ文字、文字、そして文字。 専用ソフトを使い、陽が暮れるまで「あ」の曲線を太くしたり、「国」の縦線を細く

