近年、さまざまな方面で話題になっている「腸内細菌」「腸内フローラ」「腸活」という言葉があります。生死に直結する心臓や脳だけでなく、腸が注目を集めてきているのです。実はこの腸こそが私たちの健康に大きな影響を与えているのだと、だんだんわかってきました。 1000種類以上も存在する腸内細菌 日本人の腸は小腸が長さ平均6~8m、大腸が約1.5mあり、内部の総面積を計算すると、なんとテニスコート1面分に相当する広さになります。これだけのものがお腹のなかにあって、生きていくうえで大切な働きをしているのです。 そしてこの腸内の環境を左右するのが、1000種類以上、100兆個以上も存在するといわれる腸内細菌なのです。 彼らは宿主であるヒトと共生関係にあり、ヒトが毎日摂る食物の栄養素をエサにして増殖し、さらにさまざまな代謝物を生成することで、私たち人間の体に大きな影響を与えているのです。 腸内細菌は腸壁の粘
![病気知らずの長寿高齢者の便を調べてわかった事](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3b96599816857931faa2c8b4d274aa21b365bdef/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fb%2F1%2F1200w%2Fimg_b177062b5067f29395a11a8b46d58c7b111521.jpg)