早春とフィルム写真 カラーネガフィルムとはなんとも不思議なメディアで、その季節の陽光だとか湿度が写真に乗ってくるような気がする。 冬の写真は暗くかさついているし春の写真は霞がかって見える。夏の写真は湿度100%に近い空間を貫いてくる強い太陽光がフィルムの乳剤面に記録されてい…
いまどきの、大学生も多いんだろうが、私の周りには少ない。 が、少し下くらいの社会人に結構多いのかも。 「で、どうやるんですか。」っていう質問する人。 私はこれを直線思考と呼んでいる。 若い子よりもシニアのほうが断然多い気がする。 (もしかしたら、友達に恵まれているだけなのかもしれないけども) 「どうやればいいのか教えてください」 「考えたけど解りませんでした。」 「どうやってやればいいのかわからないのでやり方を教えてください」 教えるほうとしては、概念からきちんと理解して応用が利くようになって欲しい。 しかし、少なくない人は、それを求めない。だから、応用が利かない。 しかし、それであきらめてはいけない。手を変え品を変え、理解を促す。シンプルに、概念を記憶してもらうよう心がける。伝わる言葉を話す。それが我々の仕事である。やりかただけを提案するなら、本を読めばわかるわけだし。 先日からアルバイ
最近、フォーム中のプルダウンはあまり大きな問題ではなくなってきた。 これはひとえに慣れたせいとも言えましょう。 大きな問題はホイールを使っている人が、プルダウンメニューにフォーカスが当たっていることを気づかずにコロコロしてしまい、気づかずにコロコロされているくらい。大抵の人はそのまま先に進んでしまう。だから、間違いではあるけど、彼らがイライラを感じることはない。ただ、ちょっと顔をあげて、「どうして画面がくるくるしないの?」と質問が出るが。まさかプルダウンの中がくるくるしているとは露ほど思っていない。 ただ、グローバルメニューの部分がプルダウンになっているとどうしてもうまく扱えない。 なんでだろう?とじっとみていたら、どうもシニア層はマウスでメニュー部分をなぞりながら読んでいる。 メニューの部分にマウスをあてて声に出す。「ホーム」「商品一覧」・・・ となると、マウスを当てた部分にプルダウンが
国立国会図書館に行ってみたら(もちろんウェブ)、「貴重書展」をやっていて、以前からちょっと見たかった江戸時代初めに印刷された「嵯峨本」と呼ばれる当時の高級本に入る『伊勢物語』が展示されていた。が、ウェブ上ではデジタル画像は一枚しか見ることができなかった…。札幌に住んでいると、国立国会図書館にはおいそれとは行けないから残念だ。 『伊勢物語』慶長15年(1610年)刊。古活字版。嵯峨本。 国立国会図書館貴重書展 展示No.46 伊勢物語 http://www.ndl.go.jp/exhibit/50/html/catalog/c046.html 何が見たかったかというと、古活字版(木活字版)の「連続活字」*1による平仮名の姿形だった。例えば、「し」が倍角、二倍角相当の丈を持つ伸びやかな姿を見たかった。あった、あった。 しかし、どうも想像していたより大人しい印象だ。そこで他を探してみたら、関西大
Google社ロゴはどう作られたか 2008年3月31日 カルチャー コメント: トラックバック (2) sonia zjawinski 祝日や記念日など特別なテーマに合わせて変化をつけられている場合は別として、米Google社のロゴにさほど注目が集まることはおそらくないだろう。しかし、基本タイプのロゴは、米NBC社の孔雀のマークと同じくらい、どこにでもある存在になった。 このシンプルなGoogleの「顔」をデザインしたのは誰なのだろう。 『WebProNews』に、そのデザイナー、米Kedar Designs社のRuth Kedar氏のインタービュー記事が掲載されている。(『Unbeige』の「Googleロゴの誕生:Ruth Kedar氏にインタビュー」を参考にした。) Google社の共同設立者Sergey Brin氏は、初めは自分でロゴをデザインしようとしたのだが、やがてもう1人の
iPhone用の「はてな人気エントリーリーダー」、そろそろ形になってきたのだが、作ってみていろいろと発見した部分もあったので、全面的にクラス構成を見直し、大幅に書き直した。 HTTPで通信をしているコードが二カ所に分かれていたので、それをDataOverHTTP/XMLOverHTTPという二つのクラスにまとめ(XMLOverHTTPはDataOverHTTPのサブクラス)、はてな独自のRSSフィードを読んでいるコードから一般的なRSSフィードを扱うコードをくくりだしてRSSFeed/RSSFeedLoaderという二つのクラスにまとめて、あとで別のアプリケーションで再利用することを可能にした。それに加えて、各種ローダーに非同期通信をさせる主体をController(HotEntryViewController)からModel側(HateneHotEntry)に移すことにより、難解になりが
ソートの話をするときは,はじめに軽くネタを振ってオーディエンスの偏り具合とかバラつき具合を調べておいて,最良の話題を選びましょう Rの発言: 「ソートする時にさ、はじめにいっぺんデータを頭からなめて偏り具合とかバラつき具合を調べておいて、最良のソートアルゴリズムを選んで...」 これに周りのやつらが噛みつく: 「そんなもん、データ読み込むたんびにソートしとけば全部読み終わったときゃソート終わってんぢゃん」 R少なからず凹んだ様子。 まあデータを一回スキャンしたところで所詮 N Log(N) が N (Log(N)+1) になる程度の話なので (つまりマクロには無視できる),N が大きくなってくると普通に有効な戦略だと思います.別に全部調べなくてもサンプリングしても良いですし,並列化して事前スキャンという手もあるでしょう. とはいえ,そういう話もオーディエンスは選んだ方が良いんでしょうな.N
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 記号としてのスーツ批判はかまいません。だが、記号批判なのか、中途半端な思い込みたっぷりの機能批判なのかは分けて考えてもらいたい。 そのうえ、言うに事欠いてこの根拠薄弱な言い方はどういうつもりなんでしょうか?元のエントリーの内容から考えるとこんなこと書く必要はまったくないじゃないですか。 その意味で服の世界にはデザイナーが不在であるのは残念なことだ。 いったい服のデザインの何をご存知なんですか、と聞きたくなります。 それに衣服のデザインを批評するのに、スーツだとかジーパンだとか白衣だとかいうカテゴリというか、記号で批判しても仕方ないでしょう。 いったい何をもって衣服のデザインがだめだとか言ってるのかわかりません。 どんだけいろんな服を着倒し、どんだけ愛着をもってさまざまな衣服
覚えればいい病、というのがあると思う。 たとえば、歴史の年号とか、「覚えなさい。丸暗記なさい」と仰る方もいた。(私の周りにはいなかったけど) 数学の公式とか、覚えなさいと繰り返しまくる人もいた。(運のいいことに私の周りにはいない。) #結局私は何も覚えなかったので、中学時代、誰がどのクラスだったという無駄な記憶がその容量に詰め込まれた。英単語とか覚えておけばよかったのに。 覚えなくちゃいけない病に、多くのシニア層はかかっている。 たとえば、銀行のサイト。 「私は ●○銀行のサイトは使っているのよ。でも、今度新しく××銀行も使い始めるから覚えなくちゃ」という言葉が出る。 「僕は ×○証券で取引しているから、ほかの証券会社は使えないなあ。まったくわからないよ。覚えるの面倒くさいし、今のままでいいや。」 えー。そんなの、基本的な要領さえつかんじゃえば同じじゃん。 と、使える人は思う。 「パソコン
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 1つ前のエントリー「デザインへの理解を深める」では、<デザインとは、どうつくるかではなく、どう使われるかを考えること>ではないかと考えてみました。 おそらく、読んで「へー」と思われただけの方がほとんどで、自分なりにそれがどういう根本的な変化を現在のデザインの現場にもたらしうる可能性をもっているかに気づかれた方はそう多くはないでしょう。 でも、ちょっと考えてみてください。 <どうつくるか>よりも<どう使われるか>を第一義的に考え、優先するとどうなるか?を。 これ、結構、ラディカルな変化をデザインの現場にもたらす可能性をもった爆弾なんですよ。 つくるもの別ではなく用途別のデザインのカテゴリー<どうつくるか>よりも<どう使われるか>のほうを優先するということは、言い換えれば、つく
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「Webデザインへの理解を深める」からインスパイアされて。 デザインとは、どうつくるかではなく、どう使われるかを考えることだと思います。 どうつくるか(ものからの視点)以上に、どう使われるか(ユーザーからの視点)を考えることを重視するからこそ「みんなで手を動かしながら考える」ことが必要で、そのプロセス自体をデザインしなくちゃいけないのだと思います。 どうつくるかは、デザインにとっては二義的です。 どう使われるかを考えぬいたうえで、使える状態を実現するために必要になる問題です。 もちろん、どうつくるかを考えることは大切なことだけど、デザインの第一義的な問題ではありません。 デザインするということは、制作することとは違うというのが前提です。 制作会社は必ずしもデザイン会社ではあ
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