十才からスポーツ中心の生活を送るようになったわたしですが、やがて物心つくようになると、心と体というものの関係を考えることが多くなりました。それこそフリースタイルスキーを始めて大きな怪我をしてからは、人生の一つの目標が 「心と体」 の関係を理解することのように感じてきました。 六十才に近づいて難病に罹ったり、発作性めまい症や肩の拘縮、そして極めつけのギックリ腰などを経験して、ようやく少しだけ心と体のほんとうの関係を理解し始めたように思います。 そんな物事の裏側に秘められたほんとうの関係について、今日は書いてみます。 まず五十八才の時、後縦靱帯骨化症という難病に襲われ、手術をすることになりました。医学的な説明としては、こんなものが妥当と考えられました。 「若い頃からスキーで無理をして、特にエアリアルで大きな転倒を繰り返してきたので首に負荷が掛り、骨化症になった」 でも、今のわたしなら、ほんとう