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ブックマーク / www.h-yamaguchi.net (53)

  • ヒルズ族を引き合いに出すのはおかしいと思う - H-Yamaguchi.net

    さっきの表とあわせてみるなら、右側の再分配所得ベースのほうをみることになる。要するに、再分配所得ベースでいえば、世帯年収1,000万円以上の世帯が全体の12.6%いる、といった感じだ。 さて、ここからが素人考えの始まり。これらの資料をどうみるか。 まず、これらの資料が2002年当時の調査であることを確認。直近3年間の動きは反映していないが、今のところこれが最新の調査のようなので。他の資料もいろいろあるんだろうが、片手間なのでご容赦。ご教示いただければ。それから、世帯数も1999~2002年の間ほぼ一定との仮定。人口はわずかながら増えていたわけだし、世帯人員数が減っていたはずだから、少なくとも世帯数が減ったということはなかろう。 まず「所得再分配による所得階級別の世帯分布の変化」のほうから。年収1,000万円以上の世帯が全体の12.6%と10%を超えているから、所得上位10%、つまり第10・

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  • ゲーム内資産への課税の是非について - H-Yamaguchi.net

    とりあげられていたのはJullian Dibbell。ゲーム内通貨についていろいろ発言しているTerra Novaコミュニティの中心メンバーの1人だ。彼がアイテム販売で生計を立てると宣言し、その収入が現実世界の収入に迫るところまでいったことは、別に新しい話でもなんでもない。最近この話がLegal Affairs誌に載ったことから、どうも再び話題に火がついたらしい。Terra Novaでも、IRSが課税に関心をもってるとかどうとかいうエントリがあって、議論が沸騰したばかりだ。 CNET Japanの記事は尻切れトンボで消化不良になっているが、CNETの元記事は、その後Castronovaの「仮想世界への課税は望ましくない」とのしごくまっとうなコメントを紹介したりしている。一方、Terra Novaに出てくるIRSの話は、ゲーム内の仮想資産を「外国資産」とみなして課税するかもしれない、というも

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  • この人に注目! - H-Yamaguchi.net

    「私の視点」というのは、1,300字ぐらいの短いオピニオン欄だ。短い文章でいいたいことを伝えるのはなかなか難しい。いきおい、メッセージを単純化するかハイコンテクストな文章にするかになるわけだが、この人はまあ後者のほうかな。何がいいたいかよくわかんないし。なので私も、できるだけ同じ路線でがんばってみる。 NHK民営化論議について、「このことを考えるための前提となる数字や事実は、国民にほとんど知られていないように思われる」としている。へえそうなのか。してその数字や事実とは? 要約するとこういうことだ。 1 NHKは民放より安い 2 NHKのサービスは民放よりすぐれている へ? 1は、私たちがNHKに支払う受信料(6,410億円)と、民間企業が広告費として受け取る収入(2兆436億円)とを比較して、NHKのほうが安いといっているわけだ。われわれが財布から直接出して払う受信料と広告主企業が支払う広

    この人に注目! - H-Yamaguchi.net
    stella_nf
    stella_nf 2006/01/16
    名前とハンドルが一致しない orz
  • 人口減社会は明か暗か、という話 - H-Yamaguchi.net

    This is Hiroshi Yamaguchi's personal weblog. It aims to be an incubator as well as an archive of my ideas and thoughts. Possible topics include: finance, business administration, economics, prediction markets, virtual worlds, and other issues.

    人口減社会は明か暗か、という話 - H-Yamaguchi.net
  • 仮想世界における「政府」であるということ - H-Yamaguchi.net

    「Second Life」については先日何度か書いた(これとかこれとか)。いってみればアイテム課金のMMOGなわけだが、運営会社であるLindenの重要な収益源はゲーム内土地の販売収益だ。最近では直営のオークションサイトがあるため、ここを通じて販売していると聞いた。みるとUS$1,000ぐらいからのようで、けっこうなお値段だ。 で、先日Lindenの人から聞いた話というのは、Second Life内での移動手段に関する「ちょっとした」変更についてだ。もともとSecond Lifeにおいては、移動はTeleHubというサービスが提供されていた。3Dの仮想世界なのでその中をてくてく歩いて移動することももちろんできるのだが、TeleHubまでいくと希望のTeleHubまで一気に運んでくれる。「ポケットモンスター」でいえば「そらをとぶ」みたいなやつだ。Second Lifeにはゲーム内の不動産市場

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  • 本物のメイドさんはけっこうたいへん、という話 - H-Yamaguchi.net

    では、来「それ」にあたる職業は通常「家政婦さん」と呼ばれると思うが、現在もてはやされる「メイドさん」は、「家政婦さん」とはかなりちがったものとして意識されていると思う。服装のせいか「メイドさんになりたい」という女性はけっこういるらしいが、「家政婦になりたい」という女性はあまり聞かない。イメージされる年齢層もかなりちがうだろう。 なんていうことは別にわざわざ書く必要のあることではなくて。 以下は日の話ではなくて、シンガポールの話。 シンガポールにおいては、「メイドさん」でイメージされる年齢層の女性が、かなりたくさん「メイドさん」として働いている。来の意味での「メイドさん」だ。国内の人もいるらしいが、多くは海外からの出稼ぎ。インドネシア、フィリピン、スリランカの人が多いらしい。シンガポール全体で約15万人。シンガポールの人口はだいたい500万人くらいだから、約30人に1人はメイド、と

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  • 子どものインターネット利用の監視は親の責任、という話 - H-Yamaguchi.net

    要はよくある「親の知らない子どもの世界」みたいな話だ。聞き流していたので定かではないが、アメリカでは400万人の未成年者がブログを書いており、300万人が他人のブログを読むとか(ROMってことか)いっていたように思う。で、子どものブログの内容どころか、子どもがブログを書いていることすら知らない親が多い、という。 一方子どもはというと、親が知らないのをいいことに、酒を飲んだり○○○○を吸ったりその他もろもろのイケナイことをしている様子を書いてみたり、公開の場所にふさわしくない内容のことを書いてみたりという無法地帯になっている、というお決まりの問題ということだ。 で、サイコロジストのなんとかいう人が出てきて、タイトルのような発言をしたわけだ。曰く、親は、日記だから子どものプライバシーだと思うかもしれないが、インターネットは公の場所であって決して「秘密の場所」ではない。まず子どもが何をしているか

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  • これはいったい「報道」なのか? - H-Yamaguchi.net

    広島で小学生が殺された事件で、逮捕された容疑者の自宅に、マスメディアがインタビューだか何だかで逮捕前からたびたび訪問していたらしい。テレビ朝日が「独占」と銘打って、その際の映像を公開していたが、聞けば「現場周辺には外国人が多く居住していると聞き、外国人宅を回って聞き込みをした」由。それで今回逮捕された容疑者の家にも行き、遺体が収められていたダンボール箱に合致するガスコンロがおかれているのを見つけたそうだ。 「独占」という点については微妙だ。新聞広告を見ていたら、週刊新潮の記者も、容疑者を逮捕前にインタビューしていたらしい(2005/12/5追記。見出しだけ見たので内容は未確認)。ということは、他にも接触した報道人がいたかもしれない。 ともあれスクープ映像、なんだろう。得意げに何度も放映している。ひょっとしたら警察の捜査にも役立っていたかもしれない。 しれないが。 報道機関が「聞き込み」って

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  • ネットのせいにするな、という話 - H-Yamaguchi.net

    2005年9月9日付の日経済新聞朝刊コラム「春秋」が、朝日新聞の虚偽メモ問題をとりあげていた。「痛みと自戒は同様」「新聞報道の足元を見直したい」とのコメントは真摯なものであろうと受け止める。ぜひよろしくお願いしたい。 しかし、もしそうなら、ちょっとこれはいかがなものか、と思った箇所がある。 気になったのはこのくだりだ。 「不確かな情報や根拠のないうわさが寸刻を競って飛び交うネット社会の土壌が、一記者の過ちにつながったのなら事態は深刻だ」 おいおいちょっと待て。なぜここに「ネット社会」が出てくる。 今回の事件に関しては、一般的な記事をいくつか拾い読みしただけだが、どこにも「ネット」という文字は出てこなかった。事件のおきた経緯については、極東ブログにコンパクトな記述があったので引用する(マスコミのサイトにはどうしてこういうふうにまとまったものがなかったのか。それ自体問題だと思う)。 1 東京

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  • そろそろ「歴史的評価」ってやつをしようじゃないか - H-Yamaguchi.net

    ここしばらくのところ、太平洋戦争関連のテレビ番組がいくつかあったが、その中で見ごたえがあったのは、零式艦上戦闘機、いわゆる「零戦」(「れいせん」と読む。「ゼロ戦」というのは英語の「Zero Fighter」からくることばで、当時の人たちは使わなかったらしい)の設計に関するNHKの番組だった。海軍の無理な要求から設計にしわ寄せがいき、弱点を残した構造となり、それを修正できないまま多くの命が失われたという内容だった。 私は見ながら途中でブチ切れたのだが、ここは冷静にいく。歴史学には素人だが、素人なりに「歴史的評価」ってやつをやってみたいと思ったからだ。といっても、別に画期的に新しいことを書こうということでもないのだが。 最初にことわっておくが、ここでは中国韓国、その他のアジア諸国や欧米の連合国など、外国との関係については捨象して、問題を日国内に絞り込む。論点を明確にするためだ。 構造的に弱

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  • 「総選挙はてな」の市場設計について(一部改訂) - H-Yamaguchi.net

    説明を読むと、各党の仮想株式はそれぞれ10,000株まで価格1ptで発行されるが、すべての党が10,000株の発行を終えており、自由価格による取引が始まっている(つまり現在の価格は時価総額÷10,000株だ)。価格の上限が5ptであることから、自民、民主の両党はすでに時価総額が上限に達しており、公明、無所属もほぼ上限近くとなっている。しかし、少なくとも自民、民主の両党に関しては、取引開始直後から、ほとんど価格が変わっていない。 最終的に仮想株式の配当は獲得議席によって決まるわけなので、今後選挙戦の進展によって価格が上下していく可能性は残っている。しかし少なくとも現時点では、この価格から有益な情報を抽出することは正直なところ難しい。やはり、現状にはなんらかの問題があることは否めない。 「総選挙はてな」の市場設計について、何かいえることはないか、考えてみた。 現在の価格は、明らかに仮想株式の供

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  • 「ケチャップゲート」っていうんだけど - H-Yamaguchi.net

    一応記録のために「ケチャップゲート」事件についてひとくさり。ロンドンはシティの大手法律事務所「Baker & McKenzie」の弁護士(solicitorのほう)の弁護士、Richard Phillips氏にまつわるスキャンダルだ。秘書のJennyさんがケチャップをズボンにこぼしてしまった後、Phillips氏がその弁償を求めて送ったEメールと、Jennyさんの返信がネットを駆け巡って話題となり、そのせいかどうかわからないがPhillips氏はその後ほどなくして辞任したらしい。 Eメールの文面が出ている。ホントかどうか知らないが、とりあえず面白いのやや長めながら引用。まずはPhillips氏のメール。 "Hi Jenny, I went to a dry cleaners at lunch and they said it would cost £4 to remove the ketc

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    stella_nf
    stella_nf 2005/07/03
  • 「自由利用マーク」と「Creative Commons」はどうちがうのか - H-Yamaguchi.net

    「自由利用マーク」には次の3種類がある。 (1)「プリントアウト・コピー・無料配布」OKマーク 「プリントアウト」「コピー」「無料配布」のみを認めるマークで、変更、改変、加工、切除、部分利用、要約、翻訳、変形、脚色、翻案などは含まれない。要するにそのまま「プリントアウト」「コピー」「無料配布」をする場合のみ。 会社のパンフレットにコピーして配布することも、無料配布ならOK。 (2)「障害者のための非営利目的利用」OKマーク 障害者が使うことを目的とする場合に限り、コピー、送信、配布など、あらゆる非営利目的利用を認めるマーク。変更、改変、加工、切除、部分利用、要約、翻訳、変形、脚色、翻案なども含まれる。 (3)「学校教育のための非営利目的利用」OKマーク 学校の様々な活動で使うことを目的とする場合に限り、コピー、送信、配布など、あらゆる非営利目的利用を認めるマーク。変更、改変、加工、切除、部

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