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ブックマーク / chikawatanabe.com (30)

  • コロナウィルスは武漢で始まった時から超凶悪だった

    WHOの中国調査団 チームリードのDr. Bruce Aylwardの2時間に渡る独自記者会見。2月25日とずいぶん前のものだが、どれだけコロナが恐ろしい病気か今見ても意味があると思うので以下大事なところを抜き出して列記。この調査団によって書かれたWHO-China Joint Mission Reportも公開されている。記者会見もレポートも3月5日のコロナウィルス 怖いからもリンクしたが、多分2時間見るのはパラノイアの私くらいでしょう。 ちなみに私はこの会見を見て、コロナに対する恐怖が著しく増大し、AmazonでPPE(医療用手袋・防護服・ゴーグル)をオーダーしてしまったのだが、よく考えたら基どこにもいかないから必要ないので、地元の病院に寄付。「なんで世界中の人がトイレットペーパー買い占めに走るのか」という疑問が世間に渦巻いているが、たぶんこれは「やばい、でも自分でできることがない」

    コロナウィルスは武漢で始まった時から超凶悪だった
    stella_nf
    stella_nf 2020/03/29
    “感染カーブを下げた今中国がしているのは、病院の建設であり、人工呼吸器の購入で、経済再開で増加する新たな患者増に備えている”中国ですら「本番はこれから」
  • 国家レベル化・ソフトウェア化の果てに人海戦術が始まりつつある金融犯罪について

    Luther Bottrill (少し前にtwitterで連投した内容を以下まとめました。) ロシア中国北朝鮮がどれくらい国家的、組織的にハッキングしてるかは、普通のアメリカの新聞で頻繁に報道されている。 北朝鮮のハッキング部隊は2017年で6000人とのこと。 North Korea’s army of more than 6,000 hackers is undeniably persistent, and undeniably improving, according to American and British security officials そして北朝鮮のハッキングの目的はソニーメールのリークのようなカオスを起こすことから、金銭争奪になってるらしい。 Lazarus was suspected of being responsible for the US$81 mi

    国家レベル化・ソフトウェア化の果てに人海戦術が始まりつつある金融犯罪について
  • Amazonの噂で一気に下がるもの: Amazonのマーク・トウェイン化

    (近所の郵便局の再配達ボックスの山。ほとんどAmaon) 前回書いたAmazonのヘルスケア業界進出(の可能性)は、業界内でも様々な地殻変動を起こしている。 株価に見るAmazon競合への市場の冷たい目 まずは株価に見る世の中の総意としては「保険会社も、処方箋売ってるドラッグストアも問屋も相当まずい」という感じ。(北斗の拳的に言うと「おまえはもう死んでいる」状態。古いけど。) 1月末に JPモルガンとバークシャーハサウェイとのヘルスケアコンソーシアムを発表した時はドラッグストアのCVSの株価はその日のうちに6パーセント以上下がった。保険会社では、エトナが5パーセント近く、アンセムが7%近く下がっている。また世の中ではあまり知られていないが処方薬のバックエンドの管理をしているエクスプレス・スクリプツに至っては10%以上下がった。(エクスプレス・スクリプツは売上げが1000億ドル(10兆円超)

    Amazonの噂で一気に下がるもの: Amazonのマーク・トウェイン化
    stella_nf
    stella_nf 2018/03/13
    “Amazon が参入するかも、というだけで何兆円分もの株価がふっとび、同じく兆円単位の買収案件が決定される。 ”
  • ターゲットで盗まれた4000万枚のカード情報とその行方

    半年ぶりのブログであります。2014年になってもう10日もたってしまったのだが、2013年のアメリカは「データは常に危険にさらされている」ということが明快になった年でありました。NSAとかSnowdenとか。 そしてその締めくくりは米国リテールチェーン大手、TargetのPOSデータ盗難。日でもニュースになったようだが、全2000店舗弱の店内POSシステムがハックされ、買い物した人のカード情報が根こそぎ盗まれてしまった。ハックされた期間は11月27日から12月15日の2週間強、盗まれたカード情報はなんと4000万枚分。(追記:その後1億1千万枚かも、と上方修正された) Target POSハック事件 Targetは、なんといいますか、イオンかイトーヨーカドーか、という感じで、日用雑貨、化粧品から電化製品、一部品まで手広く揃っていて、お手頃価格でその割りに結構センスがよい。比較されるのは

  • なぜアメリカの低所得家庭の子供はエリート大学に行かないのか

    Stanford大学 BioX Clark Center New York Timesの先週の日曜版に掲載されたBetter Colleges Failing to Lure Talented Poor。3月に発表された論文(PDF)の内容をベースに書かれた記事だが、私が「やっぱりね」と思ったのがこの点: 全国で学力がトップレベルの高校生を、親の収入で4段階に分類してみたら、親の収入が一番多い方から順に、34%、27%、22%、17%だった ちなみに、この記事の「学力トップレベル」とはトップ4%。4%は、日だと早慶+国立というレベルになるようだ。(いずれも、大学を受けない人も母数に含む)。 何が「やっぱりね」かというと、「親の努力で変えられる子供の学力の割合は小さそうだ、やっぱりね」と。・・・・いや、このデータからこの「やっぱり」へは少々飛躍があって(ADDだから)、そもそも「収入が高い

    なぜアメリカの低所得家庭の子供はエリート大学に行かないのか
  • アイデアと遂行はどちらが大事か

    昨日のエントリーでは、起業アイデアを固めるためにに大事なことをFoodspottingのファウンダーが語ったことを書いたのだが、さらっと何気なく語られているけれど実はとても大事なのが 「アイデアを人に説明しまくる」 ということではなかろうか、と思うのでした。「アイデアを盗まれる」と心配する人が多いが、ほとんどの場合盗まれたりしない。というか、頼んでも盗んでくれない、というのが普通ではないかと思います。 アイデアは、形にしてナンボである。CD BabyのファウンダーのDerek Siversいわく It's so funny when I hear people being so protective of ideas. (People who want me to sign an NDA to tell me the simplest idea.) To me, ideas are wor

    アイデアと遂行はどちらが大事か
    stella_nf
    stella_nf 2010/06/27
  • インテルが大不況下おなじみの大規模投資を発表

    インテルが、今後2年間で70億ドル(6千億円超)を投下して米国の工場をアップグレードする、と発表した。 Intel: See, We're Not Dead! 7000人の雇用が守られるそうだが、「またか」という感じでもある。というのも、シリコンバレーが死の淵からなんとか脱出しようとしていた2003年2月にも、インテルは20億ドルの設備投資を発表したのであった。2003年初頭がどういう雰囲気だったかは、当時の私のブログエントリー「シリコンバレーは復活するか」などご覧あれ。「もうシリコンバレーは終わり」という人がいっぱいいた時代であります。 半導体というのは需要のアップダウンが周期的に襲ってくるので、景気の悪いときにちゃんと設備投資しておくと、次に景気のいいときに一気に売上を伸ばせる。のではあるが、頭でわかっていても、実際に「この世の終わり」みたいな景気の時に多額の投資をするにはガッツがいる

    インテルが大不況下おなじみの大規模投資を発表
  • ○×△の起源は?

    人としては、 ○=よい、Yes   ×=だめ、No というのは水や空気のように自然な事実。そして △=○と×の中間 というのも当然のことと考えがち。つまり、いい順に○→△→×ですね。 しかし、これ全くアメリカを初めとした英語圏では通用しないんですよねぇ。それ以外の国はよく知らないが、まず通じないのではないかと。どれくらい通用しないかと言って、たとえば日人が 「★ ※ ♪ の3つをいい順に並べろ」 と聞かれても呆然とすると思うが、それくらい通じない。つまり、○=よい、×=だめ、も通じなければ、△がその間に位置するということも通じないのでした。 当地(やオーストラリア)では、テストの「マルをつける」時も、Vの右側が長めの「チェック」をするだけ。日風にマルをつけると何のことかわからないか、または 「えっ、零点?」 と思われる可能性あり。 同じ流れで、電化製品のスイッチはマルと縦棒、つまり

    ○×△の起源は?
  • 書評:Real Education-人口の半分は平均以下

    アメリカの学校教育のあり方についてのなのだが、もう「それを言ったらおしまいよ」的身も蓋もないデータの羅列。「がんばれば必ずできる!」と何でもかんでも褒め殺すアメリカ的には呆然、って感じですが。でも結論は至極まともです。 著者曰く、書のメッセージは4つの真実で、それは「能力には差がある」「子供の半分は平均以下」(アメリカ的にはタブー発言!!)「大学進学率は高すぎる」「アメリカの将来は学力の高い子供をいかに教育するかにかかっている」と。 笑ったのは2章。 「ノンフィクションの、しかも公共政策に関するの第二章まで読み進んだということは、あなたの学力(academic ability)はまず平均より上。」 と断言した上で、 「そんなあなたは、きっと小さい頃から勉強ができる人が集まる学校に行き、ホントに勉強ができない人を多分見たことがない。だから『勉強ができない』子供がどれほど勉強ができないか

    書評:Real Education-人口の半分は平均以下
  • オーガニックは本当に体にいいのか:The Omnivore’s Dilemma続き

    割合気をつけてなるべくオーガニックなものをべているのであるが、心の底では 「・・・実はオーガニックは良くない、ということになる日が来るかも」 と微妙に疑っていたりする私。まぁオーガニックが全部ダメってことはないでしょうが、中には「実は化学薬品を使うより悪い」というモノもありえるんじゃないかなぁ・・と。 先日書いたアメリカを追った、The Omnivore’s Dilemmaにはオーガニックについての章もあります。で、大量生産のオーガニックは、環境にやさしくない面もある、とは書いてある。 えー、アメリカは、オーガニック野菜の花盛り。 昔からあるスーパーのチェーン、Whole Foodsはオーガニックが売り。生鮮料品の半分以上がオーガニック。アメリカのスーパーらしく巨大な売り場面積に、オーガニック野菜が山積み。売っている肉は(多分)全て抗生物質を使わずに育った動物のもの。もちろん、草

    オーガニックは本当に体にいいのか:The Omnivore’s Dilemma続き
  • ブログ再開します&食べ物を語る本 The Omnivore’s Dilemma

    いやー、お久しぶりです。3ヶ月も休んでしまいました。ちょっと体調が悪くて。いろいろな方から「大丈夫ですか」とメールを頂き、私のブログに読者がいることがわかりました。めでたいめでたい。 さて、再開にあたり、いきなり読書感想文です。The Omnivore’s Dilemma。「雑動物(である人間)のジレンマ」というタイトル。ちょっと前のですが。 「正しい生活とは何たるや」とあれこれサイトやを読み漁ったうちの一つ。 「恐らく絶対体に悪そうなべ物、というのはあるが、反対に必ずや体に良いというべ物はない。何でもべられる、というのはラッキーな反面、『何をべようか』と常に頭を悩ませなければならないのが雑動物たる人間のジレンマ」という感じですな。 が書かれた背景として、そもそもアメリカ人の生活はめちゃくちゃ。 朝ごはんアイスクリーム、昼ごはんピザとコーラ、夕ご飯ポテトチップ一袋、み

    ブログ再開します&食べ物を語る本 The Omnivore’s Dilemma
  • アメリカ人が日本で買うべきガジェットはありますか?(ChumbyとかEye-fiのような)

    Googleで携帯系の事業開発をする知り合いから連絡があり、 「日出張するので、日でしか買えないガジェットを教えて」 と。共通の友人でハードコア・テクノロジーオタクのA君がいるのだが、 「Aに自慢できるようなもの希望」 という指定付き。 Twitterで知り合いに聞いてみたところ推薦は 無限プチプチ 携帯制御チョロQ フォンブレイバー と。うーむ・・・。無限プチプチはちょっとしたお土産にはよいが、「ハードコア・オタクに自慢できるガジェット」かといえばちょっと違う。チョロQは普通に赤外線でコントロールするのはあんまりすごくないので、携帯で操れるところが肝だと思いますが、アメリカの携帯だと使えないみたいだし。フォンブレイバーは、すごい面白いのだが、アメリカで使うのは大変そうだなぁ・・・。 感じとしては、こんなのがよいのです。 Chumbyである。タッチパネルスクリーン、モーションセンサー付

    アメリカ人が日本で買うべきガジェットはありますか?(ChumbyとかEye-fiのような)
    stella_nf
    stella_nf 2008/03/07
    日本製なGEEKなガジェットはたいていアメリカでも売ってる。Eye-fi欲しいなあ。
  • 処方薬はCostcoで買わないと負け犬

    FreakonomicsのWhat don’t we know about the pharmaceutical industry?の中に、お店による処方薬の値段の違いが出ていたのですが、これがすごい・・・。一番高いお店と安いお店で、3倍から20倍の差がある。アメリカでは、電話料金は、コトと次第によっては100倍くらい違うこともあるので、それに比べればゆるいが、それにしても、知らない者は損し過ぎ。製薬会社もアメリカの医療システムも、いくら何でもひどいと思うよ。 3年ほど前に、「アメリカに集約するヘルスケアのイノベーション」というエントリーを書いたが、主旨は「アメリカの医療は儲かるので、元はヨーロッパにあった製薬会社もR&Dの拠点をアメリカに移している。医療を受ける国民は高価格と言う被害を被る代償に、アメリカのヘルスケア産業(バイオとかいろいろ含む)が栄える、と。病院にかかると大体日の10

    処方薬はCostcoで買わないと負け犬
  • アメリカ的オタクパワーによるテロリスト捜査

    WiredのBehind Enemy Lines With a Suburban Counterterrorist。取り上げられているのは、モンタナの片田舎に住むShannen Rossmillerさん。業が裁判所の裁判官、かつ、3人の子供を持つお母さんである。 それだけでも、十分忙しそうだが、さらに朝4時に起きて、家族が起きてくるまでの間、インターネットでテロリストを追求することに情熱を燃やし、これまでに数百人分のプロファイルを洗い出し、うち数名はFBI等による逮捕にまでこぎ着けたという執念の人だ。今はFBIと協力しているそうだが、最初の数年間はまったく独力、無給。 9-11に激しい衝撃を受けた彼女が、まずとりかかったことは・・・ イスラム教について研究する(コーランも読んだそうです) Jihadistのウェブサイトを翻訳ソフトで読みあさる この段階で使っていた翻訳ソフトは安物だったの

    アメリカ的オタクパワーによるテロリスト捜査
  • On Off and Beyond: 書評:女が男のフリをして1年生活したら?

    ああ、和代さんごめんなさい・・・・。お友達、かつ、献もしていただきながら、半年も書評を書かずにいたのは私です。 というわけで、 無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法 by 勝間和代 (経済評論家兼公認会計士) すごいタイトルですね。先日「天才が学ぶことの真髄を語る:Josh Waitzkin」でご紹介したのと同じ「学び方」についてのですが、Josh君のが天才予備軍にしか役にたたなそうなのに比べ、こっちは非常に具体的ですぐに役に立つと思います。はい。大変売れているとのことです。 著者紹介をAmazonから借用すると: 公認会計士二次試験(合格率6%)を史上最年少の19歳で合格 以後、フルタイムの仕事をしつつ、かつ3人の子どもを育てながら、 中小企業診断士試験(合格率4%)、オンライン情報処理技術者試験(合格率4%)合格 TOEICは新卒時420点から3年間で900点へ 社会人大学院で

    On Off and Beyond: 書評:女が男のフリをして1年生活したら?
  • On Off and Beyond: アメリカ住宅バブル崩壊が日本と違うところ

    アメリカ住宅ローン問題で、世界株安となってます。 一番問題になっているのはsubprimeと呼ばれる、クレジットスコアが低い人用のローン。(クレジットスコアは、その人の人生における借金活動の歴史=クレジットヒストリーを点数にしたもの。クレジットカード支払い怖いを参照下さい。) 普通の審査を通らないような人向けに、高金利で貸し出すもの。昔からあったものだが、最近さらに、住宅ローンを貸し出すや否や債権化、ヘッジファンドとかに売却するのが一般化。住宅ローンの貸し手と、そのローンが貸し倒れになった場合のリスクをかぶる主体(ヘッジファンド)が分離してしまいモラルハザードが起こった。 いくつかの住宅ローン会社がつぶれ、大手投資銀行のBear Stearnsのヘッジファンドが二つ傾くなど、ここ数ヶ月、問題は可及的速やかに拡大していたが、さらにここ数日、アメリカ国内のみならずオランダやフランスの銀行まで

    On Off and Beyond: アメリカ住宅バブル崩壊が日本と違うところ
  • 著作権保護よりライブで稼ぐ、というビジネスモデル

    プリンスが、イギリスでCDを新聞の「オマケ」として配って話題になった。 The Mail紙の日曜版に、新作CDのThe Planet Earth、300万枚(!)を折込、その上イギリスでのPrinceのコンサートツアーに来た人には、全員無料配布。こちらも延べ40万人超。 New York Timesが、Princeの収益構造を分析しているが、非常に単純化すると、 「Princeはライブの稼ぎがメイン。印税収入はたいして重要ではない。CDは、ライブをプロモートするための広告ツールであり、別に違法コピーがどれほど出回ってもOK。むしろ、沢山出回って知名度が上がり、ライブに人が沢山来てもらったほうがよい。しかも、CDに頼らなければレコードレーベルに利益を搾り取られることもない」 というのがPrince側の論理では、という話。 Princeは非常にエキセントリックな外見、マスコミからのインタビュー

    著作権保護よりライブで稼ぐ、というビジネスモデル
  • On Off and Beyond: 日本は世界のブラックホールか桃源郷か

    昨日、スタンフォード大学でVirtual Goods Summit 2007というのがあったので行ってきました。ゲームデートサイト、SNS、バーチャルワールドなど、いろいろなオンライン事業で売り買いされるバーチャルグッズと、それにまつわる経済の話。 で、中身はさてはおきつ、しみじみ思ったのが、 「日って、当に世界から隔絶されてるんだなぁ」 ということ。 <コンファレンス風景> 200人弱のキャパの会場で300人くらいの参加者がいて、非常に盛況な雰囲気でありました。朝から夕方まで6つのパネルディスカッションがあったのだが、メジャーな会社から多数がスピーカーとして登場した上、会場にもいろいろな関係会社の人々が大勢。多分300人の参加者のうち50-100人くらいは、業界インサイダーだったと思われます。会場から手を上げて質問する人も、多くが、モデレータから個人名で 「Oh, John!」 み

    On Off and Beyond: 日本は世界のブラックホールか桃源郷か
  • 謝らないアメリカ企業のリスクマネジメント

    パイレックス知ってます?耐熱ガラス容器です。1915年にコーニング社が発売。元々はホウケイ酸ガラス(Borosilicate)で作られてましたが、今はソーダ石灰ガラス製。現在では、アメリカの販売はWorld Kitchen社がやってます。 で、ですね、恐ろしいことに、このパイレックス、時として爆発するらしい。昔は大丈夫だった「ブロイラー(高熱のオーブンの上火)直下に置く」とか「オーブントースターに入れる」といったことで、原料変更後の現行製品は爆発、粉々になってガラスが飛びちるという危険物に。 昔パイレックスが普及していなかった日では大丈夫だと思いますが、アメリカだと、「ひいおばあちゃんの代から、うちではパイレックスはこうやって使う」と、直火にかけたりして爆発沙汰になってる模様。 しかし、すごいのは、爆発することそのものより、爆発のクレームを受けたWorld Kitchen社の人の対応。

    謝らないアメリカ企業のリスクマネジメント
  • Second Life分析シリーズ2:割と年季の入った世界のオタクのコミュニティ

    前回に引き続きSecond Life。今日は「一体全体、誰がSecond Lifeを使ってるの?」というテーマ。 結論から言うと、 「Second Lifeは、割と年季の入った世界のオタクのコミュニティ」 現状ユーザーのどれくらいがオタクかはさてはおきつ、「まずはこの手のユーザーに受け、それをバネに一般ユーザーに広げる」、という「二段ロケット型事業拡大」の道を推移している、というのは間違いない。 (ちなみに、オタク=geekです。褒め言葉ですので、お間違えなきよう。) よく知られることだが、メディアで騒がれてる割には、アクセスしてみると閑散としているSecond Life。 前回も言ったとおり、1CPUあたり20-30人というのが大体のキャパで、1Sim(Second Life内単位エリア)が1CPUで、しかもSimは16エーカーと大きいので当然のことではある。 一応、予め大勢の人が来るこ