「2年後の2026年に“2025年の崖”を越えられず、レガシーシステムを2030年まで使い続ける日本企業が90%以上存在する」。不気味な見通しを語るのは、ガートナージャパンの亦賀忠明ディスティングイッシュト・バイスプレジデント・アナリストである。悲観的な予測の理由は、ITインフラのクラウドへの移行が諸外国と比べて遅れており、デジタル前提のビジネスを推進する鍵となるクラウドネーティブ・アプリケーションの利用・開発が進んでいないためだ。クラウドネーティブとはクラウドの特性を活用するアプローチを採用していることを指す。
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