タグ

ブックマーク / note.com (289)

  • Ubisoftとアサシンクリードの「真実」──欧州ゲーム産業から『シャドウズ』問題まで|Jini | ゲームゼミ

    を舞台に、アフリカ人の「弥助」を主人公の1人にすえた『アサシンクリード シャドウズ』。その作中描写や開発者に対し、国内外で大きな批判が展開され、ついに先日Ubisoftが公式に謝罪するに至った。 しかし、SNSやYouTubeなどでこの『シャドウズ』問題をめぐる意見を読んでいても、ゲーム文化にきちんと立脚した意見はあまり見られない。仮にゲームに詳しくともUbisoftやアサシンクリードまで理解した意見は多くないし、先日放送されたAbemaでも問題提起したゲストを含めた全員が「アサシンクリードは知らないけど」と前置きされていた。 現在、『シャドウズ』を取り巻く問題はすでに国際的なものに発展し、ゲームコミュニティを飛び出している。また問題の対象も、Ubisoftが『シャドウズ』開発に参考にしたと思われる一部の歴史家やその著作をめぐる史学的問題まで拡げられるなど、もはや収拾ができないほど拡散

    Ubisoftとアサシンクリードの「真実」──欧州ゲーム産業から『シャドウズ』問題まで|Jini | ゲームゼミ
  • 名作/迷作アニメを虚心坦懐に見る 第7回:『伝説巨神イデオン』|髙橋優

    はじめに 『伝説巨神イデオン』(1980~1981年、以下『イデオン』と略記)および『THE IDEON 接触篇/発動篇』(1982年、以下『接触篇/発動篇』と略記)は、富野由悠季が『機動戦士ガンダム』(1979~1980年)に続けて手掛けた衝撃作であり、放送および劇場公開から40年以上が経過したいまもカルト的人気を誇っている。 アニメスタイル編集長の小黒祐一郎はコラム「アニメ様365日」のなかで、「彼〔注:富野由悠季〕の作家性がもっとも色濃く出た作品は『伝説巨神イデオン』か、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のどちらかだろうと思う」と述べており(第64回)、完結編にあたるアニメ映画『発動篇』に対しては「今までの人生で、最も衝撃を受けた劇場アニメ」、「ドラマも、演出も、映像も、神がかったところのある作品」という評価を下し、「初見時には、劇場で背筋が凍った」と述懐している(第100回)。 評

    名作/迷作アニメを虚心坦懐に見る 第7回:『伝説巨神イデオン』|髙橋優
  • アンジェリーナ1/3が最高だという件|加茂 啓太郎

    彼女はガチャリック・スピンというバンドのボーカリスト(公式にがボイス・パフォーマーという事になっていますが、伝わりづらいので、ここではこの肩書きにします)が最高なんです! 彼女は現在22歳、東京の下町出身で在住。日人の父親とスペイン人とフィリピン人のハーフの母親の間で産まれました。なので1/3なのですが(個人邸にはハーフとい言い方がネガティブなのでという考えもあるので僕はトリプルの方が良いと思ってますが) 高校生の時に学園祭に出演したところ、新メンバーを探していたガチャリック・スピンのメンバー、FチョッパーKOGAの目に偶然止まり、2019年にバンドに参加、ライブ・デビュー。現在までに3枚のアルバムと1枚のミニ・アルバムをリリースしています。 僕が彼女をなぜ、知ったかというと、去年のTBSラジオでレギュラー番組をやっていて、これを去年の春頃にたまたま聞いた事がきっかけです。 思いを言語化

    アンジェリーナ1/3が最高だという件|加茂 啓太郎
  • 宗教二世がフランスで考えた中上健次と社会物語学のこと : 「物語の系譜」(1979)をめぐって 1/2|hino niho

    (連載の続きになります。これまでの記事はこちら。) 前回は、中上健次が文化や物語というものの働きをとても抽象的な意味での「差別」と捉え、1978年の連続講演会「開かれた豊かな文学」のなかで、そのメカニズムを物語論の枠組みで記述しようとしたところを見た。「うつほ」をめぐるレトリックにも見られたように、中上はひとつの着想をさまざまな文脈で変奏しなおす。中上のいう「差別=文化=物語」は、原理としては、なんらかの分化の働き、境界線の発生のことを指していて、それが文脈に応じて、差別/被差別、中心/周縁、知/無知、親/子といった対立項へと形を変えながら、うつろう。 このことを踏まえると、次のようなことも言えるかもしれない。中上の思考を特徴づけるようなこの「うつろい」のレトリック、なにかを別の場所や別のなにかにうつしかえるということ、文字通りの意味とはかけ離れたものを含意として開示するということは、物語

    宗教二世がフランスで考えた中上健次と社会物語学のこと : 「物語の系譜」(1979)をめぐって 1/2|hino niho
  • P.K.14 と1990年代南京ポストパンクシティ|トマーさん

    中国のインディロックの基盤にポストパンクがあるという主張には、それなりの理由がある。 1980年代に始まった中国のロック音楽は、メタルとハードロックが権勢を振るう90年代を経て、21世紀に入ると突如として先進性と多様性を獲得する。地質学的とも言えるこの急激な変化は、あまり物事を単純に捉えるべきではないのだが、南京で1997年に結成された P.K.14 をその端緒としている。 この中国"初"のポストパンク・バンドは、この国とこの国のロックシーンに「アートフォームとしてのロック」を根づかせた。言い換えれば、中国では「インディロック」という概念はポストパンクそのものとしてはじまったのだ。 20世紀末の歴史的に見れば目立たない革命は、現在の乐夏的時代に至るまで現在まで尾を曳いている。 中国ロックとポストパンクの曙1980年代に同時代の西洋音楽を手に始まった中国のロックは、当初からニューウェーブを

    P.K.14 と1990年代南京ポストパンクシティ|トマーさん
  • 第4回 江藤勲さん|ALFA MUSIC

    写真提供:江藤優作 1970年代の日音楽シーンでは、幾人かの実力派プレイヤーたちが演奏を担当していた。例えば、ベーシストでは30~40名ほどのプレイヤーでほとんどの楽曲の演奏がまかなえていた。中でも、寺川正興、鈴木淳、荒川康男、山内テツ、武部秀明、岡沢章、細野晴臣、高中正義、高水健司、長岡道夫、富倉安生、小原礼、後藤次利、田中章弘、平野融、高橋ゲタ夫、岡沢茂などはトップ・ベーシストとして多くの録音に参加していた。 今回紹介する日のスタジオ・ベーシストの元祖とも称される江藤勲は、いしだあゆみ「ブルーライト・ヨコハマ」(68年)、ザ・ドリフターズ「ドリフのズンドコ節」(69年)、南沙織「17才」(71年)、ちあきなおみ「喝采」(72年)、 麻丘めぐみ「わたしの彼は左きき」(73年)など、当時の代表曲に多数参加。亡くなった2015年にはその功績がたたえられ、第57回日レコード大賞特別功労

    第4回 江藤勲さん|ALFA MUSIC
    stonedlove
    stonedlove 2024/06/19
    「江藤勲の独特のトーンは、アンプのトレブルとベースを上げて、しなりが強く薄い鋼製のピックで、フロント・ピック・アップ上部を叩きつけるようにピッキングして出している」
  • 映画『ボブ・マーリー:One Love』と「Redemption Song」の謎|kentarotakahashi

    ボブ・マーリーの伝記映画『One Love』を観てきた。 最初のうちはボブがイケメン過ぎて、カリスマ性や神秘性がが薄いなあと思いながら観ていたのだが、そこを含めて、リタ・マーリー・プロデュースの映画なのだと納得して映画館を出ることになった。エピソードの選び方も、ディテールの描き込みも、の視線を含んでいるからこその説得力が。 ボブも弱さを抱えた一人の男だった。主演のキングズリー・ベン=アデルがそこを上手く演じている。 回想シーンも切なくて良かった。幼さの残るボブとリタの恋。短髪のボブをリタがラスタの教えに導く。コクソンのオーディション・シーンも最高だった。トレンチタウンのユース・ミュージックがきらきら輝いていた時代の空気が感じられる。 ボブは少年っぽいが、長身のピーター・トッシュはもうラスタ・カラーの帽子をかぶり、ヤバそうな雰囲気を出している。実際、こんな感じだったんだろう。 メインとなる

    映画『ボブ・マーリー:One Love』と「Redemption Song」の謎|kentarotakahashi
  • 【2024.06.07@横浜地裁101号法廷】村田しゅんいち最終意見陳述全文|村田しゅんいち

    説明「女性スペースを守る会」から村田しゅんいちに対して起こされた名誉毀損SLAPP訴訟の最終口頭弁論が2024年6月7日11:00から横浜地方裁判所101号法廷で開かれました。そこで読み上げた〈被告〉村田しゅんいちの意見陳述全文を公開します。 最終意見陳述全文2024年6月7日 村田峻一 1 私が原告を差別団体と論評したのは、原告の主張と行動が、すべての人が個人として尊重され(憲法13条)、人は平等である(同14条)という憲法の基原則に反し、トランスジェンダーとりわけトランス女性の人格を否定するものだからです。 人の性的指向と性自認は多様です。生物学的性別と人の性自認が一致する場合もしない場合もあります。現在では、いずれも人間の性の自然なあり方であり、「等しく基的人権を享有するかけがえのない個人として尊重され」ねばならないことが共通認識です(性的指向及びジェンダーアイデンティティの多

    【2024.06.07@横浜地裁101号法廷】村田しゅんいち最終意見陳述全文|村田しゅんいち
  • ザ・ルースターズ歴代シングル配信記念 大江慎也トークショー|naoto_motonaga

    昨年よりザ・ルースターズの楽曲が配信解禁となりました。昨年11月には全アルバム、そして全シングルが5月15日から聴けるようになりました。そこで同日に『ザ・ルースターズ歴代シングル配信記念 大江慎也トークショー』が福岡(BAR Bassic)で行われ、僕はお相手役を務めさせて頂きました。 イベントはアーカイブ付きの配信もあったのですが、それも終わりましたので、内容をここにまとめます。 まず大江さんがルースターズを結成してからの経緯やご自身の音楽観について語られました。これが正に「大江慎也 音楽宣言」的なもので、それを控え室で聴きながら、「話はあちこち膨らむだろうけど、ここに立ち戻るように進行しよう」と咄嗟に決めました。 1999年にルースターズの未発表音源集『THE ROOSTERS  I'M A KING BEE 〜early sounds of the roosters』がリリースされて

    ザ・ルースターズ歴代シングル配信記念 大江慎也トークショー|naoto_motonaga
  • 『進化が同性愛を用意した:ジェンダーの生物学』「はじめに」公開|創元社note部

    (編集部より) 創元社は、2023年6月23日に、坂口菊恵著『進化が同性愛を用意した ジェンダーの生物学』を刊行いたします。 地球上の生物の間では、同性愛はまったく珍しくない。実に1500種を超える動物で、同性間の性行動が観察されている。その理由と性の多様性の当の意味を生物学の視点から明らかにする一冊です。 今回のnoteでは、書の中から「はじめに」を公開いたします。 ご高覧いただけますと幸いです。 『進化が同性愛を用意した』書影 はじめに――「ジェンダー」を生物学に取り込む わたしはもともと進化心理学の立場から、ヒトの性行動の個人差や、性ホルモンのはたらきについて研究していた。 進化心理学では、ヒトの生物としての普遍的な特徵を、進化の産物としてとらえる。人間の文化も、環境に応じた進化適応の産物とみなすのが身上である。あらゆる点において、生物にとっての共通通貨――それぞれの遺伝子がどれ

    『進化が同性愛を用意した:ジェンダーの生物学』「はじめに」公開|創元社note部
  • 『VRおじさんの初恋』ドラマ版と原作の違いについて|暴力とも子

    ここまでいかがでしたでしょう? もともと暴力とも子のnoteを追いかけてくださった皆さんにとっても興味深い改変が多くあった映像化だと思います。 私は原作者ですが、脚についてはあくまで「監修っぽいチェックをさせていただいた」立場であり、基的にはドラマ版の制作の方向性はドラマの制作スタッフさんが決めたものになります。 その上でなんですが、原作から変更、追加された要素が累積される都合上、特に終盤は主人公である直樹、穂波の行動や考え方には原作と大きな違いが生じています(と、暴力は思ってます)。「違いがあって面白い!」と感じる方もいれば「これだけ違うと原作とは別の話かも」と感じる方もおられるでしょう。 今回の記事では、原作者としてその点をどう考え、どうドラマ版の監修に反映していったのかを記述しようと思います。クリティカルなネタバレは避けますので、ドラマ版ラストに向けて各自練り上げてもらえれば…!

    『VRおじさんの初恋』ドラマ版と原作の違いについて|暴力とも子
  • 【シフカの歴史】オホーツクに消ゆ|SIFCA

    シフカは設立以来一貫して「デジタルでの表現」にこだわってきました。以前はマイナーだった「モニタに表示するデザイン」も今では当たり前になり、「デジタルでの」という説明は不要な時代になっています。 そんな環境変化の中で、かつてシフカが携わった様々なデザインの現場を【シフカの歴史】シリーズとしてご紹介したいと思います。 シリーズ最初の今回は、コンピュータゲームのグラフィックをシフカが担当したときのお話です。今でこそゲームに関わることが少ないシフカですが、いったいどんな形で関わっていたのでしょうか。 ・・・ 「オホーツクに消ゆ」というゲームをご存知でしょうか。 「オホーツクに消ゆ」はプレイヤーが刑事となって北海道を舞台に連続殺人事件を解決していくアドベンチャーゲームです。後にドラゴンクエストシリーズを手掛ける堀井雄二氏がシナリオを担当しました。 出典:https://www.youtube.com

    【シフカの歴史】オホーツクに消ゆ|SIFCA
  • AI裏垢女子に気を付けろ(ディープフェイクで裏垢動画を作ってみた)|山野祐介

    私事ですが、骨折して2か月ほど半寝たきり&半引きこもり生活をしていました(動かな過ぎて痔になった)。なので連載以外は全く何もせず過ごしていたんですが、若干余裕が出てきたのでリハビリがてらnoteで好きなことを書きます で……久々にXを見て「おすすめ」タブに表示されていた裏垢女子を一度見たら、それからずっと出てくるようになってしまった。 裏垢女子というのは、一般的には性的な内容のポストや画像の投稿をあけすけに行い、会って性行為に及ぶのもやぶさかではない……みたいな女性ユーザーのことを指すが、体感では純粋に性的な出会いを求めている人は0.2%くらいではないかと思う。 残りの99.8%は ・「ここで連絡先交換してます♥」とか言われて詐欺の出会い系(会えることや資金譲渡をエサに入金を何度もせびられる)に誘導される ・DMで交通費やホテル代などの名目で「PayPayやAmazonギフト券をくれたら会

    AI裏垢女子に気を付けろ(ディープフェイクで裏垢動画を作ってみた)|山野祐介
  • PUNK!THE REVOLUTION OF EVERYDAY LIFE SAPPRO 最終日|中上範子

    5/8最終日:スペシャルイベントより〜セーフティスペースとしてのライブハウス〜 自己紹介する蛯名さん(バンド:Discharming man) 3・11を前後して社会的なことに目を向けるようになり、生活困窮者支援にも携わっている蛯名啓太さん。 ※ずっと取材してみたいと思っていた「夜のパン屋さん」や夜のパトロールの話も!!! 楽曲を披露♪ 1年前に多くの人の反対の声を押し切り強行成立した入管法について言及。来月施行目前であること…「いやな世の中だ」との思いを込めて「私の朝♪」。ナックルヘッド(主催者の戸沢さんのバンド)の曲をカバーした「お前に関係ねぇ♪」を含む数曲を披露しました。 スペシャルイベント(バンド:forsibyl・past honey merci) 自己紹介するノドカさん。 自己紹介するノドカさん 女としての生きづらさを感じながら女友達と愚痴り合いつつ…消化できない気持ちを抱えて

    PUNK!THE REVOLUTION OF EVERYDAY LIFE SAPPRO 最終日|中上範子
  • PUNK!THE REVOLUTION OF EVERYDAY LIFE SAPPRO |中上範子

    5/3初日のスペシャルイベントより札幌BREW IT (札幌市中央区南3条西3丁目第二タムラビル1F)9:00~18:00 5/3〜5/10まで開催(9日休み) ¥500+1drink (18才以下、学生、障害者手帳のある方、高齢者、介助の方無料) ※会場内でのマスク着用、手指消毒等の感染対策にご協力ください。 主催者あいさつをする戸沢淳さん 「ただの音楽のスタイルやファッションというだけではなく、色んな国や属性の人が関わっているパンク文化の広がりや背景を知ってもらえる機会にー」 「軍がクーデターを起こしたミャンマーでは、徴兵制を敷いて、若者や立場の弱い少数民族を引っ張ることまで起きている…。そういう中でもパンク音楽を介して札幌まで想いが繋がっていることを共有したい。」 主宰/川上幸之介さん (倉敷芸術科学大学教員) 主宰の川上幸之介さんによるトーク 「『パンクの系譜学』とパンク展」非常〜

    PUNK!THE REVOLUTION OF EVERYDAY LIFE SAPPRO |中上範子
  • ドラマ版『VRおじさんの初恋』~そして『VRおばさんの暴力』へ|暴力とも子

    お疲れ様です。暴力です。 ヘッダーはNHKさんから頂いたドラマ版巨大ポスターで、最近は廊下を通過するたびに野間口さんに見守られながら生活しています。 巷では「ホナミの正体がわかるところがラストなんだろうなあ」 「そろそろクライマックスか?」などともっぱらささやかれているドラマですが、2024年4月11日時点でまだ全32話中の8話であるという事実を皆様には共有したく。 ということで原作読者さんにとっては「ああ~そこまで原作の通りにやるんだ!」というのがある程度見えたタイミングで、その原作者としてドラマ版にも触れていきたいなと。あと、ゼロサムで始まった新連載『VRおばさんの暴力』についてもアピールしていきたいなと! ※このnoteは新連載『VRおばさんの暴力』のPR要素があるため、数百文字に一度『VRおばさんの暴力』のアピールバナーがカットインします。ぜひドラマ版VRおじさんの初恋の次回放送を

    ドラマ版『VRおじさんの初恋』~そして『VRおばさんの暴力』へ|暴力とも子
    stonedlove
    stonedlove 2024/04/14
    原作ファンですがドラマにもハマりまくってます。原作者と脚本家のやりとりをうかがうと理想的な「原作改変」のように思える
  • 『現代メタルガイドブック』著者 和田信一郎(s.h.i.)インタビュー|梅ヶ谷雄太

    メタルという音楽を深く広く掘り下げ引き伸ばし、その魅力を現代的な視点によって再定義した『現代メタルガイドブック』の出版からもうすぐ1年が経つ。 2022年に和田信一郎(s.h.i.)氏の監修によってele-King booksから発表された『現代メタルガイドブック』は「新しいメタルの教科書」として紹介されているが、まさにその役割を果たした素晴らしいだ。有難いことに自分もディスクレビューにて参加させていただき、かなり大きな影響を受けた。 詳しくはele-kingのサイトにて確認できる『現代メタルガイドブック』の内容一覧を見ていただきたいのだが、今までになかった視点によってメタルが解釈/再考され、メタルという音楽の幅広さと楽しみ方が提示されている。監修をされたs.h.i.氏の圧倒的な知識量と愛情によってまとめられた『現代メタルガイドブック』はメタルのファンは勿論、メタルを知らない/興味がない

    『現代メタルガイドブック』著者 和田信一郎(s.h.i.)インタビュー|梅ヶ谷雄太
  • コンカフェでボッタクリにあった件|ぐんぴぃ(バキ童・春とヒコーキ)

    先日、秋葉原のメイドカフェに行きました。最近はコンカフェというらしいですね。 きっかけは、仲のいい外国人がメイド喫茶に強い興味を示したからでした。 上田ピーターというスウェーデンとのハーフで、世界の恋愛事情について研究する学者です。 (バキバキ童貞チャンネルに頻繁に登場していた、元凶・上田ピーター博士。同居していた) 普段はスウェーデンに住んでいる彼が言うには、欧米には「キャバクラ」や「ホスト」「アイドル」といった職業が存在しないそうです。いわゆる「疑似恋愛」を売りにするお仕事が、海外住みからすると珍しいらしい。 日特有の「疑似恋愛」に興味を示したピーター博士。 「疑似恋愛体験にうってつけなのはメイドカフェだ!」と提案したら、即座に「行きたいです!」と返事がきました。そんなわけで博士と二人で秋葉原に赴きました。 僕は見かけによらずメイドカフェに明るくないため、詳しい知人にLINEでおすす

    コンカフェでボッタクリにあった件|ぐんぴぃ(バキ童・春とヒコーキ)
  • ラウドネスノーマライゼーションの問題点|青木征洋 / Godspeed

    YouTubeやApple Music等、音楽をストリーミング配信するプラットフォームにおいてラウドネスノーマライゼーション(以下LN)が導入されて以来10年近くが経とうとしていますが、時間が経つことでいくつか新たなトレンドの変化、問題点、課題も浮き彫りになっています。 記事ではLNがもたらした音楽文化の変化や、その結果失われた/損なわれたものについて言及していきます。 ラウドネスとは何か、LNとは何かについては下記の記事をご参照ください。 やっぱり起こる音圧戦争CDの時代に問題になった音圧戦争ですが、形を変えてLNの世界でも起こっています。 それが新しい音楽のトレンドにも繋がっているので文化の一つだろと言われたらそれはそうなのですが、そもそもLNが導入された目的が過剰な音圧戦争に伴う視聴体験の悪化への対応と音楽家が音圧に囚われずよりよい録音物を作ることに集中できるようにすることだったと

    ラウドネスノーマライゼーションの問題点|青木征洋 / Godspeed
  • 笹久保伸、ジャズライターにキレる。音楽家を悩ます評論家のパワハラ問題|小池直也

    突然過ぎて意味がわからなかった。ギタリスト・笹久保伸が3月11日、Xにてジャズ評論家の柳樂光隆氏を名指しで批判し始めたのである。いわば音楽家から評論家へのカウンターだ。 ミーハーで口だけのクソみたいなやつに褒められても喜ぶフリをしないといけないんだから音楽家の人生も大変だよ。 若い人々は評価を無視して作品を作った方がいい。 近年自分の歩みの中で何か恥じることがあるとしたら、それは評論家・柳樂光隆みたいな中身のない人間に『良い』とか書かれたこと。 pic.twitter.com/2wvFFEJEPX — SHIN SASAKUBO (@shinsasakubo) March 11, 2024 私個人としては、柳樂氏が監修する『Jazz The New Chapter4』でディスクレビューを担当させてもらったし、主宰した『ネオホットクラブ13』にもゲスト出演してもらった。好意でインタビューさせ

    笹久保伸、ジャズライターにキレる。音楽家を悩ます評論家のパワハラ問題|小池直也