趾(あしゆび)の構造 カラダをビルに喩えると、ビルの鉄筋に当たるのが骨。 骨がカラダを支え、さらに筋肉が骨を支持している。骨は200個以上あるが、なかでも大事なのが足の骨。体幹の土台が骨盤なら、全身の土台は足の骨。土台が傾くとビル全体が傾くように、足の骨に問題があるとカラダ全体の歪みにつながる。 なぜ大切な足に異常が出るのか。 その秘密を探るには、足の骨の構造を知る必要がある。足は片側で26個の骨がパズルのピースのように複雑に?み合い、ユニット化したもの。全体重を支え、歩いたり走ったりするときの衝撃を分散させる。そのために発達したのが足裏のアーチ、いわゆる土踏まず。足裏のアーチは縦方向に2本、横方向に2本で合計4本あり、バネとクッションの役割を同時に果たす。縦方向は踵から親指へ向かう内側のアーチ、同じく踵から小指へ向かう外側のアーチ、横方向は足の付け根(中足骨と楔状骨をつなぐ足根中足関節)