Charlie Sorrel Photo:Texas Heart Institute 55歳のクレイグ・ルイス氏は、心臓の拍動が止まったまま1カ月間生き続けた。胸で心臓の音を聞くと無音だった。心電図に接続すると、見慣れたリズムはなく、フラットな線が現れた。 ルイス氏の心臓は、1対の無拍動流ポンプに置き換えられていたのだ。このポンプは、スクリュー型のプロペラを使用して、拍動なしに一定量の血流を送り続けるものだ。 ルイス氏を担当したテキサス心臓研究所(Texas Heart Institute)のビリー・コーン医師とバッド・フレイジャー医師は、このポンプに、既存の植え込み型の補助人工心臓と「いくつかの手作りの機器」を組み合わせた。 コーン医師は、公共ラジオ局NPRのの中で、心臓の拍動は、現行の心臓のメカニズムにおいて必要なだけだと語っている。本人の心臓の代わりに無拍動流の人工心臓システムを使用