2011年に原発事故を起こして廃炉作業が続く東京電力・福島第一原発。その後も処理した水をためるタンクがたまり続けて敷地がいっぱいになり、今後の課題として「海洋放出」するのかどうかという検討が行われていることは筆者もその後の報道で知ってはいた。ただし、その場合に「海洋放出」されるのは、あくまで処理がきちんと進んで「無害化された水」だとばかり思い込んでいた。 ところが本当に「無害化された水」ばかりなのかどうか、疑わしいのではないか? そう考えたのは3月8日(日)のTBS「サンデーモーニング」の東日本大震災特集を見てからである。 東日本大震災と原発事故から9年経ち、第一原発の処理についての報道はかなり断片的なものになっている。それゆえ、細かい状況について知っているつもりで知らないことが多い。 廃炉作業が高線量区域の存在などで難航していること これについてはニュースなどで断片的に知っていたことなの
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