ゲームソフト大手のカプコン(大阪市)が、来年初めに発売する人気ゲーム「バイオハザード」の新作を切り売りする。音楽がインターネットを通じたダウンロード販売で1曲ずつ買えるように、ゲームも小分けにして安くし、買いやすくする。カプコンによると、ゲームでは初めてという。 辻本春弘社長は、「少しだけやってみたい、という人の『衝動買い』を誘い、ユーザーのすそ野を広げたい」と話した。バイオハザードは、主人公が生き残りをかけてゾンビと戦うアクションゲーム。来年初めに出す予定の「リベレーションズ2」を、エピソードごとに四つに分けて売る。 価格は、1エピソード分を1千~2千円にする考え。店で買うディスクなどに入ったゲームは6千円ほどするため、試しに遊びたい人が手を出しやすくなる、とみる。まず、ダウンロード販売し、その後、四つのエピソードをディスクに入れ、店で売る。ダウンロード販売では、値段を何度でも変えられる