タグ

関連タグで絞り込む (1)

タグの絞り込みを解除

吉本隆明に関するsubjunctive_pastのブックマーク (1)

  • 吉本隆明:共同幻想論

    夜郎自大の散文詩 吉隆明『共同幻想論』角川文庫 著者は、60年安保のころから学生運動の教祖的存在だったが、今や「ばななの父」といったほうが通りがよいだろう。一部の人々にはいまだに「戦後最大の思想家」と崇拝されているが、コムデ・ギャルソンを着て資主義を礼賛している最近の著者を見ると、人間あまり長生きするのも考えものだなと思ってしまう。 著者はもともと詩人であり、哲学を系統的に学んだわけではないが、それが魅力ともなっている。文章はきわめて洗練されており、「難解」だといわれるが大したことはない。書いた人もわかっていないことをレトリックで飾っているだけだから、一種の散文詩だと思えばよいのである。書も「マルクスの経済決定論を否定する独創的な国家論」として評価されたが、国家が「共同幻想」だというのは、まさにマルクスが『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』で論じたテーマである。まあマルク

  • 1