週刊東洋経済の「上半期経済・経営書ベスト100」のアンケートが来たので、今年前半のベスト5を選んでみた(アンケートは3冊だが)。 1.まぐれ 2.暴走する資本主義 3.秘密の国 オフショア市場 4.Illusion of Entrepreneurship 5.テロと救済の原理主義 第2四半期のアフィリエイトのベストセラーが『資本主義と自由』だったのは驚いた。50年前の本がまだ新しい日本を嘆くべきなのか、それに気づいた人がこんなに多いことを喜ぶべきなのか・・・ ワースト1は、間宮訳『一般理論』(岩波文庫)。まじめに経済学を勉強しようとする学生諸君は、絶対に読んではいけない。いまや古典を紹介するしか取り柄のない岩波は、この偽書を絶版にすべきだ。