Microsoftにとって、2012年は待ち遠しい年だった。 2011年がとりわけ困難な1年だったということではない。同社の2011会計年度(6月30日締め)の売上高は過去最高を記録した。また、発売から2年が経過したPC向けOS「Windows 7」の販売本数は5億本に達し、世界で最も広く使用されているOSの座を強固なものにした。しかし、2011年は「Office 365」や「Internet Explorer 9」が登場したものの、同社にとっては大きな製品リリースが少ない1年だった。 2012年は全く違う1年になるだろう。Microsoftは旗艦製品である「Windows 8」の準備を進めている。発売日はまだ決まっていないが、多くのアナリストは2012年中に登場すると予測しており、米国の新学期商戦までに発売されるとの見方もある。Windows 8を起点として、Microsoftはさまざま