発達障害者にはありがちなことと思うが、私は社交辞令とそうでないものを見分けるのが昔から大の苦手だった。相手の言葉が単なる社交辞令なのか、本心から発せられた言葉なのか、全く分からない。普通の人は相手の言葉の抑揚や身振り、状況などから直観的に判断できるのだろうが、私にはいくら考えても分からない。社交辞令を真に受けた結果傷付くこともたくさんあった。 私はその反動で相手の発言を極度に疑ってかかるようになった。この発言は社交辞令なのではないか? そうに違いない。だからそれを真に受けて舞い上がるようなことがあってはならない。相手の言葉の裏を読み、適切な距離感を保ち、抑制的に振る舞わなければならない… しかしこのように疑心暗鬼が行き過ぎると今度は全く友達ができない。相手からの好意的なアプローチも全て社交辞令として処理してしまうからである。 ではどうすれば良いのか? 私が悩んだ末に見つけ出した解は「社交辞

