森功氏は、10月5日配信の「文藝春秋 電子版」及び「文藝春秋」11月号(10月10日発売)に掲載した記事「森喜朗元首相へ献上された疑惑の紙袋」で、安倍晋三元首相の一周忌を2日後に控えた7月6日、下村氏が東京・赤坂にある森元首相のプライベートオフィスを訪ねた際の様子をこう綴っている。 〈下村は、パーテーションで仕切られた左側の応接スペースのソファーで待機した。ほどなくして森が杖をついて現れ、そばにあるダイニングチェアーのような椅子に腰かけた。 「ご無沙汰をしていました」 下村が丁寧に頭を下げると、威圧感のある低い声で森が凄みを利かせた。 「君、ご無沙汰って、いつからだと思ってるんだ。無沙汰をしていたということを、君は認めるんだな」 すると、下村はソファーから右側に滑り出て正座した。そのまま居住まいを正して床に頭を擦り付けた。 「これまでの無礼をお許しください。(私は)どうしても会長になりたい
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