イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続く中、AFP通信は4日、1万6000人を超すパレスチナ側の死者のうち、ハマス戦闘員が約5000人に上ると報じた。民間人の死者は約1万人となり、計算上は戦闘員の2倍となっているが、イスラエル軍のコンリクス報道官はこの数字について「非常に良い比率だ」と答え、議論を呼んでいる。 コンリクス氏は4日放映された米CNNの番組で、「他の都市部で市民を人間の盾として使っているテロ組織と軍の紛争に比べれば、この比率はとても良く、世界で唯一だろう」と言明。この発言がテロ組織の戦闘員の殺害を優先し、民間人の犠牲をいとわないとも受け取られた。