クルマのドアは、ユーザーが利用するときに最初に触れる部品です。そのドアに新たな機能を付加する「高機能ドア」の開発が進んでいます。開発のキーワードは、「閉まりやすさ」や「閉じたときの高品質な音」などです。 ドアはクルマを使っているときに、何度も開け閉めします。毎日クルマを使うユーザーにとって、ドアが閉まりにくいとストレスになります。また、小型車や軽自動車のドアは閉めたときに、周波数の高い耳障りな金属音がします。これもユーザーにとっては、ストレスの1つになります。 ドアの閉まりやすさや閉めたときの音は、実際に閉めてみると分かります。顧客への商品力の訴求点の1つとして自動車メーカーは、ドアの閉まりやすさや閉じ音の改善を進めています。 最近の例を挙げると、SUBARU(スバル)は新型ステーションワゴン「レヴォーグ」の前後のドアを閉まりやすくしました。ドアは重くすると閉まりやすくなりますが、ドアの質