企業・官公庁のWebサイトがサイバー攻撃を受けて改ざんされる事件が一向に減らない。最近では、改ざんから発覚までにかかる期間が長期化する傾向がある。 日産自動車は2014年8月26日、「下取り参考価格シミュレーション」Webサイトの一部で改ざん被害が確認されたと発表した(写真1)。「他メーカー比較」サイトでも改ざんの可能性があったため、これら2つのサイトを停止した。改ざんされた状態は6月30日から8月22日まで2カ月近く続いた(関連記事:日産自動車のサイトに不正アクセス、改ざんされた状態が2カ月続く)。 改ざんを自動検知できず この2サイトは改ざんを自動検知する対象から外れていたため、発覚が遅れたという(関連記事:[続報]日産サイト改ざん、自動検知対象外が発覚遅延の理由)。日産は9月11日時点で「調査を続けており、サイトを再開するメドは立っていない。2つのサイト以外にも同様の改ざんがないかど