2013年05月08日11:34 カテゴリその他 壊れゆく内田樹氏 内田氏については、これまでもたまにネタにしてきたが、きょうの朝日新聞に出ている「壊れゆく日本という国」を読むと、いよいよ彼も壊れたようだ。彼は「国民国家としての日本が解体過程に入った」というのだが、その国民国家を壊しているのは「グローバル企業」だといい、トヨタを槍玉に上げる。トヨタ自動車は先般、国内生産300万台というこれまで死守してきたラインを放棄せざるを得ないと報じられた。国内の雇用を確保し、地元経済を潤し、国庫に法人税を納めるということを優先していると、コスト面で国際競争に勝てないからであろう。 わが国の大企業は軒並み「グローバル企業化」したか、しつつある。いずれすべての企業がグローバル化するだろう。繰り返し言うが、株式会社のロジックとしてその選択は合理的である。だが、企業のグローバル化を国民国家の政府が国民を犠牲に
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