「コードコンプリート」第2版下巻を輪読した。 品質、テスト、デバッグの章を読んで、非常に参考になることばかりだった。 「コードコンプリート」を読むまで「プロセスで品質を作りこむ」という格言の意味が分からなかった。 整理するために感想を書いてみる。 【1】テスト自体はソフトウェア自体の品質を改善しない 「コードコンプリート」によると、テスト(単体・結合・システムテスト)をいくらやっても、一般に存在するエラーの高々50%しか検出されない。 テストの結果は品質の指標になるだけだ。 ソフトウェアの品質を上げたいなら、テストを増やすのではなく、開発プロセスを改善しなければならない、と。 その実例や測定結果も載せていた。 この指摘には衝撃を受けた。 どのプロジェクトでも、テストケースを増やしたら、ソフトウェア品質が上がっているように思えないだろうか? それは、痩せるために体重計にのる回数を増やしている