「紙の領収書」は保管場所の確保が必要だったり紛失の懸念があったりと、何かと面倒なことが多いです。 実は、電子データを保存すれば紙の原本保存が不要となる「電子帳簿保存法」という制度があります。これにより、紙の領収書をスキャンして保存したもののほか、スマートフォンなどで撮影した写真データも有効になりました。そこで電子帳簿保存法におけるスキャナ保存について解説します。 目次 電子帳簿保存法について領収書は一定期間保存しなければならない義務があり、申告状況などにより個人事業主は5年または7年、法人は7年または10年と決められています。 過去に行われた日本経済団体連合会の試算によると、日本の経済界全体における税務書類の紙による保存コストは年間約3000億円にもなるそうです。 そのような「紙の保存」で発生するコストを削減するために、「電子帳簿保存法」という請求書や領収書などの税務書類を、電子データによ