今週のお題「卒業」 東京ディズニーシーのパレードで「A Whole New World」が流れて、なぜだかわからないのだけれどふっと泣きそうになった。「A Whole New World」といえば『アラジン』の曲だ。 『アラジン』がどんなはなしだったかおもいだそうとしてもぜんぜんおもいだせなくって、蘇るのは、レーザーディスクを再生して本編がはじまるまえに流れる音だ。カタカナでごくかんたんに書くと、ウィーン、という音で、低音から高音に移り変わりながら10秒くらい流れるのだけれど、とにかくこの音が苦手だった。それでも『アラジン』が見たいというきもちのほうが強くて、音が鳴っているあいだは両手で耳をふさいでじっと待っていた。レーザーディスクはほかにもあったのかもしれないけれど、見た覚えがあるのは『アラジン』だけだ。『シンデレラ』とか『リトル・マーメイド』とかはビデオで見ていて、いまでも家にビデオテ