ブックマーク / essa.hatenablog.com (149)

  • ダークマター主導経済 - アンカテ

    天文学の用語である「ダークマター」というメタファーで、ネットによる経済の構造変化を語ってみる。 今年の新書ベスト3 ウェブ進化論 当の大変化はこれから始まる (ちくま新書) グーグルGoogle 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501) ヒューマン2.0―web新時代の働き方(かもしれない) (朝日新書) 私は新書をそうたくさんは読まないけど、2006年という年を語る上で、この3冊は欠かせない気がする。そして、この3冊に共通するテーマとして「ネット列強は個人のエンパワーメントを促進する」ということがある。 「ウェブ進化論」のその側面については、アドセンスは21世紀のフルブライト留学制度だで論じている。佐々木さんのについては、佐々木氏のググルに自助努力系の人が登場する理由に書いた。どちらの記事も、読みかえすと、自分が書いた所にはいろいろ直したい所があるが、引用はいい所を引用して

    ダークマター主導経済 - アンカテ
  • 「大物」と「小物」を分別するSNS的な政治に未来はあるか? - アンカテ

    自民党の復党問題で一番問題だと思うのが、「誓約書」を提出させたこと。 「『違反したら議員辞職』という足枷がないとこの人を信頼できない」と言っているわけだ。それには同感だけど、信頼できない人を同士として迎え入れるべきではない。そもそも、議員の口を縛るのは末転倒。 自由にモノを言う議員が、議論を戦わせた結果として、たまたま一致する所があれば一つの政党に集まり政策を実現していくのが議員内閣制の義である。議員の言論に枠をはめるのは、その議員に投票した有権者の意思をないがしろにするということで、いかなる例外的事態でもどんな瑣末なことでも見逃すことはできない。 もちろん、そういう条件を受け入れる方にも問題がある。 そして、情けないのが小泉チルドレン83人の「小物感」。 小泉さんの言動は、今回ばかりは理解しかねるし支持できないが、それでも2点だけは想像できることがある。ひとつは、最初に反射的に出た「

    「大物」と「小物」を分別するSNS的な政治に未来はあるか? - アンカテ
    summercontrail
    summercontrail 2006/12/04
    "政治の一番重要な論点は(略)見えない所でのつながりを重視するか、公的な場における発言や行動を基準にした見えるつながりを重視するか""いい子でいるくせに、チルドレンの「小物」ぶりを嘲笑"
  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - デュープロセスと2ちゃんねるは限りなく頼りなくても絶対必要なもの

    人のための憲法原論 このに面白いことが書いてありました。 「刑事裁判とは、検察、すなわり行政権力を裁く場である」というのは近代裁判の大前提なのですが、これもまた日人のよく理解できていないところです。(P43) 刑事裁判において裁判官は、「真実の探求」なんてことはこれっぽっちも考えてない。被告のことなんてどうでもいい。気にしているのは検察のみ。ひたすら、検察の言うことに間違いが無いか、鵜の目鷹の目でチェックする。 だから弁護人はいくら間違えてもいい。関係無い所に何回ツッコミを入れても問題ない。めくらめっぽうで100個ツッコミを入れて、そのうち一つでもまぐれ当たりして検察の言うことに矛盾や嘘が発見されたら被告側の完勝、検察側の完敗だそうです。 裁判官はそういうジャッジをする。検察が100点を取ったかどうかだけを見てればいいんです。 「へえー」と思って、ちょうど話題になっているO・J・シ

    アンカテ(Uncategorizable Blog) - デュープロセスと2ちゃんねるは限りなく頼りなくても絶対必要なもの
    summercontrail
    summercontrail 2006/12/01
    むしろ,恐ろしい権力を持った"民意"を,制御可能な対象とし鎖をつけるために,国家という形態をとらせ制度化したとみるべきでは/リンチを避けるため
  • 人はネットの言葉から受ける影響を自己管理できるか? - アンカテ

    ぶっちゃけソースコードと言葉は違う。言葉は見た瞬間自動実行されるバイナリみたいなもの。 これは非常に鋭い指摘だと思う。というか、rnaさんと議論していてなかなか解けなかった謎が「見た瞬間」に氷解した感じ。 確かに私は、ネット上に書かれた言葉を「ソースコード」に近いものとしてとらえている。つまり、それが与える影響を読む人が管理できるものだと思っている。 だから、自分の所でも他人の所でも、無意味な誹謗中傷の類があっても、それを実行可能な状態にすることなく捨ててしまう。だから、それは私に影響を及ぼすことはなくて、私にとって存在してないのに等しい。 自分にとって意味があって有用な影響を及ぼす言葉だけを私は「コンパイル」して実行する。つまり、自分に影響を及ぼすことを許す。 私にとって、見た瞬間に自動実行される言葉には2種類あって、ひとつは、まさにこのrnaさんのコメントがそうであるように、「知識」あ

    人はネットの言葉から受ける影響を自己管理できるか? - アンカテ
    summercontrail
    summercontrail 2006/12/01
    "つまりウィルスっぽい言葉としては、プライベートな情報の暴露がある。私は、言論の自由にほぼ無制限の優先度を置いているが、言論の封殺を目的としたプライベートな情報の暴露には断固反対だ"そうそう,まじで/ほか
  • 偽りの共同体ゲームを破壊する為にいじめ加害者を理解する - アンカテ

    こころ世代のテンノーゲーム - アンカテのいじめ対策案はぬるいどころか最悪である いじめ問題の解決を見て傍観者が不安になるような解決方法が正しいアプローチであるについて、id:umetenさんから強烈な批判をいただきました。 問題のエントリは、基コンセプトを提示するのが主題であって、私としては、すぐに実行可能な具体的な対策案までブレークダウンしたものを提示しているつもりはありません。 「濃縮された毒を再度社会に投げ返すようなアプローチ」とはこういう意味で、いじめ問題が解決した時に、我々が納得して安心してしまうような解決は当の解決ではない。解決によって当事者は安心しても、それを見ている無関係な我々の間に言いようのない漠然とした不安感が湧き上がってくるような解決が当の解決だ。 だから、この部分に同意してもらえるかどうかが一番重要です。そこに同意してもらえるなら、戦術レベルで多少問題があっ

    偽りの共同体ゲームを破壊する為にいじめ加害者を理解する - アンカテ
    summercontrail
    summercontrail 2006/12/01
    "いじめ問題の根本的な解決については、共同体主義を解体することが最も重要""「暴力系」のいじめ対策は「コミュニケーション操作系」のいじめへの移行とその高度化や(悪い意味での)洗練を促すことに""「無形の圧力」"
  • やらせミーティングとオーマイニュースに見る事前調整への執着 - アンカテ

    こころ世代のテンノーゲーム - オーマイニュースがいつのまにか精神の根底から死んでいた件について 「オーマイニュース」が自殺! -- しっぽのさきっちょ 2006年11月 -- Spiegel's Trunk CNET Japan Blog - 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点:平野日出木さん、当にそれでいいんですか?(上) CNET Japan Blog - 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点:平野日出木さん、当にそれでいいんですか?(下) 市民ジャーナリズムは、混乱と炎上を越えて立ち上がるか -- OPENDOORS:雑誌:論座 この問題は、タウンミーティングのやらせ問題に通じていると思う。 「民意」というのは、多種多様でまとまりがないものだ。それをそのまま衆目に晒すことが美しくない、事前に調整してまとまりをつけなくてはいけないという感覚を、左右ともに持っている。それがどちらの問題で

    やらせミーティングとオーマイニュースに見る事前調整への執着 - アンカテ
    summercontrail
    summercontrail 2006/11/26
    同じようなことを思った/すりあわせ,"会議"の前に事前の相談がないと不機嫌になる構成員たち,それどこの部族の儀式?という感じだ
  • 天外伺朗「マネジメント革命」書評 - アンカテ

    マネジメント革命 「燃える集団」を実現する「長老型」のススメ 団塊の世代の人が「上も下も悪くない、悪いのは自分たちの世代だ」と言うことはほとんど無いと思うけど、このは、それに近いことを言っている稀有な例だ。著者は「井深大さんから受け継いだものを、私たちは次の世代にきちんと受け渡しているだろうか」という問題意識から、このを書いたと言う。 著者の天外伺朗氏(名土井忠利氏)は、ソニーでCDを開発し、ワークステーションNEWSとAIBOの開発責任者をつとめた技術系のフェローだ。1964年に中堅企業であったソニーに入社して、新入社員の時にトランジスタラジオの材料の開発の仕事に携わったが、社長であった井深氏が「とにきは毎日のように私の隣に座り、いろいろと議論をふっかけてきた」と言う。その後、いくつかの技術開発を経て、デジタル・オーディオの開発にとりかかり、最終的にCDを製品化することに成功するの

    天外伺朗「マネジメント革命」書評 - アンカテ
    summercontrail
    summercontrail 2006/11/17
    意見と人格への各評価の分離"安心して井深さんに逆らっていたように思う。井深さんの言うことを無視しても、それによって個人的な信頼感が損なわれることはないし、報復されることもない、という不思議な安心感だ"
  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - いじめ2.0=再帰的切断とWeb2.0=再帰的接続

    こういうエントリを読んでいると、いじめられなかった人自慢というか、いじめを切り抜けて来たよ自慢というか、いじめを切り抜けて来る事が出来ず結果として小学校5年生から成人するくらいまでの長い時間いじめにあってきた私へのいじめなんじゃないか?とルサンチしてしまう。というかいじめでしょ。 Life is beautiful: 「『いじめられっ子』にならないためにしてきたこと体験談」大募集に対する、id:ululunさんの強烈な批判。 この、世界から完全に切断されている感覚が、今のいじめ問題の質だと思う。 「切断されている同士で体験を共有してつながろう」という呼びかけに対して、「そんなことで再びつながることができる切断は自分の経験している『切断』とは何も関係ない」と拒否する感覚だ。この感覚が、人権を失ったまま生き続けても、そんな命に意味はない。で取りあげた、自殺予告の手紙に通底している。 社会から

    アンカテ(Uncategorizable Blog) - いじめ2.0=再帰的切断とWeb2.0=再帰的接続
    summercontrail
    summercontrail 2006/11/13
    よくわからない/以前からあったいじめとは違う新しい事態とは今のところ思えない
  • 人権を失ったまま生き続けても、そんな命に意味はない。 - アンカテ

    自殺予告手紙:「生きていくのがつらい」……手紙全文−今日の話題:MSN毎日インタラクティブ これは物だと思う。 「両親へ」という手紙だけ論旨が支離滅裂で、他は筋が通っている。いたずらではこんな細かい芸はできないだろう。 この子は人権を奪われていて、それを回復できないから死ぬと言っているのだ。この子にとって自分の人権は命より大事なものだ。「僕の人権と僕の命とどちらが大切ですか?」と問うているのだ。 それに対して、「人権は後で何とかするから命を大切に」という答は意味がない。 人権とは、自分が言ったことを誰かが聞いてくれて答えてくれることだ。「クラスのみんなへ」「担任の先生へ」「クラスのみんなの保護者へ」「教育委員会へ」という4つの手紙で一貫しているのは、「僕が苦しさを訴えていることに、何らかの応答をしろ」ということだ。彼は、答えを求めている。 ぜったいなん年かたったらわすれるでしょう(クラス

    人権を失ったまま生き続けても、そんな命に意味はない。 - アンカテ
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    summercontrail 2006/11/08
    "最終的に絶望したのなら、それは本当に可能なことを全てやり尽くした""大臣だけは選挙の為に彼の人権を放置することができない。たぶんそれをわかった上で""「僕が苦しさを訴えていることに、何らかの応答をしろ」"
  • 福岡いじめ自殺の背後に教育行政にからむ公金横領がある可能性 - アンカテ

    中2男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した福岡県筑前町立三輪中で、この男子生徒をいじめていたとされるグループが事件後も別の生徒にいじめを繰り返していたことが分かった。学校側は遺族側に「再発防止を目指す」と繰り返しているが、いじめ対策が進まない現状が浮き彫りになった。 この事件で注目すべきことは、このいじめグループの担任の情報がマスコミに一切出てこないことである。 ある教師が自殺した中2男子生徒をからかい、いじめのきっかけを作ったとして非難されているが、この教師は中1の時の担任である。もちろん、これが事実ならとんでもない教師であり、報道がこの元担任を中心に行なわれるのは当然かもしれない。 しかし、これは、中2に進級して半年以上たってから起きた事件であり、その半年の間、中2になってから問題のクラスを見ていた現担任は何をしていたのか。いじめについて把握していたのか、またそれに対して何か対応をして

    福岡いじめ自殺の背後に教育行政にからむ公金横領がある可能性 - アンカテ
  • 100万アクセス達成! - アンカテ

    いつも読んでいただいてありがとうございます。 おかげさまで、日、このブログのアクセスカウンターの数値が100万を超えました。 3/15にアンカテとして再オープンした時に設置したカウンターなので、7ヶ月で達成したことになります。一日あたり、約5000くらいですね。 ちなみに、Hatena Bookmark Ranking by Livedoor Reader Rankingの順位では、日現在、Livedoor Readerの購読者数(1025)で50位、はてなブックマーク数(6532)で58位になっています。 トラックバックやコメント等の内容から判断すると、私の意見に批判的な方も含め、このブログは非常に質の高い読者に恵まれているような気がします。私は、単なる数字よりも、そのことを誇りに思っています。 今後ともよろしくお願いいたします。 なお、ちょっと忙しくなってしまったので、1〜2週間の

    100万アクセス達成! - アンカテ
    summercontrail
    summercontrail 2006/10/14
    これからもますます
  • グーグルは世界最大の有限会社である - アンカテ

    はっきり言おう。Googleから見れば、YouTubeは広告収益をビタ一文上げなくても構わない。 TVCMを破壊してくれるだけでおつりが来るのだ。 TVCMがなくなったら広告主は広告を取りやめるか?やめるわけがない。広告はモノ売る人々にとってはエデンの園の禁断の実のようなものだ。すでに口にしてしまった以上、楽園には返れない。 TVCMが破壊されたらそこに渡っていた莫大な広告収益はどこに行くか。有力な投資先が破綻した時の資金のごとく、広告はその出稿場所を追い求めるに違いない。そしてその行き着く先がどこなのかはいわずもがなだ。 YouTubeが訴訟で負けてもかまわない。訴訟というのは合州国においてさえ時間のかかるプロセスだ。YouTubeだってただで負ける訳がない。粘りに粘るだろう。その間にもTVはどんどん侵蝕される。そもそもYouTubeがなくたってすでにDVRがある。すでにTVも広告を確実

    グーグルは世界最大の有限会社である - アンカテ
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    summercontrail 2006/10/13
    "たまたま正しいGoogleがそこにあればそれでいいのか?"どうやって客観的な(or社会にとっての)妥当性を確保するのか,それははてなも同じ/集合知の基礎であるがゆえに,集合知によって淘汰圧にさらされない立場にいるgoogle
  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - 2ちゃんねるとフェミニズムが安倍批判で協力することは可能か?

    ワシントンタイムズという新聞が大々的に安倍支持のコラムを書いたそうです。 52歳の安倍氏が、彼が「新時代に相応しい憲法」と呼ぶものを追い求める中、日の軍国主義の復活などと、日の隣国は恐れる必要はない。独裁的で、民主主義を抑圧する中国共産党は、毛沢東の全体主義の下、日軍が殺したよりも遥かに多くの中国人の命を奪った過去がある。中国共産党は、大虐殺による中国人犠牲者について口を開く時は、鏡を見るが良い。 420 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/10/04(水) 00:49:00 id:Wvwz7S9P 正論は正論だけど なんか薄っぺらいな。 産経のイラク戦争マンセー記事と同じ匂いがする 私もこの方と同じ感想を持ったので、このスレを読んでみたら 438にQ&Aが http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/11598

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  • 「双方向」ということの痛みがわかってる識者もいる - アンカテ

    ネットは、あらゆるジャンルで専門家を脅威にさらすような構造改革を起こしているわけですが、どのジャンルでも、反論と言うより「否認」という言葉がふさわしいような、今ここで目の前で起こっていることに目をつぶる系の言説をよく目にします。 オープンソースやブログやグーグルなんていうのは、ビジネスの常識を根から覆すものです。実績のある人にとっては、そういう動きを認めることが、自分の足場を崩すことに直結しているわけで、やはり、これをしっかり受け止めるというのは、当に難しいことだと思います。権威の側が追いこまれる前に自発的に大政奉還を認めるというのは、肩に何もしょってない私のような人間が想像するより、ずっと難しいことかもしれません。 そういう点で、面白いなあ、すごいなあと思えるPodcastが二つあったので、紹介します。 一つ目は、経済アナリストでテレビでもおなじみの伊藤洋一氏の番組です。 伊藤洋一の

    「双方向」ということの痛みがわかってる識者もいる - アンカテ
    summercontrail
    summercontrail 2006/09/27
    "「双方向」とお題目で言うのは簡単ですが、本物の双方向はこのように痛みをともなうもので、その痛みの中に価値がある"そう,一方がメタな立場ということはありえない
  • 歴史は時代の舵を切る為にあるもの - アンカテ

    雑種路線でいこう - 技術大国日を育み押しつぶした国家総動員体制の亡霊 という南方さんのエントリーは 日の戦後は、一貫して戦中の国家総動員体制、生産者優遇政策の延長線上にある 70年代までは、そのシステムが経済の仕組みや国際環境と整合的であったのでうまくいった 80年代以降は、両者が乖離しているという根問題に手をつけず、表面的なつぎはぎ的対処に終わったため、いろいろな矛盾が深刻化した ここで見直すべきは、「連綿と続く国家総動員体制の亡霊」である という話だと思ったのですが、これには同意します。特に、戦後という時代を、敗戦〜70年代と80年代〜現代に分けて考えるべきだという視点は重要だと私も考えています。 歴史さえ尊重していれば非論理的で献身的な技術者が大切にされ技術は継承されて,日立製作所のタービン設計ミスのようなチョンボは防げたのだろうか.このようなid:essa氏の視点こそ微視的

    歴史は時代の舵を切る為にあるもの - アンカテ
    summercontrail
    summercontrail 2006/09/21
    "非論理的な部分を切り落せば復活する」という楽観的な観点や、「日本の社会の非論理性は宿命的なもので絶対に変えられない」という悲観的な観点は、両方とも歴史的な観点を欠いている"
  • ローマ法王炎上とサウンドデモがつきつける「他者と固有性」という問い - アンカテ

    あらかじめおことわりしますが、私はローマ法王もサウンドデモもどちらも、現物を見たことがありません。また、どっちにも全然予備知識がなくて全く詳しくありません。ここ数日、なんとなく眺めているサイトでこのふたつが話題になっていて、どちらもよくわからないことが多いので後学の為にちょっと勉強しておこうかな、くらいの気持ちで読んでいたら、自分的にのっぴきならぬ論点が出てきてちょっとハマってしまいました。 まず、ローマ法王炎上の話。 eirene - ローマ教皇・ベネディクト16世の講演記録を読んでみた あんとに庵◆備忘録 - ベネディクト16世の暴走報道 この二つは、「アンカテ」風な変な観点でなく、普通の解説記事として、読んでおいて損はない。わかりやすい解説です。この問題自体については、この二つでおなかいっぱいなので、ここでは触れません。 それで、私が気になったのは、あんとに庵さんの次の記述。 しかし

    ローマ法王炎上とサウンドデモがつきつける「他者と固有性」という問い - アンカテ
    summercontrail
    summercontrail 2006/09/21
    はてなグループモヒカン族"多元主義が(その名に反して)他者性を排除する議論であることを意味している"
  • 陰謀論的プロジェクトに関わる個人情報はなぜ流出しないのか? - アンカテ

    9.11に関わる陰謀説が再燃しているようだけど、私には陰謀論全般に関わる大きな謎がある。いったい、彼らはどういうメソッドでプロジェクト管理をしているのかということだ。 ソフトウエア開発プロジェクトにおいては、メンバー全員に周知徹底しておくべきプロジェクトの目的や原則がある。これはソフトウエア開発に限らず、多人数が関わるプロジェクトでは必須のことだと思うけど、これを100%徹底するのは非常に難しい。 たとえば、「悪い情報ほど早く報告せよ」ということは非常に重要な原則なのだけど、これを標語として壁に貼っておけばみんな守ってくれるなら苦労はない。このお題目を唱えるマネージャーは多いけど、実際に悪い報告があがってきた時に適切な対応が取れる人は少ない。「なんでそんなことになっているのだ、バカモン!」なんて、せっかく報告してくれた人を叱りつけてしまう。これでは、いくら口先で「悪い情報ほど早く報告せよ」

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    summercontrail 2006/09/19
    "「すでに漏れている秘密に対して、誰もが自主的に目をつぶる構造がある」というシステムを含む陰謀論は、上記の考察における例外になるかも"
  • みんなってあんたと誰? - アンカテ

    ネ タ の タ ネへのコメント 「お前にはみんな迷惑してんだよ!」って何回も言われたことあるんですけど、「みんなって、あんたと、あと誰?」って聞くと、たいていは答えがない。不思議ですね。 この日の一連のエントリーでhizzzさんが問題にしていることの、見事な要約ではないかと思います。 「俺はお前に迷惑している」と言われるならば、「わかりました。じゃあお互いがよりハッピーな状態になれるように話し合いましょうか」と言えるんですけどね。 「俺はこのプロトコルの機能不足で迷惑している」「わかりました。じゃあお互いがよりハッピーな状態になれるプロトコルを選んで/作って豊かな通信をしましょう」と言えるのが、ダムネットワークなんだと思います。「みんな」が使う基盤であるIPというプロトコルに過剰な機能があったら、これができなくなります。 技術の話と倫理の話がこのように深いレベルで共振するのは、別に偶然では

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  • 組合に囲われた生活なんて飲んでなけりゃやってられないね - アンカテ

    TBS RADIO 小西克哉 松ともこ ストリーム powered by ココログ: 9/13(水)コラムの花道 さるさる日記 - 勝谷誠彦の××な日々。(9/12と9/14) 自治労が醜態をさらしている。 ストリームのPodcastの方がわかりやすいが、自治労のサイトに「飲酒運転防止の行き過ぎ」として、一部の自治体で採用されている飲酒運転即免職という方針に異議を申し立てるような記述があったらしい。 「法律相談」(顧問弁護士の見解)として出しているのだから、法的な根拠があって言っていたのだと思う。それなのに、ムーブから取材が入ったら、すぐ削除してしまったそうだ。現在は、問題のページが削除され自治労通信2005年7・8月(713号)「困ったときの法律相談所 飲酒運転防止の行きすぎ」の削除についてという言い訳のページが残っている。 権利を主張するのは大事なことだ。私だって自分の権利が侵害され

    組合に囲われた生活なんて飲んでなけりゃやってられないね - アンカテ
    summercontrail
    summercontrail 2006/09/15
    "もし、「いい仕事」という言葉が、誰にとっても理想的で空想的で自分にとって縁遠い話にしか思えなかったら、世の中が間違っている。その時こそ労働者は団結して立ち上がるべき"
  • 「私の言葉」からの普遍性 - アンカテ

    三上のブログ - Thomas Baekdalの個人的価値観 三上勝生氏は、このエントリーでトーマス・バクダールという人の個人サイトを紹介し、そこで紹介されている彼の「個人的な価値観」について、次のように述べている。 個人的な価値観を自覚するということは、自分を含めた世界全体を俯瞰して、将来にわたって自他共に気持ちのよい状態を維持するために、自分の仕事や生活を深いところから律する<法>を明確にするということである。 徹底的に「私」を見つめ、「私」の中への向かう思考が、ひとつの普遍性に到達する可能性を示している所に、私は非常に共感する。 ここで重要なことは、この「個人的な価値観」を、これまでの類型と違う目で素直にとらえることだ。従来、このような表明は、次のどちらかの極論につながることが多かったと私は思う。 「個人的」であるはずのその価値観によって、他者を洗脳しようとすること ひとつの閉じた完

    「私の言葉」からの普遍性 - アンカテ
    summercontrail
    summercontrail 2006/09/01
    "徹底的に「私」を見つめ、「私」の中への向かう思考が、ひとつの普遍性に到達する可能性""彼らの「個人的な価値観」の中に性急に「洗脳」か「孤立」を見つけようとする人たちも、同じように「全体性」に未練があるよ