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  • 007/ダイヤモンドは永遠に(1971) - 星屑シネマ

    シリーズ第7作目 原題も「DIAMONDS ARE FOREVER」 ジョージ・レイゼンビーが1作で降板してしまったため とり急ぎサー・コネリーをカムバックさせたものの サー・コネリー・ボンドの有終の美を飾るどころか シリーズでもトップを争そうおバカな仕上がり(笑) サー・コネリー同様、スペクター&ブロフェルドの出番も(一旦)最後 理由は原作者フレミングと共同でオリジナル脚を制作した ケヴィン・マクローリーが裁判を起こして使えなくしたから 詳しくは”星屑シネマ”「ネバーセイ・ネバーアゲイン」で解説します (書くのはまだまだ先になりそう 笑) 冒頭のブロフェルド暗殺計画では、ベッドに縛りつけたブロフェルドを 泥の中に放り込むというギャグぶり(笑) 死体にダイヤを隠してアメリカに運ぶのを考えたのはボンドなのに なぜか死体を受け取る葬儀屋がスペクター ダイヤ密輸のシンジゲートを暴き、侵入せよの

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    suoaei 2021/11/04
  • DUNE/デューン 砂の惑星 (2020) - 星屑シネマ

    原題は「DUNE: PART ONE」(砂丘) 1984年の公開当時は評判が悪かったというリンチ版は ゲスいキャラ&描写&不釣り合いなTOTOの曲とともにクセになる 今となっては人気カルト映画のひとつ もちろん同じ原作なのでストーリーの土台は一緒ですが 「リメイク」ではなく完全にドゥニ版 グロテスクなリンチと違い(褒めています)ドゥニの映画はどれも美しい しかもレジェンダリー・ピクチャーズ制作とあって莫大な資金提供に エンドクレジットでもわかるように膨大な数のスタッフ ドゥニにとっても満足のいく映像が撮れたのではないでしょうか ただしタルコフスキーもだけど、美しく しかも長尺な映画は睡魔に襲われる この作品でも特にストーリーが掴みにくい前半は 私も何度か気を失いそうになりました(笑) まず知っておかなければいけないのが 「デューン」が設定されているのがどんな時代なのか 文明の発達により人工

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    suoaei 2021/11/02
  • シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(2020) - 星屑シネマ

    ニアサードインパクトから14年後の世界 特別物凄いファンというわけではないのですが それでも3回くらい泣きそうになりました(笑) 自然、再生、友情、思いやり、家族愛 ごく普通の日常が幸せなんだという、あたりまえの発見 シンジがカヲル君ショックから立ち直る経緯 シンジやゲンドウの、オタクや引きこもりを連想させる 屈した精神からの救済 シンジが大人になるとは思わなかった これは庵野秀明の25年かかった自己セラピーだったのだろうか 碇シンジ(シンジ) エヴァンゲリオン初号機パイロット 綾波レイ(綾波) ゲンドウがユイに会うための目的「人類補完計画」のため生み出されたユイの模倣品 儚い言葉を連呼して何度も死んでしまう、消えてしまう美少女 前々作「破」で初号機に取り込まれ魂として存在している 髪が長く白いプラグスーツを着用している(14年経過している事を示唆) アヤナミレイ(仮称)(そっくりさ

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    suoaei 2021/10/30
  • 川喜多映画記念館「映画祭のすゝめ~ぐるり映画ポスターの旅~」 - 星屑シネマ

    ブログではあまり紹介していないんですけど 実は私「御朱印ガール」でもあります (ガールという年でもねえがな) 8月28日は「天赦日」 鎌倉駅「鶴岡八幡宮」から「鎌倉大仏」「長谷寺」のある 長谷駅まで(しかも歩いて 笑)向かう途中 閑静な住宅街にミニシアターを発見 こんなところに映画館があるんですねえ 入り口には「映画祭のすゝめ~ぐるり映画ポスターの旅~」 企画展は200円で見学できるということ (映画鑑賞券には展示料も含まれるそうです) 映画を見る時間はないけど、この日も気温は35度近く ちょっと涼しむのにはいいかも 川喜多長政氏、かしこ夫人の馴れ初めから 外国映画の輸入、配給、国際映画祭での重要な役割が紹介され このご夫が居なかったら、世界の「クロサワ」も「ミゾグチ」も 誕生しなかったかもしれないのです 私、そんなことも今まで知りませんでした 展示は主に「カンヌ」「ベネチア」「モスクワ

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    suoaei 2021/09/01
  • バッドボーイズ(1995) - 星屑シネマ

    原題も「BAD BOYS」 ストーリー的に語るものは何もないんですけど(笑) ミュージックビデオ出身のマイケル・ベイらしいスタイリッシュな映像や 銃撃戦やカーチェイスで見せるスピーディで緊張感あるアクションは セクシーで、ノリノリで、カッコイイ 第一次MTV世代なので(トシがバレルよ 笑) こういう露骨なカッコつけは大好き ばかばかしさ加減も程よく楽しめました マイアミ市警に保管されていた押収ヘロイン(1億ドル相当)が何者かに盗まれ 麻薬特捜班のハワード警部(ジョー・パントリアーノ)は 事件がマスコミに漏れたら我々はクビ FBIが捜査に乗り出す前(72時間以内)に犯人を見つけるよう 金持ちでプレイボーイのマイク(ウィル・スミス)と マイクの相棒で家庭思いのマーカス(マーティン・ローレンス)に命じます マイクは自分に惚れているとわかってる、高級コールガールのマックスに 最近金回りのいい男がい

    バッドボーイズ(1995) - 星屑シネマ
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    suoaei 2021/08/25
  • ピーターラビット(2018) - 星屑シネマ

    原題も「PETER RABBIT」 私のような毒女が、自分から選ぶような作品ではありませんが(笑) 同じソニー・ピクチャーズ・アニメーション制作の 「スパイダーマン: スパイダーバース 」(2018)が傑作だったので鑑賞 ポターの絵を読んだことのない人でも キューピーのCMや、ウエッジウッドの器などでお馴染み その世界観や愛らしいキャラクターのファンも多いと思いますが これはヒドイ(褒めています) いい意味で裏切られました 「テッド」(2012)のように下ネタのオンパレードじゃない ギャグ加減は私的なツボにハマりましたし うさぎたちの敵に対する野生の能(かなりワル)丸出しの時と 飼い主(ここではビア)だけに見せる甘えた顔の使い分けの巧さ トイレの水を飲む男で登場のトーマス ハロッズベアへの容赦ない攻撃 (ハロッズもよく協力したな 笑) うさぎたちとトーマスの、殺しをかけた派手な戦い

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    suoaei 2021/08/22
  • ジョーカー(2019) - 星屑シネマ

    このレビューは この作品のファンのみなさま および高評価をしている方は 私個人の意見のせいで、場合によっては気分を害するかも知れないので 決して読まないでください 原題も「JOKER」 ヴェネツィア映画祭で金獅子賞 ホアキン・フェニックスはアカデミー主演男優賞受賞 ずいぶん話題にもなりました が、前評判がよくあまりにも期待しすぎたせいか 私の評価は「普通」 ホアキン・フェニックスはアカデミー賞を とっくに取っていていい俳優だったのでむしろあたりまえ (今まで受賞していなかったほうが不思議) 重い、苦しい、になる・・という批評も 北欧や東欧映画に比べたら、普通にエンタメ ピエロというキャラクターもジョン・ゲイシーをモデルにした 「IT」(1990)などの作品に使い古されていているのでインパクトが弱いし 「時計じかけのオレンジ」(1971)や「悪魔のいけにえ」(1974)を はじめて見た時の

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    suoaei 2021/08/17
  • テキサス(1966) - 星屑シネマ

    原題は「TEXAS ACROSS THE RIVER」 アクロス・ザ・リバー とは川の向こう側という意味で ここではメキシコの国境と接しているテキサス州のこと ドロンさまの西部劇初出演作でハリウッドデビュー作 しかし評判は悪く、その後もハリウッド映画に数出演したものの 結局アメリカでの成功には至らなかったそうです 私はそこまで悪い作品とは思いませんでした 女性にモテる軽薄そうな美男子姿は、ジェラール・フィリップ演じた 「花咲ける騎士道」(1952)のファンファンみたいで 騎士道よろしく剣を振りかざしたり、王子様ルックもGOOD 赤いシャツを川で洗っていると野牛が寄ってきて 上半身裸の闘牛ショーの始まるのは、可笑しいけど素敵すぎる(笑) コメディセンスも抜群なんだなと思いました スペイン貴族のドン(ドロンさま)と西部のお嬢様の結婚式の日 婚約者の元カレが結婚に反対し、ドンと揉み合ううち 誤

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    suoaei 2021/08/15
  • 新・ガンヒルの決斗(1971) - 星屑シネマ

    原題は「Shoot Out」(決闘) カーク・ダグラスとアンソニー・クインが対決した ジョン・スタージェスの「ガンヒルの決斗」(1959)とは 全く関係ありませんでした(笑) ヘンリー・ハサウェイ最後の西部劇 プロットは「勇気ある追跡」(1969) +「ペーパー・ムーン」(1973)という感じ 銀行強盗で7年の刑をらい出所した クレイ・ローマックス(グレゴリー・ペック)は 彼を裏切り金を奪った相棒のサム(ジェームズ・グレゴリー)に復讐するため ガンヒルの町に向かおうとするのですが 金を貰おうとした昔の恋人から「あなたの子よ」と 生意気な6歳の女の子を託されてしまいます 預け先をあたってみたものの (女の子は働き手にならないと)断られてしまい 結局一緒に旅をすることになってしまいます このデッキ―(ドーン・リン)という女の子がなかなか賢い 「おじさんはパパ?」と尋ねるけど、クレイは確信持て

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    suoaei 2021/08/08
  • 西部の男(1940) - 星屑シネマ

    「で、リリーちゃんは?」 「そんなことよりリリーちゃんは?」 原題は「THE WESTERNER」(西部の住民や西部出身者のこと) これは不思議な魅力のある、なかなかの傑作でした 私的にはゲイリー・クーパーの主演作の中でも上位ランキング コメディ仕立ての中に、アクション、ロマンス 当時の社会問題までバランスよく組み込み ストーリー、カット、セリフ、俳優、みんないい モノクロの画面にモノラルな音声もマッチしている 「推し」がテーマというのも古くて新しい(笑) スタッフも1流ですね 監督はウィリアム・ワイラー 脚はニーヴン・ブッシュ カメラはグレッグ・トーランド 音楽はアルフレッド・ニューマンとディミトリー・ティオムキン 助演には名脇役のウォルター・ブレナン (3度のアカデミー助演男優賞受賞のなかのひとつ) 1880年代のテキサス 牛追いたちが自由に放牧していた広大な土地に (国から合法的に

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    suoaei 2021/08/04
  • 100万ドルの血斗(1971) - 星屑シネマ

    原題は「BIG JAKE」 (ビッグジェイク) プロデューサーはマイケル・ウェイン(最初のとの間の長男) 次男役はパトリック・ウェイン(最初のの間の次男) 三男役はクリス・ミッチャム(ロバート・ミッチャムの息子) 孫役がイーサン・ウェイン(3番目のとの間の息子) ストーリーは単純で、身代金目的で悪漢に誘拐された孫息子を チョイ悪な家出じいさんが助けにいくというもの 公開当時は批評家だけでなく、観客からも 「デュークや、オハラほどのスターが何故こんな映画に出たのか」 「(息子が製作とはいえ)脚に文句を言わなかったのか」と 酷評されたそうです 確かに先住民やメキシコ人が善人悪人かまわず殺され 飼い犬まで殺され、身内だけが生き残るのはいいとして 悲しみもしないし、追悼もなしというのは (70年代ともなると)非難轟々だったのかもしれませんが 私はそこまで悪い出来とは思いません その証拠に赤

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    suoaei 2021/08/01
  • 夕陽の用心棒(1964) - 星屑シネマ

    「裏切ったら殺す 裏切らなくても殺す」 タランティーノ選「マカロニ・ウェスタン20」12位 原題は「Una Pistola per Ringo」(リンゴのための拳銃) 「続・荒野の1ドル銀貨」”Il ritorno di Ringo 1965”(リンゴの帰還)は 「荒野の1ドル銀貨」”Un dollaro bucato 1965”(ランドリー・ドル) とは関係ない作の正式な続編だそうです 1958年にデビューして、それまでエキストラや端役だった ジュリアーノ・ジェンマを世界的に有名にした作品ということ セルジオ・レオーネ(「荒野の用心棒1964」「夕陽のガンマン1965」) が火付け役となったマカロニ・ウエスタン・ブームに 便乗したというところでしょうか (日では未公開、邦題もくっつけただけ 笑) フェルナンド・サンチョのほうが、この作品で自身の悪役のスタイルを確立し その後200以上

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    suoaei 2021/07/29
  • 真昼の死闘(1970) - 星屑シネマ

    真昼、夕陽、決闘、死闘、荒野、ガンマン、用心棒、勇者、〇〇の男・・ 同じような邦題のせいで、記憶できない西部劇シリーズ が、イーストウッドとシャーリー・マクレーンの登場で 見ていたことにすぐに気付く しかもレビューまでちゃんと書いていました(5年前) 原題は「TWO MULES FOR SISTER SARA」(シスター・サラのための2頭のラバ) 名コンビ、ドン・シーゲル&イーストウッドによる テキーラ・ウェスタン メキシコ出兵のフランス軍を撃滅するため メキシコの革命ゲリラに雇われた流れ者 ホーガン(クリント・イーストウッド)は 目的地のチワワに向かう途中 3人の悪漢に襲われている半裸の女性を助けます このままでは火傷をしてしまうと、服を着ることを命じると そこに現れたのはシスター・サラ(シャーリー・マクレーン)と名乗る尼僧で 自分もチワワ出身だと言い一緒に旅をすることになるのです 貴重

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    suoaei 2021/07/28
  • 縛り首の木(1959) - 星屑シネマ

    原題は「THE HANGING TREE」 (ぶら下がりの木) テーマは「金よりも、愛や善人の命のほうが尊い」だと思うのですが 単純明快な西部劇というよりは、かなりの異色作 どちらかといえば難癖のある作品が好きな方におススメ(笑) まずは主演俳優が見ごたえあり 悪役カール・マルデンの、まあ憎たらしいこと 狂信的な役やらせたらジョージ・C・スコットの右に出る者もいない 笑わないゲイリー・クーパーは、この2年後に 癌で亡くなっていることを考えると (「コルドラへの道」(1959)も極限状態で任務を果たす男性像だった) 身体的に当に辛かったのかも知れません モンタナにある新興の金鉱地にやってきた 医師のジョー(ゲイリー・クーパー)は丘の上の小さな小屋を買い 診療所を開きます そこで町で盗みを働き、顔役のフレンチ(カール・マルデン)に 肩を撃たれた青年、ルーン(ベン・ピアッツア)を助け 治療費を

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    suoaei 2021/07/27
  • 七人の無頼漢(しちにんのならずもの)(1956) - 星屑シネマ

    原題は「Seven Men From Now」(今から7人の男) 人殺しをした7人の男が追い詰められて、ひとりひとり殺されていく・・ なんとオープニング主題歌でネタバレ(笑) そのわりにはリー・マーヴィン以外のならず者に全くインパクトなし(笑) そんなご都合主義のツッコミ系ですが わずか78分で、西部劇のエッセンスを全て詰め込んでみせたのは なかなかの職人技 冒頭、洞窟で野宿するふたり組の男に チリカウア族に馬を奪われ、雨宿りさせてほしいと現れた男 男は集配所から強盗に金塊が奪われた町から来たと言います 犯人は捕まったのか、訪ねるふたり組 「ふたりは、な」そして男はふたり組を撃ち殺し馬を奪います (後にも先にも、このシーンがいちばんカッコイイ) 男が次に出会ったのは、幌馬車が泥にはまり身動きできなくたった夫婦 カリフォルニアのフローラヴィスタに向かうという グーリア夫を助けたストライド(

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    suoaei 2021/07/23
  • 地獄への逆襲(1940) - 星屑シネマ

    原題は「The Return of Frank James」(フランク・ジェイムズの帰還) ジェーシー・ジェイムズ兄、フランク・ジェームスのその後を描いた 「地獄への道」(1939)の続篇 主演のフランク・ジェイムズにヘンリー・フォンダ フォード兄弟にジョン・キャラダインとチャールス・タンネン 鉄道会社の社長にドナルド・ミークなどが同役で出演 大きく変わったのは、監督がヘンリー・キングから フリッツ・ラングになったこと 前作からのコメディタッチを残しながらも 悪義も正義も、平等に陪審員制度で裁かれるべきという 社会派・・ までいけてない(笑)法廷ドラマ 1861年から1865年にかけて、北部のアメリカ合衆国(北軍)と 南部のアメリカ連合国(南軍)の間で行われた南北戦争(内戦) 映画の舞台となるミズリー州では 断固としてアメリカ合衆国に残留しようとした北軍派と あくまで南部支持感情を捨てるこ

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    suoaei 2021/07/20
  • 地獄への道(1939) - 星屑シネマ

    原題は「JESSE JAMES」(ジェシー・ジェイムズ) 日では1951年公開 続編「地獄への逆襲」(1940)とともにヒットしたそうです 1866年~列車や銀行を襲い殺人を繰り返したジェイムズ兄弟 特に弟のジェシーは、敬虔なキリスト教徒で甘いマスク 弱者を救い、強者に立ち向かう「ロビン・フッド」のような存在として 今でも人気があるそうです 映画のほうはかなり同情的な内容から始まります 横暴な鉄道会社にタダ同然で土地を奪われ 立ち退きされられてしまう農民たち ジェシー(タイロン・パワー)と兄のフランク(ヘンリ−・フォンダ)は 組合を作り鉄道会社に立ち向かおうとしますが 鉄道会社から雇われたパーシーとその部下は 暴力で農民たちを脅し、ジェイムズ兄弟の逮捕状まで入手するのです 新聞社のコッブはふたりに身を隠すように忠告しますが 兄弟の留守中、パーシーに襲われた母親が心臓発作を起こして横死して

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    suoaei 2021/07/18
  • 無頼の群(ぶらいのむれ)(1958) - 星屑シネマ

    マカロニ・ウエスタンやアメリカン・ニューシネマの先駆けのような作品で 復讐の鬼の主人公も、グレゴリー・ペックより いかにもクリント・イーストウッドが演りそうな役柄 原作があるということなので たぶん「罪人を赦す」という宗教的な教えと 怒りや憎しみといった実際の人間の感情の アンバランスがテーマなのだろう、とは思うんですが 女性がレイプされたり、真犯人が別人だったという 決してスカッとしない結末を 無理やりハッピーエンドにするのは、やはり違和感がありますし 主人公の気持ちの変化も突然で、伝わらない (この頃のペックはまだ大根役者と呼ばれている) それでもオープニングの音楽からワクワクするし ブレイク前のスティーヴン・ボイドや、往年の名わき役が揃っているので ウエスタン・ファンやオールド・ファンには見る楽しみあり カメラはレオン・シャムロイ アメリカ南西部にあるリオ・アリバという村に ジム・ダ

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    suoaei 2021/07/18
  • ボーダー 二つの世界(2018) - 星屑シネマ

    原題は「Grän」(英語の "border"=国境、境目、境界 ) 脚は「ぼくのエリ 200歳の少女」(2008)の原作者 ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストと イラン系デンマーク人のアリ・アッバシ監督の共同 スウェーデンのファンタジー映画ということで 見る前からグロは覚悟はしていましたが これはかなり上級者向け、耐久性が必要(笑) 人間が能的に拒否反応をおこす生々しい造形は 場合によってはトラウマになるかも知れませんし どちらかといえばニッチなマニア向き(笑) 実際に北欧では、妖精が自分の子どもと人間の子どもを取り替える または連れ去られるという伝承があり(取り替え子) そのことを巡る歴史的記録を少しでも知っておくと この映画を見る目もかなり違ってくると思います 国際フェリーの税関職員として働くティーナは 「嗅覚」だけで犯罪者を見分ける能力を持っていました 酒の密輸、児童ポルノのSD

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    suoaei 2021/07/15
  • ウディ・アレンの6つの危ない物語(2016) - 星屑シネマ

    原題は「CRISIS IN SIX SCENES」 (6つの場面での危機) ウディ・アレン監督、脚、主演で手掛けた 初めての(約23分×6話完結)TVコメディ 批評家からは「重い」「面白くない」「話が離脱している」と酷評 ウディ自身も「何故こんなことになったのか分からないし 引き受けたことを後悔してる 映画を6回に分けた要領と思ってたけど、全然違うと痛感した 宇宙中に恥をさらすことになったよ」 とコメントしたそうですが 仰せの通り、ひとつの映画をただ6つに分けただけ(笑) ウディ作品の中で、際立った秀作ではありませんが そこまで駄作でもない ただ、アメリカリベラル派のご婦人たちが 毛沢東思想や、革命に目覚めていくというブラック・ユーモアを アメリカの大衆が受け入れるのは(中国に対する黄禍論もあるし) 難しいかも知れない しかも今やウディは「#Metoo運動」の象徴みたいにされている で

    ウディ・アレンの6つの危ない物語(2016) - 星屑シネマ
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    suoaei 2021/07/15