スペインでは先日、LFP(スペインサッカーリーグ)が、スペインの1部と2部に所属する各クラブの支出をコントールする新ルールを採用することで合意がなされたが、クラブの財政健全化はすぐに解決できる問題ではなさそうだ。ロイター通信が報じた。 LFPが提案したこのルールは、UEFA(欧州サッカー連盟)の「ファイナンシャル・フェアプレー」に沿う形で、各クラブが自身で支えきれないような負債を抱えることを防ぐ目的で、クラブの財政を評価し、必要であればLFPに制裁を助言するような、独立したプロの管理委員会を設立するもの。「制裁」には勝ち点減点や、最悪の場合はLFP登録ライセンスの剥奪も含まれており、前週の総会で多数の賛成を得たため、導入が決まった。 このルールの導入に当たっては、制裁処分を避けるために財政を改善するための猶予が3年間与えられている。しかし、バルセロナのIESEビジネススクールの上級講師