来年6月に開幕するサッカーワールドカップブラジル大会で、フリーキックの際に守備側の選手の位置などを示すための特殊なスプレーが使われる見通しとなりました。 これは19日、FIFA=国際サッカー連盟のブラッター会長が明らかにしました。 このスプレーは、審判が試合中、フリーキックの際に使用するものです。 守備側の選手が規則で定められたおよそ9メートルの距離よりボールに近づきすぎないようにするため、スプレーでピッチ上にラインを引いたり印を付けたりして、ボールを置く位置や守備側の選手の立ち位置を示します。 現在、モロッコで開かれているクラブワールドカップで初めて採用されました。 スプレーは白い泡状で1分以内に消えるため、「消えるスプレー」とも言われています。 ブラッター会長は、「チームや選手、主審からも好印象を得ている」として、来年6月に開幕するワールドカップブラジル大会でも初めて採用する見通しを示