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うまい、うますぎる 棟方志功とまんじゅう60年の秘話:朝日新聞デジタル
【伊藤唯行】「うまい、うますぎる」。埼玉県民なら誰もが知っている「十万石まんじゅう」の有名な宣伝... 【伊藤唯行】「うまい、うますぎる」。埼玉県民なら誰もが知っている「十万石まんじゅう」の有名な宣伝フレーズだ。このセリフ、実は世界的な版画家・棟方志功が60年前、このまんじゅうをほおばって発した一言だった。 埼玉の郷土銘菓として知られる十万石まんじゅう。十勝産小豆を使ったこしあんを、もっちりとした米粉の薄皮で包み込んだ素朴な味わいの和菓子だ。製造する「十万石ふくさや」がある行田市は忍城(おしじょう)の城下町として知られ、名前はその石高に由来する。 この十万石まんじゅう、地元のテレビ埼玉で30年以上も流れているCMが有名だ。男性の声でうなるようにひねり出す「うまい、うますぎる」というフレーズは、埼玉育ちの人なら耳慣れたもの。最近はケーブルテレビなどで都内でも見られる。このフレーズが生まれたのが、60年前の1953(昭和28)年だった。
2013/12/23 リンク