このエントリは大学の授業の聖書学概論のレポートをブログ用に加筆修正したものです。僕は大学生はもっと自分の学んだレポートを世間に示すべきだと考えているのでその取り組みの一つです。 はじめに このレポートの主なテーマは非キリスト教徒は神学を学び得るのかという事である。授業の中では、聖書の中には事実と真実の2種類が存在し、歴史学的なアプローチによって事実が解明され、真実とは信仰のあり方の記述としてキリスト教徒が信じているものと説明された。 授業では主に歴史学的な研究、すなわち事実に対しての学びが中心であったが、それは歴史学とどう違うのか。また、もし神学が真実について学ぶ、つまり信仰について学ぶものであるとするならば、非キリスト教徒は信仰というものを持っていない限り、神学とは学べないものなのだろうか。この疑問について非キリスト教徒という立場から調査し、記していきたいと思う。 神学の概観 非キリスト