ボードを使って高速道路の新料金体系を説明する前原誠司国土交通相=9日午前、東京・霞が関、高橋雄大撮影 前原誠司国土交通相は9日、6月中に導入する高速道路の新料金体系を発表した。普通車は2千円など車種に応じて1千〜1万円の上限料金を設け、一定の距離を超えると料金が上がらないようにする。ただ、近距離を走る場合は値上げになる。また、「休日上限1千円」などの現行の割引は原則廃止する。利用の仕方によって、値下げと値上げが分かれる料金制度となる。 首都高速、阪神高速、本州四国連絡高速を除き、新料金は全国一律。曜日やETC搭載の有無による料金の差もなくす。上限料金は軽自動車1千円、普通車2千円、中・大型車5千円、特大車1万円。燃費が1リットル当たり20キロ以上のエコカーは、事前登録制で軽と同じ料金にする。 首都高速・阪神高速は現在の定額制から、ETC搭載車に限り普通500〜900円、大型1