京都観光オフィシャルサイトで公開される「観光快適度」。日ごとの混雑度がアイコンで一覧表示されている=京都市提供 外国人観光客の急増に伴い市民の生活環境が悪化している「オーバーツーリズム」問題で、京都市は18日、観光地や市バスの混雑緩和、観光客のマナー改善のための緊急対策を発表した。門川大作市長は同日の定例記者会見で「京都は観光都市ではない。寺社、自然、景観、食文化や暮らしの文化が観光面で評価されているので、市民生活を大事にしない観光はあり得ない」「市民生活と調和した持続可能な観光都市を目指す」と強調した。【澤木政輝】 市と市観光協会が主体となり、市全域や観光スポット別の観光快適度(混雑度)をインターネットで配信し、観光客が訪れる時期と時間帯、場所の分散を図る。スマートフォンの位置情報や天気、曜日、時間など過去3年分のビックデータを人工知能(AI)で分析し、市全域の向こう6カ月間の混雑度を5