ドイツ、封鎖の代わりに検査 市民の忍耐限界―新型コロナ 2021年04月01日07時09分 新型コロナウイルス感染拡大防止のための規制に抗議するデモ参加者=3月28日、ベルリン(AFP時事) 【ベルリン時事】新型コロナウイルスの第3波が深刻化するドイツで、店舗などを閉鎖する厳格なロックダウン(都市封鎖)ではなく、検査拡大で乗り切ろうとする動きが広がっている。封鎖は既に5カ月に及ぶ。市民や経済界の忍耐が限界に近づく中、当局が試行錯誤した結果だが、一段の感染拡大を招きかねないとも懸念される。 南部テュービンゲンでは3月16日から、市民に検査を無償で行い、陰性者に「1日券」を発行。市中心部で買い物や屋外の飲食店での食事などをできるようにする試みを開始した。 ベルリン市(州と同格)も31日から、陰性証明があれば買い物や博物館入場を可能にした。市政府与党、左派党ベルリン支部のシューベルト代表は、この