遺伝子の乗り物としての生命 生命とは何か? ”生きている”とはどういう状態を言うのか? ある物体が生物か?生物ではないか?ほとんどのものは簡単に見分けがつくものの、生物と無生物の間に線を引くとなると意外にも難しい。 ただ、生命の定義としてもっとも核心的なものは遺伝子の存在であることに異論の余地はない。 少なくとも、見るからに生物だと判断できるレベルの生物は、例外なく遺伝子を持っている。 遺伝子は、生物を生物たらしめる重要な要素の1つだ。 というよりもむしろ、生物とは遺伝子が生き伸びる為の装置として存在するのだと説いたのが、リチャード・ドーキンスの名著「利己的な遺伝子」。 生物とは遺伝子にとっての一時的な乗り物のようなものであり、遺伝子は様々な機能を持つ乗り物を乗り換えながら40億年もの歳月を途絶えることなく生きながらえた。 この40億年に渡る生命の歴史は、すなわち遺伝子の歴史であり、突然変
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