日本列島に台風並みの強風や大しけ、大雨をもたらしたのは、短時間で急速に発達する「爆弾低気圧」だった。こうした低気圧が日本海で発生するのは極めて異例で、大阪管区気象台の担当者は「4月にこれほど低気圧が発達するのも珍しい」と指摘する。 低気圧は寒気と暖気が混じり合ってできる。今回は西から東に吹く偏西風が日本海付近で南に蛇行し、大陸の強い寒気が張り出す一方、南から暖気が流れ込んで発生したとみられる。 低気圧は通常、日本の東の海上で発達するが、気象庁によると、日本海での観測は漁船遭難などで670人が死亡・行方不明となった昭和29年5月以来という。 日本気象協会によると、中心気圧が24時間で24ヘクトパスカル以上低下するものを「爆弾低気圧」と呼ぶ場合があるが、今回の場合、2日午後9時に1006ヘクトパスカルだった中心気圧は、3日午後9時には968ヘクトパスカルにまで低下するとみられている。 急速に発
東京都は3日、夕方から夜にかけ強風で鉄道が乱れる恐れがあることから、駅周辺が混乱しないよう企業や鉄道会社に対応を要請した。 都は経団連などに対し、従業員を一斉帰宅させないよう要請。JRや私鉄各社には乗客の保護や駅での滞留防止を求めた。都民にはできる限り外出を控えるよう呼び掛けた。
火星ほどの大きさの巨大な天体が地球に衝突して宇宙に飛び出した誕生時から、火山活動、クレーターや海の形成など、月の歴史は常に火とともにあった。45億年を3分間弱で表現する動画を紹介。 米航空宇宙局(NASA)が、月の誕生や火山活動、クレーターや海の形成など、月の歴史を視覚的に示す動画を公開した。 月は約45億年前に、火星ほどの大きさの巨大な天体が地球に衝突して形成されたと考えられている。衝突によって巨大なマントル・プルームが宇宙に噴出。この噴出物がその後100年以内に集積して、球状の月になったとされているのだ[ジャイアント・インパクト説]。 原始太陽系では、新たに形成された惑星間を、無数の巨大な岩石塊が危なっかしく移動していた。約43億年前、そのひとつが月の南極に衝突し、太陽系内でも最大級の衝突クレーターである南極エイトケン盆地を形成した。南極エイトケン盆地が形成されたときの衝撃では、大量の
4月4日、米アップルがフォックスコンと労働環境の改善に取り組むことで合意したことは、中国がもはや「世界で最も安価な生産拠点」でなくなりつつあることを明確に示している。写真は上海の工場ではたらく女性従業員。1月撮影(2012年 ロイター/Carlos Barria) [台北 4日 ロイター] 米アップルは「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」の生産を委託する富士康科技集団(フォックスコン・テクノロジー・グループ)との間で、労働環境の改善に取り組むことで合意。このことは、中国がもはや「世界で最も安価な生産拠点」でなくなりつつあることを明確に示している。 今回の合意は、独立系労働監視団体である公正労働協会(FLA)から、アップルの製品は中国労働者の犠牲の下に生産されていると指摘されたことを受けたもの。同協会はフォックスコンの3工場で働く3万5000人以上の労働者に対する調査
4月4日、日産自動車のゴーン社長兼CEOは、海外向けの高級車ブランドである「インフィニティ」について、生産を北米、中国などに移管を進める考えを示唆した(2012年 ロイター/Andrew Burton) [ニューヨーク 4日 ロイター] ニューヨーク・マンハッタンで4日に開幕した国際自動車ショーでは、日本の自動車メーカー各社が、円高を理由に、北米などへ生産の海外移管を急いでいる現状が浮き彫りになった。 日産自動車<7201.T>のゴーン社長兼最高経営責任者(CEO)は、自動車ショーの合間に記者団に対して、海外向けの高級車ブランドである「インフィニティ」について、生産を北米、中国などに移管を進める考えを示唆した。ゴーンCEOは、円高は「大きなハンディキャップだ」と述べた。
<センバツ高校野球:大阪桐蔭7-3光星学院>◇4日◇決勝 なにわのダルビッシュが登板5試合すべてで150キロ以上をマークし、頂点をつかんだ。大阪桐蔭が光星学院(青森)を破り、センバツ初優勝。高校ビッグ3の中で唯一勝ち残った藤浪晋太郎(3年)はこの日も最速150キロをマーク。98年春夏連覇の松坂大輔(横浜)05年夏の田中将大(駒大苫小牧)に続く大台超えの優勝投手となり、高らかに春夏連覇をぶち上げた。 勝ってまだ、道半ばだ。ウイニングボールの行方を追い、両腕を広げた。背中から捕手の森に抱きつかれ、白い歯を見せて力を抜いた。試合後のお立ち台では「最高です!」と絶叫した。だが興奮は、そこまでだった。 藤浪 春勝っても、夏勝たなければ意味がないんです。 紫紺の大旗をつかんだその日、もう深紅の大優勝旗を追いかけていた。 光星学院との対決。序盤は田村に打たれ、北條につかまった。だが、不調を不調で終わらせ
<センバツ高校野球:大阪桐蔭7-3光星学院>◇4日◇決勝 また紫紺の大旗に届かなかった。東北6県、春夏のべ459の出場校の涙が染み込んだ黒土の上で光星学院(青森)が手にしたのは、昨夏に続く銀メダル。それでも、田村龍弘主将(3年)は胸を張る。「完敗した去年の決勝に比べれば、日本一に近づいた」。夏春連続の準Vは39年の岐阜商以来73年ぶりだった。 「猛打の光星」の意地は見せた。2点を追う3回。3番田村、4番北條、5番武田の3連打で同点に追いつく。だが、秋の神宮王者らしからぬミスが命取りとなる。3-5の5回表無死一、三塁からの右飛で三塁走者の北條がタッチアップを逃した。1点差に迫れば、という場面で「走塁ミスでした…」。藤浪に12安打を浴びせ、豪快に散った。 東北勢9度目の決勝でも呪縛は解けなかったが、7カ月半前を思えば奇跡だった。昨夏決勝の翌日、前3年生の飲酒問題が発覚。仲井宗基監督(41)は準
日本経済新聞の電子版。「ビジネス」に関する最新のニュースをお届けします。
電気自動車(EV)にコネクテッド(つながる)、自動運転――。新技術を搭載するクルマが続々と登場しているが、大ヒットを記録しているものは少ない。どうすれば普及期に突入できるのか。 「…続き エコカーに「無関心の壁」 米自動車市場の現実 [有料会員限定] EV時代はまだ来ない 現実解は「マイルドHV」
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く