日銀が1日発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)は設備投資の底堅さを改めて示す内容となった。前回6月調査時点から投資計画はやや下方修正されたが、なお過去の平均を上回る水準を維持している。ただ今後、海外経済の持ち直しがずれ込めば、息切れするリスクも漂う。経済への波及効果が大きい大企業の2019年度の設備投資計画は18年度に比べて製造業が11.8%増、非製造業が3.6%増だった。6月の前回
自らの肉体を自在につくる技術を人類がひとたび手にしたら、どんな未来が待っているのだろうか。そんな想像を膨らませ、取材は始まった。羽田空港の駐機場を望む川崎市の研究開発拠点。リコーの研究室で、両手で持てそうな小型プリンターがせわしなく動く。左右に走るヘッド部分から、ぽたぽたとしずくが落ちる。漏れ出たインクではない。1滴ずつが神経細胞を含む液体だ。ヘッドが小刻みに行き来し、絵や文字を印刷する代わ
プロ野球・広島の緒方孝市監督がリーグ4連覇とクライマックスシリーズ進出を逃した責任を取り、今シーズンかぎりで辞任することを明らかにしました。 緒方監督は「今シーズン4連覇、そして悲願の日本一を目標にやってきたが、期待に応えることができず、監督の責任なので申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と話し、球団に辞任を申し入れた理由を述べました。 緒方監督は就任5年目の今シーズン、主力の丸佳浩選手の移籍に加え、ショートの田中広輔選手や抑えの中崎翔太投手などリーグ3連覇を支えた主力が不振に陥る中、序盤から苦しい戦いを強いられました。 そして負ければ優勝の可能性がなくなる先月19日のDeNAとの試合では、7点のリードを守れず敗れて完全に流れを失いリーグ4連覇に加え、4位となってクライマックスシリーズ進出も逃しました。 緒方監督は、「自分の中では全力でやりきった。ここから先のことは決まってないが、いちOBとして
トヨタ自動車などのグローバル製造業が集積し、全国有数の農産地でもある愛知県。こうした地域の多様性は、2008年秋のリーマン・ショックから10年余でさらに広がった。データから愛知の実力と課題を読み解く。初回は1000億円超伸びた名古屋市の税収。人口が50万人以上で、住民に比較的高度な行政サービスを提供できる「政令指定都市」は全国で20都市。このうち2019年度の市税収入が最も多いのはどこか――。
日銀が1日発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業・製造業でプラス5だった。前回6月調査のプラス7から2ポイント悪化した。悪化は3四半期連続となる。9月の大企業・製造業DIは2013年6月調査(プラス4)以来6年3カ月ぶりの低い水準となった。米中貿易摩擦などを背景にした世界経済の減速傾向が続き、輸出や生産に勢いはみられない。中国の景気減速
「きょう、私はどうしてここに来てしまったのだろう。来なければよかった」 前回はデートの最初から女性がこう感じてしまうような服装にならないよう、注意ポイントをお伝えしました。服装は最初に目にはいることから、女性が「がっかり」を感じるか「期待感」を持つかを大きく左右します。しかし、デートの中身も肝心です。間違った態度をとってしまうと「二度目は無いな」と思われてしまいます。 <<(上)「次はないかな」 女性がイタいと感じる男のデート服 さて、よく聞く「がっかり」ポイントは以下の3つです。 1.お店の人に対する態度 2.食事の仕方やマナー 3.エスコート ■1.お店の人に対する態度 ネットニュースなどで時々目にする「ボーイフレンドと別れようと思ったとき」で、いつも1位などの上位に来るのは、「ボーイフレンドがお店の人に横柄な態度で接するのを見たとき」です。 その理由として女性が挙げたものの中にはこう
南海トラフ地震の発生の恐れが高まったとみられるとき、地震学者はどのような情報を発信できるのか――。約1800人の研究者を擁する日本地震学会が特別シンポジウムを開き、この問題と向き合っている。政府は地震を予知して警戒宣言を出す防災対応をやめ、異変が観測されたら「臨時情報」を出すことにした。研究者の間には「地震のプロとして社会に役立つ情報を発信すべきだ」との意見がある一方、不確実さを伴う情報をどう伝
ビルやマンションに設置された古いエレベーターを巡り、設備の更新が増える「2020年問題」が起きている。新設の多かった1990年代の設備が取り換え時期を迎えているほか、電機大手が20年以降に旧型部品の供給を相次ぎ止める。各社は対応を迫られ、作業員を増やしたり工事期間を短くしたりする。更新を商機とみる保守専業会社と競争が激しくなる。三菱電機や日立製作所、東芝などが設けた国内のエレベーターは約100
大手銀行が手形・小切手や海外送金など企業との取引を中心に窓口での手数料引き上げを進めている。ネットバンキングの手数料は据え置くことで、ネット取引への移行を促す。マイナス金利の深掘りが議論されるなど低金利の長期化が見込まれ、収益環境は厳しさを増す。ネットに比べてコストの高い窓口業務については、適正な手数料を取るように改める。【関連記事】銀行、休眠口座に手数料案浮上 マイナス金利を転嫁三井住友銀行は2020年4月から、50枚入りの手形帳と小切手帳の交付手数料を1冊あたり2000円(税抜き)から1万円に引き上げる。三菱UFJ銀行も
SBIホールディングス(HD)が今年創業20年、人で言えば20歳の成人を迎えた。1999年10月の証券業務の手数料自由化を機に、証券取引にインターネットを持ち込んで個人取引で高いシェアを握った自由化の旗手は、新事業との相乗効果も生み出して金融グループを築き上げた。次の20年に向けた次の一手にも余念がない。「日本の課題である地方経済を活性化させていくためにも、地域金融機関との連携が重要になる」。
ロシア北西部の海軍施設で8月に起きた爆発事故が様々な臆測を呼んでいる。エンジンの試験中の事故というが、真相は軍事機密のベールに包まれたままだ。ただし事故直後に周囲の放射能レベルが一時的に上昇したことなどから、原子力を使った新型兵器の開発が取り沙汰されている。事故は8日、アルハンゲリスク州セベロドビンスク沖合にある海軍実験施設で発生した。国防省は直後に「液体燃料式のジェットエンジン」の実験中、
コメが5年ぶりに供給過剰になる見通しだ。農林水産省が30日発表した2019年産米の作柄概況(9月15日時点)によると、夏場の好天で北海道など主産地で豊作が見込まれる。生産量は需要を約2%上回りそうだ。流通価格も下落に転じる可能性がある。作柄の良しあしの目安になる全国の作況指数(平年並み=99~101)は101と、曇天や猛暑に見舞われた昨年に比べ3ポイント改善する。収穫量は736万9千トンと18
20190925_nikkei-story-1-36089889404001largeスポーツの歴史を振り返っても、今のラグビー日本代表は珍しい特長がある。「〇〇(監督名)ジャパン」という愛称がつき、「監督」の存在感がクローズアップされがちな日本にあって、「選手自身で動かすチーム」を目指してきたからである。9月28日に行われたワールドカップ(W杯)日本大会の2戦目、アイルランド戦は、それが問われる試合だった。【次回記事】君が代も練習 多国籍代表の緻密なラグビー前回大会から日本を率いる主将のリーチ・マイケル。W杯で初めて先発を外れ、ベンチからの出場となった。従来の日本代表ではあり得ない、異例の決断である。アイルランド戦、主将不在でも揺るがなかった組織W杯のような大舞台で主将を外すことは、サッカーなど他競技の日本代表でもめったにない。特にラグビーでは監督が試合中に出せる指示は限られており、主将
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く