名古屋大学博物館の吉田英一教授らの研究グループが、数十万年にわたってコンクリートの劣化を防ぐ新技術の開発を加速している。化石の「タイムカプセル」と呼ばれる球状岩石ができる仕組みを劣化防止に利用するというユニークな試みだ。リニア新幹線のトンネルや高レベル放射性廃棄物の最終処分場などへの応用が期待される。宮崎県にある鵜戸神宮の海岸線や崖には、芸術家が造ったのかと思われるようなきれいな球状の岩石が埋
![化石の「殻」で劣化防止 名大、コンクリ保守に応用期待 - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5b4281712053245f2704776d3d46ccce89dd8319/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSXMZO5257788025112019XY0001-2.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26auto%3Dformat%252Ccompress%26fit%3Dcrop%26bg%3DFFFFFF%26w%3D1200%26h%3D630%26s%3D4285ef6359b220589a92bfbc67fbc5be)
名古屋大学博物館の吉田英一教授らの研究グループが、数十万年にわたってコンクリートの劣化を防ぐ新技術の開発を加速している。化石の「タイムカプセル」と呼ばれる球状岩石ができる仕組みを劣化防止に利用するというユニークな試みだ。リニア新幹線のトンネルや高レベル放射性廃棄物の最終処分場などへの応用が期待される。宮崎県にある鵜戸神宮の海岸線や崖には、芸術家が造ったのかと思われるようなきれいな球状の岩石が埋
ネット通販などで商品を使いもせずに高い評価のコメントをつける「偽(フェイク)レビュー」が後を絶たない。出品者が仲介業者に報酬を支払い、偽レビューを募集していることが背景にある。社会のプラットフォームとしての信頼性が揺らぎかねない。都内の男性(32)は2018年末にネット通販のアマゾンで仮想現実(VR)ゴーグルを2万円ほどで購入した。参考にしたのが五つ星に近い高評価だ。200件を超える好意的なレ
総合化学メーカーでは中堅の昭和電工が大型買収に打って出る。日立製作所のグループ子会社である日立化成の買収を巡り、本格的な交渉に入る。日立化成の売却額は昭和電工の時価総額の2倍以上になる見込みで、「小が大をのむ」買収となる。あえて巨額の買収に挑む背景には、日立化成が強みを持つ電子材料を成長のけん引役とし、グローバル競争で勝ち抜ける化学メーカーに脱皮したいとの狙いがある。昭和電工株の25日の終値は
ローマ・カトリック教会の教皇として38年ぶりに日本を訪れたフランシスコ教皇は26日昼前、羽田空港をたちバチカンへ帰国の途につきました。4日間滞在した日本で何を語ったのか、ことばから振り返ります。 ・82歳。アルゼンチン出身で2013年に教皇に選出される。 ・リベラルで、貧しい人に積極的に寄り添おうとする姿勢は世界中の信者から支持を得ている。 ・ツイッターのフォロワーは1800万人超。 ・若い頃、宣教師として日本への派遣を希望したが、病気のため実現せず、念願がかなっての訪日だった。 24日、長崎市の爆心地公園でスピーチを行う。 「この場所は私たち人間がどれだけひどい苦痛と悲しみをもたらすかを深く認識させる」と述べて、核兵器の非人道性を強く非難した。 「核兵器や大量破壊兵器を持つことは平和や安定につながらずむしろさまたげになる」と述べて、核兵器のない世界の実現に向けて一致団結して取り組むことを
UNEP=国連環境計画は、去年1年間に世界で排出された温室効果ガスの量が統計を取り始めてから過去最悪の多さになったとする報告書を発表し、各国に対して環境政策の大幅な強化を求めています。 この報告書は、来月2日から地球温暖化対策について話し合う国連の会議、「COP25」がスペインで始まるのを前にUNEPが、26日、スイスのジュネーブで発表しました。
ローマ教皇(法王)フランシスコは26日、4日間に及んだ日本滞在を終えて帰路に着いた。38年ぶりとなった教皇の来日は我々の心に何を残したのか。痛感するのは、夢や時代の精神を呼び掛けることの大切さと難しさ。そして分断された世界をつなぎとめ、未来を語る国際的なリーダーシップへの強い渇望だ。教皇は24日、被爆地の長崎と広島から「核兵器のない世界は実現可能であり、必要である。核兵器は国家の安全保障への脅
ローマ・カトリック教会の教皇として、38年ぶりに日本を訪れたフランシスコ教皇は、帰国の途につく前の26日午前11時すぎ、自身のツイッターを更新しました。
『夢のオーダーメイド医療』。そう呼ばれているのが「がん」の新しい治療法「ゲノム医療」です。がんが進行し、手術もできず抗がん剤も効かないー。そんな患者にとって最適な治療薬を見つけるものです。ことし6月に遺伝子検査が日本で初めて保険適用され、この秋から全国で本格的にスタートしました。ところが現場からは「今のままでは、必要な患者に届かない」という指摘も出ています。「がんゲノム医療」の課題をお伝えします。 「ゲノム」とは遺伝情報を指します。どの遺伝子が原因でがんが起きたのかを調べ、その遺伝子を狙い撃ちにする薬を探します。 都内に住む63歳の男性は4年前にステージ4の前立腺がんと診断されました。肺やリンパ節などに転移し、手術では取り除けない状態で、抗がん剤の投与を受けても改善しませんでした。 そこで、男性が受けたのが遺伝子検査でした。その結果、別の種類のがんで承認されていた治療薬に効果が期待できるこ
ローマ教皇(法王)フランシスコは26日午前、カトリックの最高指導者である教皇として38年ぶりの訪日を終え、羽田空港から帰国の途についた。出発に先立ち都内の上智大を訪問して学生らに講話し、「この国を訪れる機会をいただいたことに感謝する」などと4日間の日本滞在を振り返った。教皇は24日に被爆地の長崎と広島を訪れ、「核兵器は安全保障への脅威から私たちを守るものではない」と演説した。個人や国家
WMO=世界気象機関は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスの世界の平均濃度が去年、いずれも観測史上、最も高い数値を更新したと発表し、このままでは次世代がより深刻な気候変動の影響を受けることになると警鐘を鳴らしました。 それによりますと、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの1つ、二酸化炭素の平均濃度は去年、407.8ppmとなり、統計を取り始めてから最も高い数値になったということです。 さらに、メタンは1869ppb、一酸化二窒素は331.1ppbと、いずれも最も高い数値を更新しました。 WMOのターラス事務局長は「このまま平均濃度が上昇し続ければ、次世代は気温のさらなる上昇や水不足、それに海面上昇など、より深刻な気候変動の影響を受けることになる」と警鐘を鳴らしました。 WMOの今回の発表内容は、COP25の議論でも取り上げられる予定です。
ローマ教皇の外交の歴史に詳しい名古屋市立大学の松本佐保教授は、フランシスコ教皇が被爆地で行ったスピーチについて、「核の問題について、単に抽象的なことばではなく、国際情勢を意識した発言だった」と分析しました。 そして、スピーチの中で、東西冷戦時にアメリカと旧ソビエトの核戦争への緊張が一気に高まった、いわゆる「キューバ危機」の直後に当時の教皇が示した文書が引用されたことを挙げ、「今の状態はキューバ危機に準ずるくらい危険であるということだろう」と分析しました。これは、教皇が現在の核兵器をめぐる国際情勢に対していだいている強い危機感の表れだとしています。 また、フランシスコ教皇がこの時期に被爆地、長崎と広島を訪れたことについては「被爆者も高齢化する中、このタイミングを逃すと被爆された方に会えなくなってしまう。広島と長崎のメッセージをこの機会にアピールするねらいがあったのでは」と述べました。 原爆投
高速・大容量の通信規格、5Gのさらに次の世代にあたる「ポスト5G」の技術開発を支援するため新たに設ける基金について、政府は予算規模を1100億円とする方向で最終的な調整に入りました。 関係者によりますと、来月取りまとめられる経済対策の中で、この基金の予算規模を経済産業省の要求のおよそ半分にあたる1100億円とする方向で最終的な調整に入りました。 基金は、来年度からNEDO=新エネルギー・産業技術総合開発機構に設けられ、半導体やITといった通信関連だけでなく、技術が応用される自動車や産業機械メーカーなども加えた、いわば国家プロジェクトとして、最先端の半導体や通信システムの開発を加速させるねらいがあります。 しかし、5Gでは海外勢が台頭し、中でも関連する特許の保有数で世界トップに立つ中国のファーウェイは、年間1兆5000億円もの巨額の研究開発費を投じています。 政府としては、日本企業の技術力を
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