夜のタクシー運転手はさまざまな大人たちに出会います。鉛筆画家の安住孝史(やすずみ・たかし)さん(82)も、そんな運転手のひとりでした。バックミラー越しのちょっとした仕草(しぐさ)や言葉をめぐる体験を、独自の画法で描いた風景とともに書き起こしてもらいます。(前回の記事は「『ひがしおおうら』ってどこ タクシー、地名の迷い道」) 新型コロナウイルスが猛威をふるっています。感染拡大を抑えるために密閉・密集・密接の「3密」を避けなければいけませんが、タクシーの車内というのは小さな密室みたいなものです。運転手をしていたころ、インフルエンザが流行すると、運転手側の窓を少し開け、空気がこもらないようにして走ったことを思い出します。 桜と校門前の親子はお似合い東京は3月末に雪まで降りました。なんだか異常なことばかりの春ですが、美しく咲く桜の花は、季節が確実にめぐっていることを実感させてくれます。 この季節に
![タクシー後部座席の先生たち 桜の案内人・良識の子… | NIKKEIリスキリング](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/19e5cebc55703e0e011b46e52761fad7a97030d6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.imgix.net%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSXZZO5807810015042020000000-2.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26w%3D600%26h%3D400%26fit%3Dcrop%26crop%3Dfocalpoint%26fp-x%3D0.5%26fp-y%3D0.5%26auto%3Dformat%252Ccompress%26s%3D0bf5d0ab5e766e72abc4285b40dafe7c)