先のエントリでSIerのIT翻訳(仲介)ビジネスについて言及しましたが、クライアント〜SIer〜SE〜プログラマという単純な組織関係だったら翻訳ビジネスで済むのですが、大規模なシステム開発なるともう少し複雑な組織関係になり、SIer、特にプライマリのSIerは「ステークホルダー調整」という不条理な役割が課せられます。 クライアント調整 システム開発においてクライアントの組織で関与するのは、おおよそシステム部門(システムのオーナー)とユーザ部門(同ユーザ)になりますが、この二つの組織がいい関係であることは少なく、それぞれが、自らの組織の論理で動き、モノを言い、利害は一致しません。そして、こういったクライアントとの調整は一苦労です。 もうひとつ厄介なのが、企業合併による旧組織間の勢力争いに巻き込まれることです。 いずれのケースに対しても私自身は「コレ」という解決策は持ち合わせていません。どちら