「グーグル的アプローチでネット証券他社と差別化」、ひまわりホールディングス 中野和彦 執行役員情報システム部長 「当社のように『ネット証券』の看板を掲げ、現物株取引、信用取引、証券デリバティブ、外国為替証拠金(FX)取引などすべてのサービスをインターネット経由で提供し、電話や対面での取り引きを原則行っていない会社は、情報システムが良くないと業績も上がっていかない。IT(情報技術)は会社のすべてと言ってもいい」 ひまわり証券を中核事業子会社とするひまわりホールディングスの中野執行役員は、同社にとってのITの意義をこう説明する。そんな同社が今注力しているサービスの1つが、API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を公開する形でのシステムトレード「トレードシグナル」だ。中野執行役員は、「米グーグルは様々なAPIを公開して業績を拡大し続けてきた。金融会社でも今後こうしたグーグル的な