「われわれが足元にも及ばない、山崎製パンさんが真似をされた」 セブン-イレブン・ジャパンが9月下旬に開いた秋期商品展示会の記者会見で、同社の鎌田靖商品本部長は誇らしげにこう語った。そして、プレゼンテーションのスライドには、セブン&アイ・ホールディングスのPB(プライベートブランド)「金の食パン」と、山崎製パンが9月3日に発売したNB(ナショナルブランド)の高級食パン「ユアクイーンゴールド」が並んで映し出された。 「金の食パン」、「ユアクイーンゴールド」とも、厚切りの食パン2枚入りで125円(「金の食パン」は6枚入り250円の商品も販売)。上質の小麦粉を使い、パン生地を一つ一つ手で丸めて焼き型に入れるなど、原料や製法に対するこだわりが特徴だ。さらに、金色のパッケージで高級感を出す手法など”共通点”が多い。 今年4月に発売した「金の食パン」は、発売から4カ月で販売個数1500万個を突破。瞬く間
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