2011年4月23日のブックマーク (18件)

  • 『増補改訂版 人間の測りまちがい 差別の科学史』

    スティーブン・J・グールド著,鈴木善次・森脇靖子訳.河出書房新社.1998年 「嘘には『嘘』,『真っ赤な嘘』,『統計学』がある」 "There are lies, damned lies, and statistics" Benjamin Disraeli この『人間の測りまちがい』というは,知能テストに関するである.端的に述べれば,知能テストを開発してきた研究者達や知能に関して述べてきた研究者達が,いかに人自身も気がつかないうちに欺瞞を行っていたかについて述べたである. ちなみにこのは,最初は1981年にアメリカで発売され,その後1989年には日語訳が発売された.その後アメリカではペーパーバックとなり広く流通していたが,日では永らく絶版になっていた(これが文化大国日なのだよ). が,1996年にアメリカで改訂版が出たのをきっかけに,今回1998年にそれを元にした改訳版が発

  • 第二回講義 予言の自己実現

    §1を序論として、論である社会存在と社会認識の密接な関係について論じよう。 論点1:「社会制度では、認識と存在が不可分に結びついていることが、社       会制度に特有の<あやうさ>と<堅固さ>をあたえている」 論点2:「社会体系は、知の体系と似た構造を持つ」 第一部では、論点1を、社会を説明する上で重要ないくつかの概念装置を説明しながら、明らかにしたい。 参考文献:ロバート・K・マートン『社会理論と社会構造』森東吾他訳、みすず書房。 マートン,1910生まれ、テンプル大学卒業後、ハーバード大学に学び、1936年同大学助教授、41年以降コロンビア大学の社会学教授。『17世紀イ   ギリスの科学・技術および社会』(1938、1970)『科学の社会学』(1965)『理論社会学について』(1967)『社会理論と機能分析』(1969) <「予言の自己実現」の定義> マートンは「予

  • 後入れ先出しとは (LIFO, last in first out) あといれさきだし: - IT用語辞典バイナリ

    後入れ先出し 読み方: あといれさきだし 【英】 LIFO , last in first out 後入れ先出しとは、ものごとの処理方式で、入れものに入れられたものを取り出す時に、最後に入れたものを先に取り出すことである。 特に情報処理の分野では、データ構造の中でスタック構造のことを指す。スタックは、出入り口が1つだけの筒のようなもので、先に入れたものは奥の方に押しやられ、取り出すには最後に入れたものから行う必要がある。後入れ先出しの処理方式は、ある処理を中断して別の処理に制御を移し、別の処理が完了した後に元の処理に復帰するような場合に用いられることがある。 その他、LIFOは集積回路の分野で、メモリやバッファ、データ変換機能向けに利用されている。 これに対して、後入れ先出しに対比される方式は「先入れ先出し」(FIFO、first in first out)と言い、出入り口が2つある、とこ

  • 先入れ先出し - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典

    さきいれさきだし 【先入れ先出し】 first-in first-out, FIFO 在庫の評価方法のひとつで、先に仕入れたものを先に出庫する方法。仕入れの価格が変動する場合、後入れ先出しとは在庫評価が変わる。また、プログラムでは、格納されたデータを格納された順番で処理する方式を指す。キューでこの処理方式が採用されている。 関連項目 後入れ先出し キュー

  • 「トンデモ原論」――人文系の「ニセ科学」対策 - 朴斎雑志

    科学のようで実は科学ではない「擬似科学」で今最も注目されているのは「水からの伝言」であろう。学習院大学の田崎晴明氏が最近 「水からの伝言」を信じないでくださいというわかりやすい啓蒙サイトを発表されたので、どのようなものか知りたい方はこちらを見ていただきたい。 擬似科学(「ニセ科学」と呼ぶ人も多い)は相手にしないというのがこれまでの研究者の態度であったが、「水伝」は小学校で道徳の教材として使われるなど、自然科学の枠を越えた悪影響が目立つようになったため、さすがに無視を決め込み続けるわけにはいかなくなり、多くの学者が批判や啓蒙の活動を始めている。 私もトンデモ「研究」の見分け方・古代研究編というサイトをやっている関係上、この問題はずっと注視してきたが、啓蒙活動をする研究者と一般の人々とのネット上でのやり取りを見ていると、いろいろと考えさせられるところがあった。以下に何点か記しておきたい。 その

    「トンデモ原論」――人文系の「ニセ科学」対策 - 朴斎雑志
  • 科学に佇む心と体 Pt.1: アダムの呪い?遺伝子でさぐる人類の系譜

    サイクスおじさんは、イブをやったらアダムもやんなきゃ、と思ったはいいが、なぜこれを「呪い」呼ばわりするんだか。 自虐的すぎませんか? アイデンティティを、性別や性染色体に置きすぎていませんか? 前に細胞内のミトコンドリア遺伝子を追って、人類の母方祖先を捜し求めて一冊書き上げたサイクスおじさん。 今度は男のY遺伝子を追っかけて、人類の父方祖先をこの世のオモテに引きずり出しました。 原書: Adam's Curse : A Story of Sex, Genetics, and the Extinction of Men アダムの呪い 性と遺伝と男が絶滅する日の物語 Bryan Sykes (著)  ハードカバー (2003/09) 男は必要なのか?  2003/08 Guardian Do we need men? そして男は絶滅する 2003/08 Y bother: me

  • Arsenic life and all that: My new book review for the Wall Street Journal

  • 綸言汗の如し - Wikipedia

    綸言汗の如し(りんげんあせのごとし)は、皇帝が一旦発した言葉(綸言)は取り消したり訂正することができないという中国歴史上の格言。 「綸言」の出典は孔子の『礼記』緇衣篇である。原文では「王言如絲,其出如綸;王言如綸,其出如綍」[1]となっており、王のちょっとした言葉(絲:細い糸)が重い意味(綸:太い糸)を持つとの教訓である[2]。 「汗の如し(如汗)」の出典は『漢書』劉向伝であり[3]、原文は「言号令如汗,汗出而不反者也」である[4]。 概要[編集] 古来、皇帝など国家の支配者の発言は神聖であり絶対無謬性を有するとされ、臣下が疑念や異議を差し挟むことは不敬とされた。 このため、一旦皇帝から発せられた言葉は仮に誤りがあっても、それを訂正することは皇帝が自らの絶対無誤謬性を否定することになり、皇帝の権威を貶めてしまうためタブーとされた。 このため、「綸言汗の如し」(皇帝の発言は、かいてしまった汗

  • ゴドウィンの法則 - Wikipedia

    マイク・ゴドウィン (2010) ゴドウィンの法則(ゴドウィンのほうそく、Godwin's Law)またはゴドウィンのヒトラー類比の法則(Godwin's rule of Hitler analogies)[1] は、議論が(そのテーマや対象範囲に関わらず)十分に長引いたとき、遅かれ早かれ、別の誰か・何かをアドルフ・ヒトラーや彼の悪事になぞらえるようになることを指す、インターネットの格言である。後述のように、何かをヒトラーと類比することそのものを批判するものではない。フランス語圏では「ゴドウィン点」と呼ばれ、議論でヒトラーやナチスを引き合いに出す人が出てきたら、その議論は「ゴドウィン点に到達した」とのように用いられる[2]。

    ゴドウィンの法則 - Wikipedia
  • それでも自然数の積は可換である - 吾輩は馬鹿である

    このブログは、専門外の人間が外から密輸した理屈で、正しいことを正しいと主張することを禁止する風潮を批判するためのものである。そんな私にとってどうしても看過できないのが、今回の「掛け算の順序」騒動だ。詳細は以下を参照。 かけ算の5×3と3×5って違うの? - Togetter 特に、応用数学を専門とし、中高の数学教諭の専修免許も持ち、さらに子供時代に遠山啓の数学に親しみ現在も遠山啓の著作集が棚に並んでいるというような私としては、まるで掛け算の順序を区別することが遠山啓の意にかなっているかのごとく喧伝される*1のは我慢がならない*2。 この件については、上記togetterで既に、学識豊かな方々が大抵の論点には触れてくださっているので、私は今まで余り触れられていない論点 「積は一般に非可換」という言説の妥当性 交換法則の証明は必要か 「定義」や「立式のルール」をどの程度遵守すべきか 北海

    それでも自然数の積は可換である - 吾輩は馬鹿である
  • cichlid

  • 科学コミュニケーションとシチズンシップ―日欧の違い - Mangiare!Cantare!Pensare!

    先週の火曜日、23日のことだが、PCST-9 協賛国際シンポジウム「科学を語り合う ―サイエンスコミュニケーションの方法と実践」というイベントに行ってきた。会場は、お茶の水の日大カザルスホール。 PCSTというのは、"Public Communication of Sciecne and Technology"という2年おきに行われる科学技術コミュニケーションの国際会議で、今年は、つい先日、5月17日から19日まで韓国・ソウルで開催されたばかり。(ソウルで近いこともあって、小生も参加してきました。) 今回のイベントは、その協賛企画で、文部科学省科学技術政策研究所とブリティッシュ・カウンシルの共催で開かれたもの。講演者は日から4名、欧州(英国、ベルギー)から3名で、そのスピーチの概要は、上記のリンク先にあるとおり。 で、その内容なんだけど、ある意味、日欧間の科学技術コミュニケーションをめぐ

  • 【寄生虫】芽殖孤虫〜人体を蝕む謎の寄生虫 - 未解決事件・失踪/行方不明事件・印象に残った事件 - livedoor Wiki(ウィキ)

    未解決事件・失踪/行方不明事件・印象に残った事件で発生、及び海外における日人の未解決事件・失踪/行方不明事件の一覧・まとめ。主に未成年者・若年者並びに女性が対象の事件を扱っています。 トップページページ一覧メンバー編集 履歴 【寄生虫】芽殖孤虫〜人体を蝕む謎の寄生虫 最終更新:mikaiketsujiken 2011年02月17日(木) 23:54:45 【寄生虫】芽殖孤虫〜人体を蝕む謎の寄生虫【蟲】  2010年12月21日追加・修正 熊県天草地方。1915年9月15日の夜、18歳のある独身女性は友人の家から帰宅すると、突然、悪寒戦慄と強い頭痛を感じた。 翌日は欲も失い、4日後には赤く痛みのある腫れが左大腿部の内側にできる。 痛みは日に日に酷くなり夜も眠れないようになるにいたり、医者に腫れを切開してもらうと膿が出てきた。 切開はその後2回行ったが腫れは引かないまま続

  • 国際疾病分類が細かすぎる件 - NATROMのブログ

    各国で死亡や疾病の統計を比較しようとしたとき、それぞれの国が勝手に死亡を分類していたら困るよね。そこで、みんなで話し合って、分類の方式を統一した。医学が進めば分類の仕方も変えざるを得ないので、何度も改訂され、現在のところは、ICD-10(国際疾病分類第10版)が一番新しい。ネットで見ることができる。便利な世の中だ。 ■ICD10 国際疾病分類第10版 大雑把には22章に分かれているが、細部は非常に細かい。たとえば、「傷病及び死亡の外因 (V00-Y98)」のうちの交通事故(V00-V99)は、 V01-V09 交通事故により受傷した歩行者 V20-V29 交通事故により受傷したオートバイ乗員 V30-V39 交通事故により受傷したオート三輪車乗員 V40-V49 交通事故により受傷した乗用車乗員 … V80-V89 その他の陸上交通事故 V98-V99 その他及び詳細不明の交通事故 などに

    国際疾病分類が細かすぎる件 - NATROMのブログ
  • @yagiyagiosaka さんの原子力災害における避難の法的根拠についての考察

    ekou_yagi @yagiyagiosaka (1)質問を頂いたので、原子力災害における「避難」の法的根拠について、いくつかここにも記しておきます。 2011-04-22 10:04:59 ekou_yagi @yagiyagiosaka (2)今回設定された「警戒区域」は、災害対策基法第63条に基づくものであると理解しています。警戒区域への立ち入りは罰則付で制限されるため、非常に重い措置です。その権限は市町村長にあります(厳密にはこの権限は国にはありません。状況によって知事による代行は可)。 2011-04-22 10:05:05 ekou_yagi @yagiyagiosaka (3)4/22以前に示されてきた避難・屋内退避の指示は、原子力災害対策特別措置法15条第3項の規定に基づく避難・屋内退避であり、災害対策基法第60条の避難の指示(避難勧告)に準ずるものです(罰則なし/そ

    @yagiyagiosaka さんの原子力災害における避難の法的根拠についての考察
  • 武田邦彦氏の過去の発言を検証してみる - NATROMのブログ

    ネットでは武田邦彦氏を信用している人がそれなりにいる。武田邦彦氏を信用する理由もさまざまあるだろうが、「『御用学者』たちは原子力発電所は安全だなどと言っていた。武田氏は震災前から原発の危険性を指摘していた」「政府は言うことがコロコロ変わっている。武田氏のほうが信用できる」というものがあるようだ。少なくとも、そのような理由で、武田氏を信用するのは妥当ではないと私は考える。武田氏は、震災前は原発は安全だと言っていたし、震災前後で言っていることがコロコロ変わっているからだ。いくつか引用し、検証してみよう。強調はすべて引用者による。引用部分や強調が恣意的ではないか、という批判が予測される。引用元はすべて明示しているので、恣意的な引用がなされていないかどうかは、読者は適宜検証をおこなって欲しい。武田氏は、しばしば、引用元を明示せずに論評を行うが、私の引用の仕方を気にするような人は、武田氏はさらに信用

    武田邦彦氏の過去の発言を検証してみる - NATROMのブログ
  • 小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない

    岩手県釜石市では、市内の小中学生、ほぼ全員が津波の難を逃れた。多くの人たちは、これを「奇跡」と呼ぶ。しかし、そうではない。教育で子どもたちが身につけた対応力が「想定外」を乗り越えさせた。★英訳版はこちら ⇒ http://p.tl/UDIF 死者の声に耳を傾ける 最初にある少女のことを書かせていただきたい。私は、岩手県釜石市の小中学校で先生方とともに防災教育に携わって8年になる。「どんな津波が襲ってきてもできることがある。それは逃げることだ」と教えてきた。特に中学生には「君たちは守られる側ではなく、守る側だ。自分より弱い立場にある小学生や高齢者を連れて逃げるんだ」と話していた。今回の震災では、多くの中学生が教えを実践してくれた。 ある少女とは、私が教えた中学生の一人だ。彼女は、自宅で地震に遭遇した。地震の第一波をやり過ごした後、急いで自宅の裏に住む高齢者の家に向かった。そのおばあさんを連れ

    小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない
  • 日弁連 - 「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」に関する会長声明

    会長声明集 Subject:2011-4-22 「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」に関する会長声明 4月19日、政府は「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」を発表し、これを踏まえて、文部科学省は、福島県教育委員会等に同名の通知を発出した。これによると「児童生徒等が学校等に通える地域においては、非常事態収束後の参考レベルの1〜20mSv/年を学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的な目安と」するとされており、従前の一般公衆の被ばく基準量(年間1mSv)を最大20倍まで許容するというものとなっている。その根拠について、文部科学省は「安全と学業継続という社会的便益の両立を考えて判断した」と説明している。 しかしながら、この考え方には以下に述べるような問題点がある。 第1に、低線量被ばくであっても将来病気を発症する可