playに関するsymbioticwormのブックマーク (27)

  • Copenhagen (BBC Radio 3) : Michael Frayn, BBC Radio 3 : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive

  • フェイクニュースと科学コミュニケーションの失敗~イプセン『民衆の敵』 - Commentarius Saevus

    シアターコクーンで『民衆の敵』を見てきた。言わずと知れたイプセンの有名作で、ジョナサン・マンビィ演出である。この演目は一度見たことあるのだが、その時は演出が気に入らなくて全然面白いと思わなかった…ものの、今回はとても良かった。 主人公は医師で科学者であるトマス・ストックマン(堤真一)で、研究者として地元の温泉の研究と開発に非常に情熱を傾けている。ところがその温泉に水質汚染が発覚し、トマスはみんなのために良かれと思ってこれを告発しようとする…のだが、市長である兄(段田安則)をはじめとする街の人々から思いも寄らない形で圧力をかけられることになる。 セットは北欧の家や新聞社を模したよくできたものだ。手前に川というか温泉というか、検査用の水を採取するような場所もある。全体にヴィジュアルはなかなか良かったのだが、ただセットのすごく奥で台詞をしゃべると一部ちょっと聞き取りづらくなるところがあったのと(

    フェイクニュースと科学コミュニケーションの失敗~イプセン『民衆の敵』 - Commentarius Saevus
  • 『日本のミュージカルにおけるブラックフェイス問題。』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 大晦日のバラエティでブラックフェイス問題が燃え上っている。 ブラックフェイス問題が常に絡んでいるのはミュージカルも同じなので、 今日はこのことについて考えてみたい。 日で翻訳ミュージカルを上演する際、 黒塗りとまではいかなくても、全身を褐色に塗ったりすることは多い。 『メンフィス』『シスターアクト』劇団四季『ウェストサイド物語』など、 例として挙げられる作品はいくつもあり、その度に違和感を覚える人はいた。 (ただし、ウェストサイド〜はアフリカアメリカンではなくヒスパニック) アジア人である日人が違う人種を演じる、という難しさが根底にあるので、 究極的にはある程度の

    『日本のミュージカルにおけるブラックフェイス問題。』
  • The Reason I Jump review – a revelatory insight into autism

    Embrace nature,” says the speaker, standing beneath a trembling-leaved tree. Sound advice. Yet, exploring the unexpectednesses of this tenement-encircled, wooded glade, it feels more that nature is embracing us. The white blade of a bird’s wing slices a blue sky. “Nothing to worry about,” says another speaker, sitting on a log in a clearing. Maybe so, but even if there were, it might be possible

    The Reason I Jump review – a revelatory insight into autism
    symbioticworm
    symbioticworm 2018/06/18
    タイトルでおやと思ったらやはり東田直樹氏の著作が元ネタか。現在の氏についてはともかくとして、件の著作に関してはFacilitated Communicationの妥当性を巡り懐疑的な意見も見られたが、演劇作品としてはどんなものか。
  • シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち 北村紗衣著 - 日本経済新聞

    シェークスピア劇が今日まで広く上演され続けているのは、劇場に足を運んだり戯曲を読んだりして楽しむ無名の人々が大勢いたからだ。著者はそんな問題意識から、これまであまり顧みられなかった女性の観客や読者に目を向け、史料に残る彼女たちの痕跡を丹念にたどる。視点のユニークさが光る労作だ。2015年にロンドンで有名俳優主演の「ハムレット」が上演されたとき、劇場は初めてシェークスピア劇を見るような若い女性で

    シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち 北村紗衣著 - 日本経済新聞
  • 東京新聞:シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち 北村紗衣 著:Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)

    トップ > Chunichi/Tokyo Bookweb > 書評 > 記事一覧 > 記事 【書評】 シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち 北村紗衣 著 Tweet 2018年5月27日 ◆の書き込み、手紙も分析 [評者]冬木ひろみ=早稲田大教授 書は一種の演劇受容論であるが、これまでのものと大きく異なるのは、十八世紀半ばにシェイクスピアがいかにしてイギリス文学を代表する正典となっていったかを、歴史上軽視されがちであったシェイクスピアを楽しむ女性たちに注目して解き明かしている点である。元となったのは著者がロンドン大学に提出した博士論文だということだが、ここでの筆致は比較的軽みを帯びている。カンバーバッチの舞台『ハムレット』や、北海道の小さな映画館で上映されたディカプリオの『ロミオ+ジュリエット』を見にきた女性たちを裏切ることはできないという、冒頭部分での女性ファンに寄り添う著者の言葉は、

    東京新聞:シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち 北村紗衣 著:Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)
  • 科学とシェイクスピア、そして翻訳の困難~『PHOTOGRAPH 51』/北村 紗衣(武蔵大学) | 医学史と社会の対話

    観劇日:2018年4月6日 ロザリンド・フランクリンと作品の背景 アナ・ジーグラ作『PHOTOGRAPH 51』は、DNAの構造解明につながる研究を行ったユダヤ系イギリス人の女性結晶学者ロザリンド・フランクリンの生涯を扱った芝居だ。もとの台は2008年に書かれ、アメリカなどで数回上演されたのち、2015年にマイケル・グランデージ演出、ニコール・キッドマン主演でロンドンのノエル・カワード劇場にて上演され、大きな話題となった。日語初演は2018年4月6日から22日まで東京芸術劇場シアターウエストにて実施され、その後4月25日から26日まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでも上演された。演出はサラナ・ラパインが担当した。 ロザリンド・フランクリン(1920-1958) (Wikimedia Commonsより) https://commons.wikimedia.org/wiki/File

    科学とシェイクスピア、そして翻訳の困難~『PHOTOGRAPH 51』/北村 紗衣(武蔵大学) | 医学史と社会の対話
    symbioticworm
    symbioticworm 2018/05/18
    著者写真が人間だ……(失礼/『知の逆転』でのワトソンの章でも繰り返しフランクリンの貢献と才能を否定する旨の発言があるが、色々譲っても外野の批判に対する自己防衛以上のものは見出しにくい。
  • いつまでもポリコレと言ってれば済むと思うなよ!~映画のキャスティングと人種や性別 - wezzy|ウェジー

    2018.01.10 15:30 いつまでもポリコレと言ってれば済むと思うなよ!~映画のキャスティングと人種や性別 このところ、ハリウッド映画では以前よりもいろいろな人種の役者を起用したり、女性を増やしたりするキャスティングが盛んです。例えば『スター・ウォーズ』新シリーズやマーベル・シネマティック・ユニバースの新作では、女性や非白人の登場人物が増えています。そしてそうした映画が公開されるたびに起こるのが、「ポリコレ」的配役だという感想です。 このような文脈で「ポリコレ」という言葉が使われる場合、おそらくキャスティングする側に何らかの「配慮」が働いているという考えが背後にあることが多いかと思います。つまり、何も「配慮」せずに配役を行った場合、プロデューサーや監督はほぼ全員を白人にし、男性をメインに据え、男女問わず容姿の良い役者で揃えるという想定があるでしょう。そこに「ポリコレ的配慮」を入れる

    いつまでもポリコレと言ってれば済むと思うなよ!~映画のキャスティングと人種や性別 - wezzy|ウェジー
    symbioticworm
    symbioticworm 2018/01/10
    “「ポリコレ」と言って何か批評をしたつもりになってはいけません。その奥にクリエイターの深謀遠慮や複雑な工夫が潜んでいることもあるからです。”/まあ納得したくない人は何言われても納得しないだろうとは思う
  • (シェークスピアをたどって:3)青年期「失われた年月」:朝日新聞デジタル

    シェークスピアの生い立ちを簡単におさらいしよう。 1564年、ロンドンから北西へ160キロほど離れたストラトフォード・アポン・エイボンという街で生まれた。名はウィリアム。父親は手袋職人だった。亡くなったのが1616年なので、戯曲の内容に引っかけた語呂合わせは〈人殺し(1564)、いろいろ(161…

    (シェークスピアをたどって:3)青年期「失われた年月」:朝日新聞デジタル
  • 平田オリザ|青年団公式ホームページ

    昨夜ブログを更新して以来、メール、FBでたくさんの方からお祝いのメッセージをいただきました。一つ一つにはお答えできませんが、当にありがとうございます。 いま、私は青森県にいて、午前中は八戸東高校で授業と講演会、午後は下北半島の横浜町で講演を行ってきました。明日は青森から伊丹空港に飛んで阪大での授業です。相変わらずの生活ですが、できる限り子どもとの時間を増やしたいと願っています。 青年団は、いま劇団員に50名ほどの子どもたちがいます。この日で最も多産系の劇団の主宰者として、これからの自身の子育ての経験を生かし、劇団内で子育てと演劇活動が両立しやすい環境をさらに作っていきたいと考えています。 さて、今日は、一転して、別のお知らせです。 ここ数日、演出家市原幹也氏のセクハラ問題がネット上で取り上げられ、昨夜には人からの謝罪文が発表されました。 http://ichiharamikiya.w

    平田オリザ|青年団公式ホームページ
  • 「450年先」を見据える英国ロイヤル・オペラの長期戦略 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

    「オペラは金持ちの道楽」と敬遠する人が多いのは、日だけでなく欧州も同じ。では、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスの客席が、毎晩賑わうのはなぜか。その背景には、世界を見据えた長期目線の戦略があった。 午前10時半。ロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)の舞台上では、黒ずくめのスタッフがせわしなく行き交い、着々と作業を進めている。舞台に組まれているのは、円形劇場を思わせる3階建てのセットだ。客席では、あちこちに据えられた8台のテレビカメラが出番を待っている。 人気絶頂のテノール歌手、ヨナス・カウフマンがここでヴェルディ作曲『オテロ』のタイトルロールに初めて挑戦する。人が「エベレストを登るよう」と表現する究極の難役だ。今夜、その瞬間を世界がリアルタイムで見届けることになる。 ただ、舞台上に組まれたセットは、初日を1週間後に控えた『トゥーランドット』のもの。皇帝を乗せる宙吊りの玉座が、頭上からゆっ

    「450年先」を見据える英国ロイヤル・オペラの長期戦略 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
  • これはクィアな悲劇か?〜ナショナル・シアター・ライブ『二十日鼠と人間』 - Commentarius Saevus

    ナショナル・シアター・ライブ『二十日鼠と人間』を吉祥寺オデオンで出てきた。なぜかブロードウェイで上演された作品である。主演は今をときめくクリス・オダウドとジェームズ・フランコ、演出はアンナ・D・シャピロで、スタインベックが自分の小説を戯曲化したものらしい(一応原作は小説なのだが、ほとんど戯曲みたいな小説らしい)。これはアメリカ人は皆知っている話で、ジョージとレニーはフォーク・ヒーローみたいな扱いらしいのだが、私は原作を読んだことがなくてあまり知識がなかったこともあり、新鮮な印象で見ることができた。 主人公は恐慌中に季節労働者として働いているジョージ(フランコ)とレニー(オダウド)で、ジョージは小柄で賢い男だが、レニーは大男で怪力であるものの、おそらく何かの知的障害を持っていて行く先々でトラブルを起こしている。ジョージはそんなレニーを親友としていたわり、一緒に小さな農場を買って暮らすことを夢

    これはクィアな悲劇か?〜ナショナル・シアター・ライブ『二十日鼠と人間』 - Commentarius Saevus
    symbioticworm
    symbioticworm 2017/08/10
    “この作品ってかなりクィアなんじゃないかと思った。”そういう視点からの読解は新鮮。わたしが小説の方を読んだのは随分前だが、短い作品だし読み直してみようかしら。
  • 対等な女を怖がる男たち~男の幻想に逆襲する喜劇『負けるが勝ち』 - wezzy|ウェジー

    18世紀の地獄のミサワ?僕は女を崇めてるんだけど、その中で僕がまともに会話できる連中ってのは、僕自身軽蔑しているような女たちだけなんだよ。そういう運命なのさ。(オリヴァー・ゴールドスミス『負けるが勝ち』第2幕第1場133–134行目) なんだか状況がわからなくてもムっとする台詞ですよね。私はこの台詞を初めて読んだ時、脳内では地獄のミサワの顔で再生されました。これは18世紀アイルランド出身の劇作家オリヴァー・ゴールドスミスが1773年に発表した喜劇『負けるが勝ち』(She Stoops to Conquer)で、ロンドンの良家のお坊ちゃんチャールズ・マーロウが自分を形容する台詞です。マーロウが言う「僕自身軽蔑しているような女たち」というのは、友人のヘイスティングズによると「パブのメイドや大学の寝室係」(同99 – 100行目)など、自分たちより階級の低い女を指します。チャールズは上流階級の女

    対等な女を怖がる男たち~男の幻想に逆襲する喜劇『負けるが勝ち』 - wezzy|ウェジー
  • 『科学史研究』に『コペンハーゲン』劇評を書きました - Commentarius Saevus

    『科学史研究』に『コペンハーゲン』の劇評を書きました。 北村紗衣「[劇評]シス・カンパニー公演『コペンハーゲン』、シアタートラム、東京、2016年6月19日」『科学史研究』280 (2017):352 - 353。 『科学史研究』に劇評が載るのははじめてらしいのですが、需要があるようならまた科学に関する芝居や映画のレビューを書きます。

    『科学史研究』に『コペンハーゲン』劇評を書きました - Commentarius Saevus
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    symbioticworm 2017/02/02
    さえぼーさんのフレイン『コペンハーゲン』評。読みたい〜(じゅるり
  • べ、別にあんたのためにツンデレを分析してるわけじゃないんだからね!~シェイクスピア『十二夜』を考える - wezzy|ウェジー

    2016.08.11 べ、別にあんたのためにツンデレを分析してるわけじゃないんだからね!~シェイクスピア『十二夜』を考える 今回は、満を持して私の職、ウィリアム・シェイクスピアのお話をしたいと思います。今年はシェイクスピア没後400周年で、おそらくこの原稿が掲載される頃、私は英国で開催される世界シェイクスピア学会大会を終えたばかりでヘトヘトでしょう。学会と同時に、皆さんにシェイクスピアの楽しみを少しだけお伝えしたいと思います。とりあげる戯曲は17世紀初頭に初演された喜劇『十二夜』(Twelfth Night)で、切る軸は「ツンデレ」です。 ツンデレの定義 皆さんはツンデレはお好きでしょうか。漫画、アニメ、ライトノベル等でよく聞く言葉ですし、なんとなくどういうキャラクターかイメージできる方も多いと思います。しかしながらこの語は多様な使われ方をしており、厳密な定義はなかなか困難です。私が見つ

    べ、別にあんたのためにツンデレを分析してるわけじゃないんだからね!~シェイクスピア『十二夜』を考える - wezzy|ウェジー
  • まっとうな悲恋もの〜『あわれ彼女は娼婦』 - Commentarius Saevus

    ジョン・フォード作『あわれ彼女は娼婦』を見てきた。シェイクスピア以外の英国ルネサンス演劇としては比較的頻繁に上演される作品である(2006年の蜷川版は私も見たことある)。栗山民生演出で、主演はアナベラ役を蒼井優、ジョヴァンニ役を浦井健治。 物語は英国ルネサンス演劇の中でもおそらくもっとも反社会的で、当時の道徳規範に挑戦するような要素を多数含んでいる。主人公であるジョヴァンニとアナベラは血のつながった兄妹であるにもかかわらず恋に落ち、アナベラは妊娠してしまう。これを隠すためアナベラは求婚者のひとりソランゾ(伊礼彼方)と結婚するが、ソランゾはが違う男の子どもを身ごもっていることに気付き、復讐を計画する。進退窮まったジョヴァンニは心中のような形でアナベラを殺し、心臓を持ってソランゾの誕生日の祝宴に出かける。ジョヴァンニはソランゾを殺し、兄妹の父フローリオはショックで死亡。ソランゾの家来ヴァスケ

    まっとうな悲恋もの〜『あわれ彼女は娼婦』 - Commentarius Saevus
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    symbioticworm 2016/08/04
    BSプレミアムでやるようなので観る。/観た。主人公カップルへの距離の置き方が足りない気はする。
  • 『コペンハーゲン』 - Commentarius Saevus

    科学史学会メンバーでシスカンパニーの『コペンハーゲン』を見てきたのだが、これについてはちょっと依頼劇評を書く可能性があるので、劇評を準備するためのメモ程度に。 ・第一幕でできあがった物語を第二幕でブチ壊す構造→歴史記述に対する批判、『ゴドーを待ちながら』の影響。 ・人生はつらい。いったい何が起こったのか、その時何を考えていたのかすらわからないようなはっきり定義できないあやふやな出来事により、人が死んだりひどい良心の呵責を抱えたり友と決別したりすることになる。生きることはマジ不条理だ。この芝居は歴史劇だが、限りなくベケットやハロルド・ピンターの世界に近いものを描いている。 ・左前の電球、右奥の燭台+マルガレーテのタバコ(電球が粒子で燭台が波動という解釈が科学史学会メンバーから提示されたほか、電球が理性で燭台が感性という解釈も) ・宮沢りえ美しすぎる。マルガレーテの役には知性は必要だが美貌は必

    『コペンハーゲン』 - Commentarius Saevus
  • Thomas Holcroft - Wikipedia

  • 今まで見た中で最低の『ハムレット』〜砂地『ハムレット』 - Commentarius Saevus

    新宿のスペース雑遊で砂地『ハムレット』を見てきた。これは私が今まで見たハムレットの中で最悪かというくらいくらいひどいものであった。これは1年に1あるかないかの、開始10分で後悔して出ようと思うが小劇場なので退路を断たれて構造上出られず(小さいハコだと前列の客がはけないと出られないことがある)、自分を呪いながら登場人物全員が早く死なないかと願い、1秒1分を数えながら2時間の拷問に耐える芝居だ。 コンセプトは悪くない。タメ口でふてくされた不良ハムレットを中心にした機能不全家族の話という基線はいいし、水槽(ひとつにはガイコツが入っている)を3つ据えたセットもシャープだ。Q1を基に短くて緊張感のある話にしようとしているところも悪くはない(Q1をベースにした上演は既に行われている)。ところが、この機能不全家族を説得力あるものとして見せるための演出と技術が全く伴っていない。『ハムレット』は政治

    今まで見た中で最低の『ハムレット』〜砂地『ハムレット』 - Commentarius Saevus
  • 全部夢でできている〜ITCL『テンペスト』 - Commentarius Saevus

    インターナショナル・シアター・カンパニー・ロンドンの『テンペスト』を白百合女子大学で見てきた。ポール・ステッビングズ演出で、毎年日に来ている劇団である。ほとんど大道具もないシンプルな舞台で、非常に少ない人数でとっかえひっかえいろんな役をやるのが特徴の劇団だ。 この上演も役者6人でやるのでゴンザーローの役なんかはカットされ、ゴンザーローの台詞は別の役が言うようになっている。有名なユートピアの台詞は最後にファーディナンドとミランダが出てくるところで若い2人が言うようになっており、この2人が将来良き君主になるのかもしれないということと、それでも若さのせいで少々理想主義的にすぎることを暗示している。こういう変更はわりと良かったと思うのだが、ただ役者の着替えの都合でトリンキュローがいろいろひとり芝居をするところが挿入されているのはちょっといらないのではと思った。とくに傘のスケッチとお酒のスケッチは

    全部夢でできている〜ITCL『テンペスト』 - Commentarius Saevus