2013年09月27日 小記事:新種の電気魚発見 南アメリカには、他所と長い間隔絶されている地域が多く存在し、その環境における固有種が多く発見される。ガイアナ共和国のマザルニ川(Mazaruni River)もその1つであり、南アメリカの他地域から3000万年以上も隔絶されているため、生物多様性の宝庫であると言われている。 この度、トロント大学スカボロのNathan Lovejoy博士らによって、マザルニ川で新種の電気魚が発見され、アカワイオペナック(Akawaio penak)と名づけられた。またDNAの解析によって、同種が1種のみで全く新しい属を形成することが分かった。 アカワイオペナックは体内に電界を発生させる細長い器官を持っているという。そこから発せられる電気は、獲物を痺れさせる用途としては弱すぎるが、周辺環境の感知や他の電気魚とのコミュニケーションに利用されているようだ。 Aka