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  • 理研、脳の深部を可視化する人工生物発光システムを開発 | 財経新聞

    理化学研究所(理研)脳科学総合研究センターの宮脇敦史チームリーダーらは23日、ホタルが産生する化合物(基質)とタンパク質(酵素)をベースに新規の人工生物発光システムAkaBLIを開発したと発表した。生きた動物個体深部からのシグナル検出能を飛躍的に向上させたという。 【こちらも】理研、脳が単純な基単位回路を持つことを発見 ホタルの発光を人工的に作り出し、マウスや猿の高次脳機能をこの発光で可視化したという。具体的には、マウスの大脳皮質下の標識神経細胞からの発光を、マウスを傷つけることなく、また無麻酔かつ自由行動の状態で可視化することに成功。同様に、猿の成体でも可視化を実現したという。 理研では、マウス海馬のわずか数十個の神経細胞がさまざまな環境の変化に応じて興奮する様子を動画で配信。 現在、脳深部を観察する光学的技術として蛍光内視鏡が注目されているが、体を傷つけるにも関わらず、観察視野が狭い

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  • 理研が実現したネットワーク内部情報の統合の定量化とは | 財経新聞

    私たちの「意識」はどのように生み出されているか? 現在の脳科学では、脳内の神経細胞同士が密に情報をやりとりすること、つまり「情報の統合」が必要であると考えられているという。単純なデジタルカメラと脳の情報処理の違いを例にとると、デジタルカメラの中に存在する多くのフォトダイオードは独立に情報処理を行っているだけで、情報のやりとりはなく、したがって情報は統合されていない。すなわち、デジタルカメラ自体は見ているものを意識することはできないと考えられる。一方、脳内ではそれぞれの神経細胞が処理した情報を神経細胞同士がシナプスを介してやりとりをすることによって情報が統合されるため、私たちは豊かな意識体験を持つことができると考えられるという。 意識の統合情報理論には、「統合情報量(脳内で統合される情報の量)」が意識レベルに対応しているという仮説がある。意識レベルとは、完全に目が覚めている状態から睡眠まで連

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  • 「見て触れる」経験をすると、脳内の視覚刺激が手触りを反映したものに変化する―NIPS郷田直一氏ら | 財経新聞

    実験では、サルに馴染みのない素材を「見て触れる」経験をさせて、それらの実際の手触りを学習すると、脳活動にどのような変化が現れるのかを調べた。このため、実験では、サルに36の素材を「見て触れる」課題(視触覚経験課題)を行わせました(2ヶ月間)。 そして、この課題の前後に、サルが素材の写真を「見ている」時の脳活動をfMRIを用いて計測した。(生理学研究所の発表資料より)[写真拡大] 自然科学研究機構生理学研究所(NIPS)の郷田直一助教と小松英彦教授らの研究グループは、サルを用いた研究によって、様々な新しいものを実際に「見て触れる」経験をさせると、その後は、ものを見た際の視覚刺激が素材の手触りを反映したものに変化することを明らかにした。 脳には、視覚、聴覚、触覚などのさまざまな感覚情報を処理するための、各々の感覚情報処理に特化した領域(感覚野)がある。ものを見たときは、後頭葉にある「視覚野」

    「見て触れる」経験をすると、脳内の視覚刺激が手触りを反映したものに変化する―NIPS郷田直一氏ら | 財経新聞
  • 晩発性パーキンソン病で神経変性がゆっくり進行するメカニズムを解明(順天堂大学 プレスリリース)

    晩発性パーキンソン病で神経変性がゆっくり進行するメカニズムを解明 プレスリリース発表元企業:順天堂大学 配信日時: 2015-09-11 09:30:00 順天堂大学の服部信孝教授、今居譲先任准教授ら、および京都大学の高橋良輔教授らの研究グループは、晩発性パーキンソン病の原因遺伝子LRRK2 (ラーク2)(*1)に病因変異があると、細胞内の小胞輸送に異常が起こることを明らかにしました。さらに小胞輸送の異常が、パーキンソン病同様、加齢と共に徐々に神経変性をもたらすことをモデル動物で示しました。この成果はパーキンソン病の原因の一端を明らかにし、これからのパーキンソン病の予防・治療法の開発に大きく道を拓く可能性を示しました。研究成果は9月11日付で科学誌PLoS Geneticsオンライン版に発表されました。 【研究成果のポイント】 ・晩発性パーキンソン病原因遺伝子LRRK2シグナルに関わる

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  • 理研など、神経回路構築を制御する脂質を発見 | 財経新聞

    切断した脊髄の模式図で、図の上が背側で下が腹側。後根を通る痛覚神経突起(緑色)と固有感覚神経突起(青色)は、脊髄へ入ると分別される。痛覚神経突起は脊髄の外側部(後根進入部)を長軸方向に走行し、固有感覚神経突起は背側部(後索)を長軸方向に走行する。(理化学研究所の発表資料より)[写真拡大] 理化学研究所の上口裕之チームリーダー・平林義雄チームリーダーらの共同研究グループは、異なる種類の感覚を伝える神経突起を分別してその行き先を制御する新たな脂質を発見した。 私たちが持つ感覚を伝える神経細胞の突起(神経突起)は、後根と呼ばれる束を作っているが、脊髄へ入るとそれぞれの神経突起は分別されて、異なる部位を通るようになる。このように異なる感覚を担う神経突起が分別されて、混線することなくそれぞれの目的地へ投射することで、私たちはそれぞれの感覚の違いを認識することができている。しかし、これまでの研究で、こ

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  • 阪大、眼球運動の計測で発達障害(ADHD)を診断できる手法を開発 | 財経新聞

    大阪大学の喜多村祐里准教授らの研究グループは、子どもの精密な眼球運動計測を実現するための、非侵襲(生体を傷つけないような手技)かつ操作性に優れた測定システムを開発し、注意欠陥多動性障害(ADHD:Attention Deficit Hyperactivity Disorder)の子どもは、目の速い動き(サッカード眼球運動)を制御する脳機能に異常があることを発見した。 注意欠陥多動性障害(ADHD)は不注意、衝動性、多動性などの症状を特徴とする発達障害の一つで、近年、診断基準の変更や成人ADHD治療薬の承認などの影響で有病率は急増している。 今回の研究では、開発した測定システムを用いて、ADHDと診断された5歳から11歳までの患者37名に対して、注視点移動に伴う順行性サッカード運動とよばれる速い眼球運動の計測・解析を行った。その結果、対照群の定型発達児(88名)に比べ統計学的に有意(p<0.

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  • 東大、アルツハイマー脳の病理変化と神経活動の関係を解明 | 財経新聞

    アルツハイマー病モデルマウスの外側嗅内皮質に、光刺激で神経細胞を活性化させるチャネルロドプシン(東京大学の発表資料より)[写真拡大] 東京大学大学院医学系研究科の研究グループは1日、神経活動がアルツハイマー病の病理変化を強めることを発見したと発表した。研究したのは、岩坪威教授、山薫大学院生、種井善一大学院生、橋唯史特任講師、尾藤晴彦教授、スタンフォード大学のKarl Deisseroth 教授、ワシントン大学のDavid Holtzman教授ら。 アルツハイマー病の脳では、アミロイドβ(Aβ)と呼ばれるタンパク質の断片が溜まってくることが認知症の症状を招く原因と考えられている。脳の神経細胞はシナプスを介してつながり、電気的な興奮を伝えること(神経活動)により機能しているが、神経活動とAβの蓄積の関係は十分に分かっていなかった。 共同研究グループは、アルツハイマー病モデルマウスの脳におけ

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  • 東大、大人の脳神経細胞が作られる仕組みを明らかに | 財経新聞

    今回の研究で成体神経幹細胞を作りだす元となる細胞(胎生期における起源細胞)が明らかになった(写真:東京大学の発表資料より)[写真拡大] 東京大学の後藤由季子教授・古館昌平助教らによる研究グループは、成体神経幹細胞を作りだす特別な幹細胞(起源細胞)が胎生期の大脳に存在することを発見した。 哺乳類の脳の細胞は大人になってからは二度と再生しないと長年考えられてきたが、近年、脳の海馬と脳室下帯の少なくとも二つの領域には成体神経幹細胞が存在し、生涯にわたって神経細胞を新生し続けていることが明らかになっている。 今回の研究では、胎生期の神経幹細胞の一部に分裂頻度を低く保った特別な神経幹細胞(起源細胞)群が存在し、その細胞群が成体神経幹細胞になることを発見した。成体神経幹細胞の起源細胞とそれ以外の通常の胎生期の幹細胞をFACSと呼ばれる細胞の単離方法によって単離し、遺伝子発現パターンを比較したところ、起

    東大、大人の脳神経細胞が作られる仕組みを明らかに | 財経新聞
    symphonicworks
    symphonicworks 2015/04/03
    東大、大人の脳神経細胞が作られる仕組みを明らかに | 財経新聞 成体神経幹細胞を作りだす特別な幹細胞(起源細胞)が胎生期の大脳に存在することを発見した。
  • アリ社会の序列は脳内ドーパミンに制御されている―東大 | 財経新聞

    東京大学の岡田泰和助教らの研究チームは、女王アリと働きアリとの間に生じる序列関係と行動の違いが、脳内のドーパミン量の変化によって生じることを明らかにした。 アリの社会では産卵を独占する女王と、自身では繁殖をせず、女王の子供の養育に生涯を捧げる働きアリが共同で生活している。一般にアリの巣内の序列関係は頻繁に変化し、順位構造を実験的に制御することも難しいため、これまで、順位と行動をつなぐ生物学的実体は多くが未解明のままであった。 今回の研究では、メスのアリが翅を保持するか・切られるかが順位闘争の勝ち・負けの目印となるトゲオオハリアリについて調べたところ、翅を保持するアリ(将来の女王アリ)は翅を失ったアリ(将来の働きアリ)よりも脳内のドーパミン濃度が高くなり、順位が決定した後7日で勝ったアリと負けたアリの間にドーパミン濃度に明瞭な差が見られることが分かった。さらに、翅を切られた働きアリにドーパミ

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  • 東大、動物の運動速度を制御する神経回路を明らかに | 財経新聞

    PMSI の活動と運動速度との関係を示す図。生きた個体の中で、PMSI神経細胞の活動を強制的にOFFにすると、運動速度が遅くなった。(研究結果の発表資料より)[写真拡大] 東京大学の高坂洋史助教・能瀬聡直教授らによる研究グループは、運動の速さを制御する神経細胞PMSIsを発見した。 動物が適切な速さで動くことは、エサやなわばりの確保、配偶行動などにおいて非常に重要であり、速さを制御する神経回路は進化の過程で洗練されてきていると考えられている。しかし、神経ネットワークを構成する膨大な数の神経細胞の中から速さを制御している細胞を見つけ出すのは容易ではなく、これまでほとんど詳細は明らかになっていなかった。 今回の研究では、ショウジョウバエの幼虫の「ぜん動運動」を制御する神経細胞を探索し、神経細胞PMSIsを発見することに成功した。また、オプトジェネティクスと呼ばれる手法を用いて神経細胞PMSIs

    東大、動物の運動速度を制御する神経回路を明らかに | 財経新聞
  • サウジアラビアがブレイン・フォーラムを開催(The Brain Forum プレスリリース)

    サウジアラビアがブレイン・フォーラムを開催 プレスリリース発表元企業:The Brain Forum 配信日時: 2013-11-11 12:45:00 サウジアラビアがブレイン・フォーラムを開催 (サウジアラビア・ジッダ)- (ビジネスワイヤ) -- サウジアラビアのジッダが中東地域で初となる種類のシンポジウムを開催します。このシンポジウムでは、脳研究および個別化治療の分野で世界のトップに立つ着想家やパイオニアが一堂に会します。 世界中の著名な科学者が自身の最新知見について発表し、脳研究と医療上の関連課題に関する未来について公開討論会を行います。フォーラムはまた、脳疾患の診断・管理・治療を改善し得る新たなツール、技術、その他の個別化治療の革新成果を紹介します。 フォーラムは公的・民間セクター双方の医師・科学者・企業幹部らに対して、将来の医療課題と機会についてアイデアを交換し、見解を共

    サウジアラビアがブレイン・フォーラムを開催(The Brain Forum プレスリリース)
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    symphonicworks 2013/11/12
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