ブックマーク / ryasuda.hatenadiary.org (10)

  • オープニングイベントもおわり。。。 - Ryohei’s neuroscience notes

    マックスプランクの建物も完成し、各研究室もほぼ動き始めた12月から2月まで、一連のオープニングイベントが始まった。まずは、名前が変わり、Max Planck Florida Institute for Neuroscienceと、なった。日語は、マックスプランク フロリダ神経科学研究所、とでも訳せばよいだろうか。これでこの研究所がどんな研究をやるのかを説明しなくてもよくなった。for Brain Scienceとfor Neuroscienceが最終候補だったが、結局Neuroscienceのほうがわずかな違いで勝利となった。 最初のイベントは、12月5日のテープカット。数年前に当時フロリダ州知事だったジェブ=ブッシュ(ブッシュ大統領の弟?)のアイディアではじまった研究所誘致のプロジェクトも大詰めとなった。前日から、Max Planckのプレジデントのピーター=グルスや、ドイツのMax

    オープニングイベントもおわり。。。 - Ryohei’s neuroscience notes
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    symphonicworks 2013/03/10
    オープニングイベントもおわり。。。 - Ryohei’s neuroscience notes
  • マックスプランク研究所のシステム - Ryohei’s neuroscience notes

    マックスプランク研究所は、ドイツを中心にヨーロッパに80個ほどある。1つ1つの研究所は比較的小さくて、PIがだいたい10−20人くらい。そのうちディレクターは2−4人くらいで、あとの十数人がグループリーダーとなる。どちらもマックスプランク全体で決定されるので、フロリダのマックスプランクでもインタビューはドイツだったりする。 ディレクターは終身のポジションでグラントがなくても十分に研究できるだけの予算が毎年つく(ドイツでは、ディレクターには認められていないグラントがかなりあるそう)。審査は5年おきにあり、それにより予算が変わっていく。実際オファーの内容は、大学では考えられないような素晴らしいものだったし、このような機会がめぐっくることはそうそうはないだろう。移動は家族にも大きな負担がかかるので迷ったが、最後はアクセプトすることにした。セレクションのプロセスにはなが〜い時間がかかり、コミッティ

    マックスプランク研究所のシステム - Ryohei’s neuroscience notes
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    symphonicworks 2012/03/19
    Ryohei’s neuroscience notes/正式発表と、ラボ旅行 http://t.co/b7F7lUxx マックスプランク研究所のシステム
  • グラントの書き方 - Ryohei’s neuroscience notes

    さて、最近NIHからもう1つR01グラント(大型研究予算、1年あたり$150-$250の3−5年が普通か)がとおり、私がPIとなっているR01は、テクニカルには5つになった。複数PIのものが1つ、同僚から引き継いだものを含めてだが、それでもR01に関してはこれまで採択率100%を維持している。おかげで、うちのラボの直接経費予算も$1Mを超え、そのうえにHHMIからの備品予算もつく、というラボが始まった当初かすると、夢のような研究環境となった。これまで敗れたグラントもあるけれど、すべて合わせても80%以上の採択率を維持している。テニュアのほうも問題なさそう。 もちろん、まだR01の審査(Study sectionとよばれる)もやっていないわけで(Tenure前ということで、勘弁してもらっている)、たった4つ5つ連続してとれたからといって(まだ再提出もやったことがない)「勝利の方程式」が見えた

    グラントの書き方 - Ryohei’s neuroscience notes
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    symphonicworks 2011/08/12
    「勝利の方程式」が見えたわけではないとは思うけど、それでもいろいろな先輩からアドバイスされ、大事だと思う項目を整理しておいてもよいだろう。/グラントの書き方 - Ryohei’s neuroscience notes
  • なんで、Woods holeに来るのか? - Ryohei’s neuroscience notes

    夏になると、毎年短いときで3週間、最近は夏休みの間中、Woods holeですごす。私がアメリカでポスドクを始める前、神経科学をはじめるときに、9週間のNeurobiology courseをとったのがはじめ。もう11年前にもなる。その後、Dukeでポジションをとったのを機に、毎年コースで教え始めて、その後Lismanと共同で夏季限定ラボを夏の間運営するようになった。 Woods holeのラボではもちろん研究もするのだけど、細切れの時間ではなかなか研究はすすまない。ラボから離れるのには、大きなデメリットがあるし、連れて行った学生はその分仕事が遅れる。。。いちおうMBLのグラントをとってはいるものの、それなりにコストもかかるし。。。3週間くらいは家族も連れてくるのだけど、離れている時間が増えるので、これも???というところもある。MBLのコテージはシンプルで、住みやすいとはいえないし。。。

    なんで、Woods holeに来るのか? - Ryohei’s neuroscience notes
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    symphonicworks 2011/07/11
    ここに来るようになってから、研究っていうのは、コミュニティ全体としての努力であって、一つのラボでやるもんじゃないよなあ、と感じるようにもなった/なんで、Woods holeに来るのか?- Ryohei’s neuroscience notes
  • 学会発表の基本とか - Ryohei’s neuroscience notes

    今、上海の近くにあるSuzhouというところにある、コールドスプリングハーバー、アジアという学会にきている。家のロングアイランドの学会と違って、ホテルも学会室も豪華でなかなかよろしい。 さてさて、Vikingさんのところに英語発表の基について書かれていたので、それにInspireされて、少し学会発表について書いてみようか。Dukeで大学院生たちに「学会発表のしかた」を議論するクラスを受け持っているわけだし(教えているとはさすがにいえないが)。 まず、学会発表のさいに、絶対に忘れていはいけないんだけど、おもわず忘れてしまうのは、 「相手は私の研究の内容に関して、素人である」 「相手は私の研究に興味を持っているわけではない」 という事実。発表のさいに、当然、自分の研究について一番自分が知っているし、自分が一番面白いと思っている。ということで、イントロでは「なんでその研究が重要なの?」という

    学会発表の基本とか - Ryohei’s neuroscience notes
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    symphonicworks 2011/05/13
    「相手は私の研究の内容に関して、素人である」「相手は私の研究に興味を持っているわけではない」「相手を侮ってはいけない」/学会発表の基本とか - Ryohei’s neuroscience notes
  • 論文がOn lineに。 - Ryohei’s neuroscience notes

    私たちの論文がOn lineに出版された(リンク)。今回は、Dukeのプレスリリースがあったせいか、あちこちのメディアで取り上げられた。たとえば、こちらでは、画像つきのやつで、"Major clue in long-term making. You may remember the color of your loved one's eyes for years. But how?"という見出し。みたいなかんじ。さすがにこういう文章は、慣れている人が上手だね。 論文の内容は、シナプスの長期増強というシナプスでの記憶の過程において、1つのシナプスの内部における、RhoとCdc42という信号分子の活性を測定した、というもの。これまで、シナプスにおいて、たった0.1秒しか続かないカルシウム上昇がどのようにして長期に持続するシナプスの記憶を作るのかは謎であった。今回の論文では、カルシウム上昇によっ

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    symphonicworks 2011/04/08
    Local, persistent activation of Rho GTPases during plasticity of single dendritic spines/Nature http://ow.ly/4vM89 著者ブログ
  • 猫はどうやって回転するのか? - Ryohei’s neuroscience notes

    SJLとMPのお別れパーティーで話題になった、がどうやって落ちるときに下向きになれるのか、という話題。物理的に不可能?ぐーぐるさんに聞いたところ、の回転のゲージ理論という論文があることをW発見。論文中のこの漫画に大笑い。。。いや、ちょっと無理がありすぎ、というか。。。内容はよくわからんが。。。

    猫はどうやって回転するのか? - Ryohei’s neuroscience notes
    symphonicworks
    symphonicworks 2011/02/17
    猫の回転のゲージ理論という論文があることをW発見。論文中のこの漫画に大笑い/猫はどうやって回転するのか? - Ryohei’s neuroscience notes
  • サイエンスは経済とともに動く。 - Ryohei’s neuroscience notes

    経済が収縮すれば、サイエンス業界も影響は免れない。そして重要なことは、業界の「幸せ度」は、絶対的な金額ではなくて、金額の傾きに比例するということ。アメリカでも一時期サイエンスへの予算が倍になったことがあり、それにともなってサイエンティストもど〜んと増えた。でもその予算を維持できずに、減らす方向になると、(新しい)職はなくなるしグラントもとれなくなる。絶対的な金額では昔よりもはるかに多くの予算がつけられているにもかかわらず、不幸な人の割合が増える。予算を永遠に増やし続けることが出来ない以上、こういう時期は必ずやってくる。アメリカや日なら、それは今、ということになる。経済が不調なときに、今の研究者人口を維持しなければならない明確な根拠は無いと思う。とばっちりは若手のほうにきやすいのが問題なのだが。幸いなことに、NIHは問題に気がついていて、K99やR01の新規グラントシステムなど、若手にもチ

    サイエンスは経済とともに動く。 - Ryohei’s neuroscience notes
    symphonicworks
    symphonicworks 2010/12/10
    "最近の中国やシンガポールのように、経済が好調で重点的にサイエンスに予算をあげているところに、アメリカで業績をあげた研究者たちが流れている。”" サイエンスは経済とともに動く。 - Ryohei’s neuroscience notes
  • 研究費と成果の関係 - Ryohei’s neuroscience notes

    NIGMSおよびDrugmonkeyより。 NIHからもらっている研究費と成果、ここでは論文の出版数およびそのインパクトファクター(雑誌のレベルの指標)、の関係のデータ。まったくもってリニアになっていないところが面白い。研究費が年間$200K(R011つぐらい)と$800K(3−4つくらい?)の間を比べると、成果は確かにが多少上昇しているが、研究費の投入量に対してそれほど伸びているわけではないことがわかる。それどころか$1M(1億円くらいか。。。)以上の超裕福なラボでは、生産性が下がっている。。。研究業界全体の、費用対効果でいえば、複数のR01を1つのラボに集中させるより、R011つずつくらいを多くのラボに配ったほうが上がりやすいということなんだろうか。ラボの規模がある程度以上大きくなると、一人あたりの論文数が減る傾向があるだろうとは思うので、このデータは納得はできる気はする。うちのラボの

    研究費と成果の関係 - Ryohei’s neuroscience notes
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    symphonicworks 2010/10/01
    "まったくもってリニアになっていないところが面白い。" 研究費と成果の関係 - Ryohei’s neuroscience notes
  • 新しいフォーマット - Ryohei’s neuroscience notes

    最近、といっても1年も前のことだけれど、NIHは、グラントアプリケーションのフォーマットを大きく変えた。R01だと、昔は25ページだったのが、今は半分の12ページとなる。最近、自分のやろうとしていることにぴったりのRFA(Request for application)グラントをみつけたので応募しようかと思い、いまさらながら、このフォーマットについて調べてみることにした。せっかく、昔のフォーマットに慣れたのになあ〜。基的には、NIHのガイドラインに書いてあるとおりで、旧フォーマットでは Specific Aims Background and Significance Preliminary Studies/Progress Report Research Design and Methods のセクションわけで、合計25ページまで書く、というものだったのが Specific Aims

    新しいフォーマット - Ryohei’s neuroscience notes
    symphonicworks
    symphonicworks 2010/09/20
    新しいR01のフォーマットとQ&A集の紹介。勉強になります。 新しいフォーマット - Ryohei’s neuroscience notes
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