近年、多くの図書館・室で耐震工事などが行われている。新たな書庫の設置や既存の書庫の改修にあたっては、望ましい環境に関する知識の共有が求められる。新築や改修工事後の新しい環境に資料を置く場合はもちろん、書庫内の異常を早期に発見するためには、日頃からの定期的な目配りが望ましい。それぞれの図書館・室の設備に関する記録を引き継ぎ、書庫環境を改善・維持していくために、定期的にチェックすべき項目をここにまとめた。
CA1590 – 刊行物レビュー:メールマガジン『カレントアウェアネス-E』で見る2005年 / 関西館事業部図書館協力課調査情報係 インド洋大津波による図書館,文書館被害と今後の課題 1. 図書館,文書館資料の命運 営々と築かれてきた図書館,文書館の貴重で多様な収蔵品群。これらの貴重な収蔵品群が2004年12月に発生したインド洋大津波(E282参照)で目の前から消え去ってしまった。州立図書館(旧国立地方図書館)に寄贈されたばかりの新しい図書館巡回バスも流されてしまった。 インド洋大津波で震源地に最も近く,被害も甚大であったインドネシアのナングロ・アチェ州(以下アチェ州とする)。スマトラ島の北端に位置し,歴史的に海洋交易の拠点として栄え,インドネシアへのイスラム教布教はこのアチェから始まったとされるほどにアラブ世界との交流が盛んで,「メッカのベランダ」と呼ばれる。 歴史あるアチェには沢山
学習会記録(第134回) 日時:2006年2月16日(木) 出席者:12名 内容:「スマトラ沖地震による津波で被災した文書の保存・修復作業について」 発表者:進藤 達郎(滋賀大学付属図書館) 2005年12月26日から翌2006年1月1日まで約一週間、独立行政法人国際協力機構(JICA)の被災文書保存・修復プロジェクトに参加した折の作業の概要、およびアチェ州を中心としたインドネシアの現況、その他現地の図書館等についての報告を受けた。 ○津波被害文書の保存・修復作業 「バイタル・レコード(住民の生活にとって最低限必要な文書)」である土地台帳の救出と保全が目的。 インドネシア政府の要請により、JICAは2005年から継続的に人員を派遣している。 (現地では技術的支援と同時に、個人情報を扱うため第3者的立場の人間を必要としている) 特に被害の大きいアチェ州の土地台帳をインドネシア国立公文書館(ジ
日時:2009年11月28日(土)13:30〜15:30 会 場:人と防災未来センター防災未来館1階「ガイダンスルーム」 講演1:過去を受け止め、未来に生きる−震災資料の収集:保存の意義を考えながら− 発表者:岩崎信彦氏(神戸大学名誉教授) 講演2:震災資料が生まれる−震災資料収集・保存の現場から− 発表者:佐々木和子氏(神戸大学地域連携推進室) 写真は、人と防災未来センターの外観です。1995という数字が読めるでしょうか。 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターは2002年に兵庫県が設置し、財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構が運営を行っている機関です。 災害対策/専門職員の育成、災害対応の現地支援、展示、資料収集・保存、自薦的な防災研究と若手防災専門の育成、交流・ネットワーク、の6つのビジョンのもと活動をしています。 収集資料は約16万点(うち写真が12万点*1 )、センター資
文献リスト(作成日時:2011-03-12 19:55, 新規作成者:@adamasharpe) お手数ですが、デザイン全体も含めた見直し・追加のご協力を、お願いいたします。 概要に付いては、オンラインで読めないものに関しては、@adamasharpeが原文献を読んで簡単にまとめたものです。こちらも訂正などをお願いいたします。 テンプレ(案) 番号) 書誌事項 概要 法律 1)激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律 [>http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S37/S37HO150.html] 概要:第16条に公共図書館等の工事費等に関する規定がある。 ガイドブック・マニュアル 1) 書誌:文部科学省『図書館におけるリスクマネージメンントガイドブック-トラブルや災害に備えて-』2010, [>http://www.mext.go.jp/a_menu/
IFLA(International Federation of Library Associations and Institutions)は、図書館及び情報サービスに関する世界最大の国際組織で、図書館協会・図書館・関連機関など150か国・地域1500団体以上が加盟しています。IFLAの中には、資料保存をはじめ、著作権、研修・教育、国立図書館など様々なテーマを扱う組織があります。資料保存の課題に取り組む組織の一つが、IFLA/PAC(IFLA Strategic Programme on Preservation and Conservation)で、世界各地の国立図書館に置かれた16の地域センター、国内センター等が、地域性とそれぞれの得意分野を活かしながら活動を展開しています。国立国会図書館はアジア地域センターです。 IFLA/PACは、資料保存の推進のため、情報発信や協力ネットワーク
2-1 災害予防対策を行うための組織 2-2 災害発生の危険性の把握 2-2-1 過去に受けた災害と被害の確認 2-2-2 立地場所の災害の受けやすさ 2-2-2-1 地震の危険性の把握 2-2-2-2 水害の危険性の把握 2-3 建物の災害予防対策 2-3-1 耐震性 2-3-2 耐水性 2-3-3 防火性 2-4 設備の災害予防対策 2-4-1 設備の耐震対策 2-4-2 設備の浸水防止対策 2-4-3 設備の火災防止対策 2-4-4 書架の耐震、防水対策 2-5 資料の防護対策 2-5-1 資料全般の対策 2-5-2 ボックスによる保管 2-6 防災教育 2-7 防災訓練 2-8 相互応援協定 3-1 緊急対応計画 3-2 緊急対応のための組織 3-3 災害発生直前の緊急対応 3-4 災害発生後の緊急対応 3-4-1 第一発見者の対応 3-4-2 緊急対応 3-4-3 応急対応 3-
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く