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ブックマーク / blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa (7)

  • 欧州の二級国家のそれぞれの不幸・・・、マイケル・ルイス「ブーメラン」解説 : 金融日記

    明日発売される、マイケル・ルイスの新作『ブーメラン』の解説を書いたので紹介します。 ブーメラン 欧州から恐慌が返ってくる、マイケル・ルイス (著)、東江一紀 (翻訳)、藤沢数希 (解説) (Boomerang: Travels in the New Third World, Michael Lewis) 「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」 ロシアの文豪トルストイのアンナ・カレーニナの一節である。マイケル・ルイスによるユーロ危機の真相を追った書『ブーメラン』を読み終えて、僕はトルストイのこの言葉を思い出さずにはいられなかった。 『ブーメラン』は、ルイス氏が2010年に出版した世界的なベストセラーである『世紀の空売り』の続編ともいうべき作品である。前作は、サブプライム住宅ローン市場の崩壊(要するにローンで家を買った多くのアメリカ人が次々と借金を

    欧州の二級国家のそれぞれの不幸・・・、マイケル・ルイス「ブーメラン」解説 : 金融日記
  • 謎はすべて解けた!! それでも、STAP細胞は捏造です : 金融日記

    今日、小保方晴子が事件後はじめて記者会見をした。午後1時からの記者会見は、他の番組を取り止めて、全局で中継され、異様なほどの注目を浴びた。記者会見はニコニコ生放送でも配信され、累計55万人以上が視聴するなど、こちらも記録的な視聴者数となった。 涙で言葉詰まらせ「それでも、STAP現象は真実です」、産経ニュース、2014年4月9日 この分野に明るい専門家たちの意見では、今回の2時間半に及ぶ会見ではひとつも新しい情報がなかったようだ。ただ涙を流しながら、「STAP細胞はできたんです。信じて下さい」と訴え、「捏造ではありません」と連呼した。しかし、具体的な証拠となると、「ノートは機密研究なので見せられない」「再現実験に成功した第三者の名前は明かせない」「具体的なレシピは将来の研究で明らかにする」などと言って巧妙に逃げてしまう。これら全てに、すでに多くの識者が反論する記事を書いているので、ここで僕

    謎はすべて解けた!! それでも、STAP細胞は捏造です : 金融日記
  • 孫正義の秘密のアービトラージ : 金融日記

    僕は、孫正義という人物が不気味だった。一体何をしようとしているのか皆目見当がつかなかったからだ。原発事故以来、100万人以上のフォロワーを持ち、メディアでの露出も多い、孫正義は、執拗に放射能の恐怖を煽る言動を繰り返していた。それは客観的なデータで見る限り、科学的なものには、とても見えなかった。そして何より、彼のような著名人が放射能の恐怖を煽ることによって、一番の被害を受けるのは福島県民なのだ。福島県の農産物は風評被害で売れなくなった。また、孫正義をはじめとする、放射線に無知な著名人による発言は、福島県民に対する差別にさえ結びついてしまう。 確かに放射線は危険だ。ある一定量の放射線を一度に浴びると、体中の細胞のDNA(複製子)がずたずたに切断され、細胞分裂を正常にできなくなった体は、時間をかけて朽ち果てていく。原爆で放射線を体中に受けた人たち、そして、世界の核施設での偶発的な事故で被曝した人

    孫正義の秘密のアービトラージ : 金融日記
    synonymous
    synonymous 2011/07/01
    孫正義に進言する藤沢
  • 日本は優秀な政策立案者のサラリーが安すぎるんじゃないか? : 金融日記

    昨日、田原総一郎氏のコラムの中にでてくる経産省のレポートのドラフトに関してツイッターで言及したら、すぐさまフォロワーの方がレポートを見つけてくれた。 このレポートは非常によくできていたので、瞬く間にツイッターの世界で広がっていった。 日の産業を巡る現状と課題、経済産業省、平成22年2月 詳細は各自読んでいただきたいのだが、僕はこのレポートは日の現状を非常に的確に分析していると思う。 経産省の調査能力に大いに感心した。 しかしこういった的確な現状認識に基づく提言が、あまりにも残念なので考え込んでしまった。 結局のところ経産省主導の産業政策のプロパガンダであり、そういった発想では日の閉塞感を打ち破れないのはあまりにも明白だからだ。 とはいえ高級官僚のキャリアを考えると、こういう結論になるのもいたしかたない気がしてくる。 彼らの現役時代の給料は非常に安い。 年収1000万円いかない程度だ。

    日本は優秀な政策立案者のサラリーが安すぎるんじゃないか? : 金融日記
    synonymous
    synonymous 2010/03/09
    給与はリスクに見合ったものであるべきなんじゃないですか?
  • なぜ理系の秀才はみな医学部に行くのか? ―標準的ファイナンス理論からの考察― : 金融日記

    中学受験ネタからはじまった学歴エントリーはその後様々なブログで引用され、大いにその是非が議論された。 たった数日の間に合わせて600近くのコメントがついたのは、多くの日人の心に受験勉強の思い出がいかに深く刻み込まれているかの証左であろう。 しかし、その後、議論は思わぬ方向に進展した。 日では、このような受験を勝ち抜く秀才の多くが、医師や弁護士という国家資格に向かい、必ずしもグローバル経済の中でますます熾烈さを増す技術開発やビジネスの国際競争に、その才能が活かされていないという問題提起である。 医師の仕事の多くが厚生省の官僚と製薬会社によって定型化されており、必ずしも理数系の才能が必要とされるわけではない。 また、外科手術のような分野は、受験勉強の才能より、手先の器用さといった素養がより重要であることはいうまでもなかろう。 弁護士の仕事にしたって、ほとんどの業務は犬もわないような内輪げ

    なぜ理系の秀才はみな医学部に行くのか? ―標準的ファイナンス理論からの考察― : 金融日記
    synonymous
    synonymous 2010/02/18
    あのね、大人になってもね「なんで医学部に行かなかったの?」って言われるのよ。困ったものだわ。
  • 世界は本当に働かなくても食っていけるほど生産性が向上したのだろうか? その1 : 金融日記

    こんにちは。 藤沢Kazuです。 さて、今日は世界の質的な問題に関して考えてみたいと思います。 僕はぼんやりだけどずっと思っていた疑問があります。 それは「ひょっとしたら今の世界は技術革新が進みすぎていて、実はほんの一部のひとが働けば、あるいは、みんながほんの少しの期間だけ働けば、世界中のひとがっていけるほど生産性が向上しているのではないか?」と言う疑問です。 と言うのも、僕は生まれてこの方、ひとのためになったと言う仕事をしたことがありません。 言ってみれば全部、虚業です。 大学を卒業するまでは、適当に勉強して、アルバイトして遊ぶと言う生活です。 アルバイトはプログラマーとかしてたのですが、そこで作ってたものは、テレビゲームの通販サイトを作るとか、クリックしたら広告料がもらえるシステムを作るとか、よく考えたら、そんなものあってもなくても人間の生活には全く困らないようなものばかりです。

    世界は本当に働かなくても食っていけるほど生産性が向上したのだろうか? その1 : 金融日記
    synonymous
    synonymous 2009/01/08
    吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」を読みなさい。もし読んでいないのならば、話になりません。
  • この10年で日本社会で最も変わったこと : 金融日記

    こんばんは。藤沢Kazuです。 さて、今日はこの10年の間に日で最も変わったことと言われれば皆さんは何を思い浮かべますか? 年功序列の崩壊ですか? 格差の広がりですか? グローバリゼーションですか? 僕は、おそらくこの10年間で日で最も変わったことは、AV女優の飛躍的なレベルの向上だと思います。 僕はAVにあまり詳しくなく、AV女優の名前はほとんど知らないことを白状しなければいけませんが、それでもラブホに行ったときや、インターネットの動画なんかでたまに見ていますから、それなりにいろいろと理解しているつもりです。 みなさん、ちょっと10年ぐらい前の日のAVを思い出してください。 出てくる女優はふつうのおばさんばっかりだったのではないでしょうか? しかも、プレイも普通のものが多かったようです。 ちょっと可愛い女優なら、すぐに週刊誌なんかに取り上げられ、世間の注目を集めることが出来ました。

    この10年で日本社会で最も変わったこと : 金融日記
    synonymous
    synonymous 2007/05/29
    AVなんざ、屁ですよ屁。
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