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ブックマーク / wallerstein.hatenadiary.org (34)

  • アイヌ勘定 - 我が九条

    鮭を商う時に「はじめ、1・・・10、おわり」と言って二匹ちょろまかす。落語の時蕎麦みたいなこの商い方法を「アイヌ勘定」といい、和人(アイヌ以外の「日人」のこと)の非道さを見事に言い表している。これがひどくなると、和人からの交易の品はふるぼけた漆器や粗悪な刀などを高価に売りさばき、中には竹光を「抜いたら罰が当たる」と言って売りつけたひどい和人商人もいたという。このような極悪非道な和人との交易で原始共産制社会に生きていた純朴なアイヌは滅亡の淵に立たされた。 などという言説を時々目にする。これほどアイヌをバカにした言説はない。このような「純朴なアイヌ」像の解体が必要である。 我が身に引きつければわかりやすい話なのだが、ブランド物、あれも一種の搾取だ。私は阪神タイガースのグッズをかなり高価で買う。単なるクリアファイルであれば一枚十円で手に入る。それを百円以上で買うのだ。タイガースのマークが入った

    アイヌ勘定 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2014/09/20
    “江戸時代にアイヌが大きく人口を減らしたのは、和人によるアイヌの虐殺があったから、ではない。もっと陰惨な事態が進行していたのだ。”
  • 天皇の代数 - 我が九条

    天皇の代数は難しい。125代目と言えば簡単だが、昔からいろいろな数え方が存在する。 南北朝時代には神功皇后を歴代に数えていた。逆に弘文天皇と淳仁天皇と仲恭天皇は歴代に数えない。従って後醍醐天皇は何代目か、と言えば、現代では96代目となるだろうが、南北朝時代には94代目である。 肝心の南北朝時代の天皇だが、現代の、特に自分が発起人を務める教科書を決算委員会の場で採択するように圧力をかける政治家は次の様にしか考えないだろう。 後醍醐−後村上−長慶−後亀山 しかし当たり前だが、今上天皇は後亀山の子孫ではない。室町時代には自分が擁立する天皇の先祖を持ち上げ、自分が擁立する天皇に反逆し、天皇を僭称した不届き者は天皇とは扱わなかった。室町時代の天皇の代数は次のように意識されていた。 後醍醐−光厳−後醍醐(重祚)−光明−崇光−後光厳−後円融−後小松−称光−後花園 ちなみに今上天皇は崇光−栄仁親王−貞成親

    天皇の代数 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2011/06/09
    天皇の代数を言いきることが一つの政治的立場表明であり、それこそが主な目的であることは明らかなので、こんな批判が利くとは思えないけれど、観衆に知らしめる役割はあるだろう。
  • 西の巨人への道 - 我が九条−麗しの国日本

    FA制度が導入され、「金満球団」と揶揄される巨人に有力選手が集中する傾向が強まった。資金を投入してFA選手をかき集めるか、資金を節約して選手の育成を重視するか。前者の代表は巨人であり、パリーグや広島・ヤクルト・中日から落合博満・広澤克実・清原和博・江藤智といった他球団の4番、川口和久・河野博文・工藤公康・前田幸長といったエース級を次々と獲得していった。同じく資金に余裕のある阪神も主としてオリックスから石嶺和彦・山沖之彦を獲得していたが、いずれもあまり活躍せず、FAでの補強に成功したとはいえなかった。阪神は育成も出来ず、FAによる戦力補強も出来ず、外国人獲得による補強も出来ず、下位に低迷していた。 99年、阪神に転機が訪れる。80年代はお荷物球団だったヤクルトスワローズを90年代に常勝軍団に変貌させた野村克也を招聘したのである。これまでほとんどOBで占められていた監督人事に他球団のOBが入る

    西の巨人への道 - 我が九条−麗しの国日本
    synonymous
    synonymous 2009/10/28
    お金で野球をやる時代。
  • 我が九条

    今日は三条ー七条地下化30年。ということで作りかけのジオラマを慌てて完成させた。 塾に通勤の途中、阪龍門文庫の『庭訓往来注』を見ていると「夷鮭、唐鮭ト別也」とある。家に帰って「節用集」を見ると「塩引、干鮭」とある。伏見宮家が室町将軍家に大盤振る舞いしていたのは越後の塩引か。蝦夷地産として論文を書いてきた俺、ピンチwしかも締め切りは今日!!大ピンチwww 風呂入ってこれを切り抜ける道を見つけ、今始末しているところ。どうやって切り抜けたのかは現物をお楽しみに(誰が?) 疋は貨幣単位。例えば鎌倉時代だと1疋が30文。干鮭のことを「カラサケ」などとは言わない。そもそも「干」に「から」などという読みはない。ここは「唐の酒」と読むのが自然。無知を自分の思い込みでカバーしても正しい答えは出ないぞ。 unko大先生のこの金言を胸に「無知を思い込みでカバー」する室町時代人を厳しく指弾する連載。まだまだ続く

    我が九条
    synonymous
    synonymous 2009/07/01
    九条ブログ
  • 武士道 - 我が九条

    朝日新聞の日付け夕刊。 高橋昌明氏のコメントを採っている。 「素朴で剛健」という武士のイメージは、「華美で柔弱」という貴族のそれと表裏。だが、これは武士が貴族から政権を奪取した歴史を正当化し、武士の「貴族化」を戒めるため、江戸時代につくられたものだ 退廃的な古代ローマ社会をゲルマンの強壮な戦士らが打ち倒し、騎士らが支配する封建社会を経て近代社会が生まれるとの西欧の歴史像を日にも見いだし、日は西欧列強と同じ発展のみちすじをたどったと主張した。その影響は、現在の歴史学にも根強く残っている 戦後のマルクス主義史学にもそれは受け継がれ、特に石母田正の領主制理論はかなり西欧の封建制を意識したものであった。このような歴史学の「脱亜」的傾向については改めて論じ直すべきだが、とりあえず私の今の見通しを述べるならば、私が近衛基平にこだわるのには、高橋氏が指摘した武士と貴族の関係について再検討しようとい

    武士道 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2008/01/13
    歴史学的に確定されたことであっても、修正主義の標的とされることはしばしばあることなので、このような記事には価値がある。
  • 著作権問題 - 我が九条

    某中学の2006年度の問題を受験指導で使おうとしたら、第2問が文省略だった。別役実氏の評論文である。2006年度の問題ということは、2006年1月に出題された問題であり、この年、別役実氏は「日ビジュアル著作権協会」の活動に賛同し、四谷大塚や日能研を訴えていることで知られている。2006年に実施された共通テストでも別役氏の評論文を使い、その結果赤などでは第一問の評論の文が削除される、という事態が起こっている。 少し前に著作権の問題でテキスト*1が大幅に差し替えられる、ということがあった。教材会社が年度途中で慌てて差し替えたのだ。これは受験業界の著作権問題に対する鈍感さを象徴するものではある*2が、今までのテキストを廃棄して新たなテキストを作り直した方がましなくらい、削除された作家の著作権料が高い、ということでもあるのだろう。新たに採用された作家にも当然著作権料は支払われているはずだか

    著作権問題 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2007/12/19
    試験問題の出題文と著作権。
  • ネタにマジレス - 我が九条

    東国原知事の「徴兵」発言。とにかく評判が悪そうだ。左派からは当然だろう。「徴兵」という言葉に脊髄反射すれば、その発言は「戦争を正当化するのか」とか、様々な感情的な批判を惹起する。しかし「戦争」について考えている右派からも評判は芳しくない。これも当然だろう。北東アジアの緊張した情勢の中で自衛隊に腑抜けた若者を訓練する余裕まであるわけがない。嫌韓の人々からも評判は悪い。徴兵で立派な人格が作れるかどうかは「隣国を見ればわかる」そうで、確かに韓国は徴兵がある。韓国を見習え、というような東国原知事の発言は嫌韓の人々にとっては受け入れがたいかもしれない。軍事に詳しい人々の間では、徴兵制は効率が悪いそうで、志願兵制の方が軍事力と言う面から見れば強いようだ。確かに一般の人を訓練するのには経費がかかるので効率は悪いかも知れない。少なくとも軍事的には今の日には徴兵制を受け入れる論調は左右ともにない。 東国原

    ネタにマジレス - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2007/12/02
    マジレスこそが重要です。
  • 安倍続投の背景に関する一考察 - 我が九条

    7月29日、選挙の大勢が明らかになった時点で、赤坂プリンスホテルで森喜朗元総理・中川秀直幹事長・青木幹雄参院自民党会長が集まっていた。冒頭、選挙の総責任者である中川幹事長は「私の不徳の致すところです。申しわけございません」と頭を下げ「責任をとって幹事長を辞めます」と辞意を表明した。参院自民党、中でも津島派が壊滅した青木会長も「私も同じだよ」と同調した。ここで3人の関心は安倍晋三総理の進退の1点に絞られた。3人は自民党の獲得議席が30台なら退陣は避けられないとの結論で一致していた。「安倍君はまだ若い。今、辞めれば次のチャンスが生まれるかもしれない」という青木会長の意見に安倍後はだれなのか、という問題が浮上する。3人が異口同音に口にしたのは、「福田首相」による次期衆院選までの選挙管理内閣構想だった。「彼なら落ち着いているし、安定感がある」。ただし、福田元官房長官は71歳。福田元官房長官を評価す

    安倍続投の背景に関する一考察 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2007/08/10
    ポスト安倍をめぐって。
  • 年金問題の総括 - 我が九条

    消えた年金について、おそらく誰も安倍政権がかすめた、とは思っていないはずだ。しかしなぜ年金が大きな争点となったのだろうか。確かに年金は安倍政権の責任ではない。安倍政権に失点があるとすれば、それは長昭衆議院議員が年金問題を持ち出した時に、煽るような真似はやめてくれ、というようなことを言った、という点だろう。少なくとも当初安倍政権は年金問題に対し及び腰であったことは事実だ。しかしそれ自体もそれほど周知のことだったのだろうか。そうは思えない。安倍政権の年金政策そのものが悪いわけではない。安倍政権が不信感を持たれたのは、対応のまずさである。 象徴的なのは自民党の片山さつき衆議院議員が中心となって作成したとされるポスターだった。菅直人民主党代表代行に責任を着せるそのポスターは不評で、すぐにお蔵入りになった。問題はそのようなポスターを作る感性なのだ。年金問題を党利党略に使う、という印象を持たれたのだ

    年金問題の総括 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2007/08/03
    左派の蹉跌、右派の蹉跌。
  • 大日本帝国憲法の幻影 - 我が九条

    大日帝国憲法制定過程での論争の一幕。 森有礼と伊藤博文の枢密院における憲法論争。森が「臣民の権利および義務を憲法に書く必要はない。臣民の分際を書くことで十分だ」と発言したのに対し、伊藤が「それは憲法及び国法学を全否定する議論だ。憲法制定の第一の目的は、君権を制限し、第二の目的は人民の権利を保障することにある」と反論。 森ー伊藤論争においては、一見伊藤の方がまともな議論をしているように思われる。伊藤はヨーロッパで憲法研究を行い、その成果を活かそうとしているから、憲法が人民の権利を保障し、国家の権限を制限するために制定される、という憲法学の常識を押さえていた。実際明治から昭和にかけては国家が大日帝国憲法を嫌い、それに対して護憲派が大日帝国憲法の遵守を求めていたのだ。日では常に憲法は政府によって軽んぜられ、政府批判派によって擁護される存在であった。 上記の森ー伊藤論争だが、森は実際には伊

    大日本帝国憲法の幻影 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2007/07/18
    森有礼の天賦人権説。
  • 夜回り先生の言葉 - 我が九条

    天木直人氏のブログ「amakiblog.com - このウェブサイトは販売用です! - 政治活動 リソースおよび情報」がもうすぐ凍結される。天木直人氏のブログに寄せた「夜回り先生」こと水谷修氏の言葉が大変感銘深いものだったのでここに引用させていただく。 天木さんの、自分の信念に従って生きる生き方 とても好きです。私もそうして生きてきました。 天木さんの、この国を思う気持ち尊敬します。 平和で,すべての子どもたちが、明日を夢み、 目を輝かせている社会、何としても作りましょう。 私は 、子どもたちのもとで、子どもたちの明日を作る手伝いをしていきます。私は、教員ですから。 天木さんは、ぜひ国政でこの国を優しい国にしてください。 2007年6月19日 特にこの一行。「私は 、子どもたちのもとで、子どもたちの明日を作る手伝いをしていきます。私は、教員ですから。」

    夜回り先生の言葉 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2007/07/10
    天木に水谷。どうも受け付けないメンツだな。
  • 扇動されやすい人2 - 我が九条

    前回「だまされていたけど、真実を知った私」という扇動されやすい人の話をした。論理的な思考力を鍛える訓練をしたことがないのに、情報に触れた人が陥りがちな過ちであるが、これは何も今の学生に特有の現象ではない、と思う。 思えば私自身も学校では論理的な思考力を養う訓練は一切行なわなかったように思う。大学進学率が50%を切る、いわゆる進学校の出身ではないせいかも知れない。私がそういう訓練を受けたのは、予備校の小論文対策講座だった。 私は私大文系に進学した。もちろん小論文などない。そのせいか、論理的な思考力が欠落した学生が多かったように思う。私自身論理的な思考力がついていたとは胸を張っていうことはできない。そして概ね情報弱者である。 情報弱者で論理的な思考力が欠落しているが、その自覚のない人が大学に入って、「政治的な理由で教科書には書かれていないが、これが真の歴史である」とか、「馬鹿には理解できないが

    扇動されやすい人2 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2007/05/24
    『情報弱者で論理的な思考力が欠落しているが、その自覚のない人が大学に入って』直接関係はないですが、廣松渉が「近代を剥ぐ」なんてシリーズに関わったりしてましたな。
  • 扇動されやすい人 - 我が九条

    現在鎌倉時代の講義*1をやっている。一昨年にもやったが、今年もやっている。なぜだかテスト一発勝負はダメ、という大学で、そのくせ数百人を一つの教室に詰め込むから、講師としてはどうやってテスト以外の評価をするべきなのか、よくわからない。そこで適当な時期に小レポートを書かせている。 一昨年宝治合戦のところでレポートを書かせた。宝治合戦とは、鎌倉幕府の有力御家人であった三浦泰村が北条時頼に滅ぼされ、鎌倉幕府の政治上の大きな画期となった合戦である。一般には得宗専制への道と評価される事件だが、永井晋氏の『吾鏡を読み直す』という著書の該当箇所を読ませて、レポートを書かせた。永井晋氏は、従来の時頼黒幕説ではなく、時頼は三浦氏から安達氏への外戚の交代をスムーズに行いたいと思い、三浦泰村にも事を荒立てるつもりはなかったのだが、時頼派の強硬派安達景盛と三浦氏の強硬派三浦光村に引きずられる形で合戦に至った、とい

    扇動されやすい人 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2007/05/24
    はてブとかにもこういうのがいそう。彼らは若者でさえないかもしれない。
  • 赤木宗徳防衛庁長官と岸信介総理大臣の英断 - 我が九条

    1960年、日米安全保障条約の改定をめぐって連日全学連のデモ隊が国会を取り巻き、抗議行動を起こしていた。そして機動隊との衝突も起こっていた。樺美智子が死亡し、デモも盛り上がる。そのさなか、岸信介総理は自衛隊の出動を考えた、という。それを諌めたのが防衛庁長官の赤木宗徳であった。彼は「自衛隊を出動させることは国民の血を流すことです。同胞を撃つ事はできません」と断固はねつけた。そのうえで、「もしどうしても自衛隊を出動させるというなら、私を罷免してからにしなさい」と岸につめよったという。 この出来事について保坂正康氏は 自衛隊が出動して鎮圧することになっていたら、それ以後の自衛隊は国民の共鳴、共感を受ける事なく、憎しみの対象として存在する事になったはずだ。同時に、日に、自衛隊のような軍事組織が存続しえたか否か、疑問である。なぜなら自衛隊は首相の私兵であり、国民に銃を向ける組織である、との理解が根

    赤木宗徳防衛庁長官と岸信介総理大臣の英断 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2007/05/24
    安保闘争において、自衛隊を出動させようとした岸をいさめた赤木。
  • へぇ〜 - 我が九条

    ゲーリングのこの発言に80へぇ。ウィキペディア版。 「……もちろん、国民は戦争を望みませんよ。運がよくてもせいぜい無傷で帰ってくるぐらいしかない戦争に、貧しい農民が命を賭けようなんて思うはずがありません。一般国民は戦争を望みません。ソ連でも、イギリスでも、アメリカでも、そしてその点ではドイツでも同じことです。政策を決めるのはその国の指導者です。そして国民はつねに指導者のいいなりになるように仕向けられます。 ……反対の声があろうがなかろうが、人々を政治指導者の望むようにするのは簡単です。 国民にむかって、われわれは攻撃されかかっているのだと煽り、平和主義者に対しては、愛国心が欠けていると非難すればよいのです。そして国を更なる危険にさらす。このやりかたはどんな国でも有効ですよ。」 ちなみにはてなキーワード版。 「もちろん国民は戦争を欲しない。田舎の薄のろ百姓連中が、戦争で得られるものと言えばせ

    へぇ〜 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2007/05/19
    狂騒へと巻き込む。
  • B層 - 我が九条

    2005年の総選挙、B層という言葉が取りざたされ、有権者をバカにしている、という批判の声があった。小泉支持者はIQが低い、と言われている、というものまである。実際よく読むとそんなことは一つも言っていないことがわかるのだ。 「B層」とは、総選挙の宣伝戦略をどうするか、という問題であり、そのことを検討するために作られた模式図である。座標軸の横軸に構造改革に対する賛否を取り、右に賛成、左に反対を配置する。縦軸にIQ軸を取り、上は高い、下は低い、としたのである。そして右上、つまり構造改革に積極的でIQ軸の高い群をA、右下、つまり構造改革に積極的でIQ軸の低い群をB層、構造改革に消極的でIQ軸の高い群をC、構造改革に消極的でIQ軸の低い群を無印としたのである。そしてB層にフォーカスした選挙戦略が必要だと主張したもののように私には思えるのだ。 問題があるとすれば当然「IQ軸」という取り方であろう。私な

    B層 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2007/05/13
    『問題は野党である。野党の選挙戦略は要するにC層にフォーカスしていたのだ。ガチの野党支持者にフォーカスした選挙戦略など無意味だった。野党はそこを見誤ったのだ。』
  • 安倍氏と菅氏の集団自決をめぐる議論 - 我が九条

    これを論評する時に重要なのは、安倍氏と菅氏のどちらの議論が正しいか、ということを示すつもりはない、ということである。私の思想に近いのは、菅氏の方であり、安倍氏や伊吹氏に共感するところは基的にない。従って「どちらが正しいか」と言われれば、私は当然「菅氏が断じて正しい。安倍氏と伊吹氏の議論は話にならない」というに決まっている。そしてその意見には何の意味もない。私が安倍氏と伊吹氏を嫌っている、ということしかわからないからだ。 私が注目したのはまず伊吹氏のこの発言。 家永裁判以降の検定のあり方と言うのは、客観的な専門家の教科書に対する調査によって両論があることを一方だけ書く、ということはやらない、と。あるいは自分のイズムをもって書く、というのは認めない。 これを伊吹氏のタテマエと見る向きもあるだろうが、実は伊吹氏はずいぶん正直に答えているのだ。家永裁判にささやかながら関わりを持った私の知っている

    安倍氏と菅氏の集団自決をめぐる議論 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2007/04/26
    『実は検定官は大学院博士課程修了者の本就職までの腰かけなのだ。優秀な若手研究者が配属されている。問題はその若手研究者自体がネット世論の影響を受けて、政府よりの歴史観を持つようになっている、という現実』
  • 特異な事件 - 我が九条

    ルーシー・ブラックマンさん殺害事件、一応証拠不十分ということになったが、イギリスではまたも日人による性犯罪の問題がクローズアップされるだろう。リンゼイ・アン・ホーカーさんの事件が未解決なので、なおさらだ。 もしこの二つの事件を以て日人男性はみんな性犯罪をする、という悪意ある宣伝を行うとすれば、私はそういう人々に対し侮蔑と憐憫の情しか湧かない。もちろん同様の行為を日人が外国人に対して行っていたとしたら、その日人に激しい憤りを感ぜざるを得ない。なぜならそういう輩は日人をして軽侮と憐憫の対象に貶めているからである。

    特異な事件 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2007/04/25
    異議なし。
  • 東京都知事選雑感 - 我が九条

    浅野史郎候補に入れた人が「俺は石原は選んでないぞ」と思うのは、全く正論である。そして選挙結果に無力感を感じるのも当然である。この点外山恒一候補が絶妙の言い回しをしている。「多数決をやれば多数派が勝つ」と。そうなのだ。 問題は非都民である私が、「都民はバカな選択をした」と石原氏が勝利した選挙結果について東京都民を批判することは生産的ではない、という点である。今回の選挙結果の総括はまずもって反石原陣営の闘い方の問題点を考えるべき問題であり、石原都政に入れたことについてとやかく言ってもどうにもならないだろう。 そしてtakanofumio氏が的確に指摘している(2007-04-08 - The World according to takanofumio)通り、問題は「教育問題」だったはずだ。私が共産党の今回の行動について不信感を募らせているのは、彼らから教育問題についてどうするべきなのか、とい

    東京都知事選雑感 - 我が九条
    synonymous
    synonymous 2007/04/11
    結局、教育問題なんて誰もまじめに考えてない。だから信念が強いほうが勝つ。
  • 飛騨屋久兵衛論1 - 我が九条

    飛騨屋とクナシリ場所の関係を検討する際に、考慮すべき点が二点ある。まず一つは、クナシリアイヌ社会に破滅的な影響を及ぼした責任は免れえない、という点である。もう一つは、クナシリアイヌが飛騨屋の「収奪」や「暴力」ごときで破滅するようなやわな社会ではなかった、という点である。飛騨屋の「暴虐」にクナシリアイヌ崩壊の責任を着せる従来の見方では、クナシリアイヌ破滅の原因が矮小化されてしまうのだ。 クナシリ・メナシの蜂起以降、クナシリアイヌの人口が大幅に減少する、という歴史的事実はある。そして従来多くの論者がその原因を松前藩による大量虐殺の可能性や、飛騨屋や阿部屋などの収奪に求めているのだ。しかし実際アイヌの人口が大幅に減少したのは幕領化以降のことであり、一概に松前藩や場所請負制商人の「収奪」が原因とも決められない。 すでに種明かしをしたところであるが、アイヌ社会に起こったのは、大規模な「開発」による環

    飛騨屋久兵衛論1 - 我が九条